ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

息を長く吐こうとすれば大きく息を吸ってから吐くのが自然

2013-02-26 07:29:17 | 逆腹式呼吸

 吐く息を出来るだけ長く吐こうとすれば、出来るだけ胸いっぱいに息を吸ってから吐くのが自然です。 従って、ここでは始めに大きく息を吸いますが、吸う時には胸を膨らますときには、下腹は自然に大きく凹みます。

 始めに体の中に入っているものを吐き出すという「無」の理念を、否定するつもりはありませんが、いわゆる禅宗でのこの呼吸法は、体の生理的な自然の動きに、必ずしも良いとは私自身は感じておりません。

 禅宗でも、曹洞宗と臨済宗・黄檗宗の座禅時の呼吸の行い方は、相違します。 ここでは、これまでも私のブログ上で、述べていますので触れません。

 私は自分自身の体験から、胸で息を吸う時には、下腹の臍下丹田は気を吐きます。 胸から息を吐くとき(吐く息を体の中へ吐く)ときには、下腹の臍下丹田は気を吸います。 この動きが、私たちが生来、持っている機能の自然の動きなのです。

 息を吐く時には、拡がった胸は元に戻り、凹んでいた下腹も元の大きさに戻るのです。 その動きこそが、ごく自然の動きなのです。