ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

大学に8年間在籍した人を採用したというナムコ

2013-02-06 08:28:54 | 社会・経済

 先日、30数年来の友人の会社にいる猿川直人という方に初めてお会いしたので、出身地から色々聞きました。 猿川さんは、鹿児島の高校で柔道をしていました。 体は大きくありませんでしたが、九州では名前が知られた存在でした。

 大学は、柔道が強かったせいもありますが、あちこちの大学から入学の誘いがあったにもかかわらず、貿易学科のある拓殖大学に入学し、第2外国語でインドネシア語を選択したことから、インドネシアの留学生会館の皿洗いのバイトをしながら、卒業しました。

 大阪の万博では通訳で参加し、その後も何かと通訳の仕事を通して、多方面の関係者と知り合いになったそうです。

 卒業後はナムコに入り、様々なプロジェクトに参加しながら、かなり経ってからオーナーの中村雅哉さんの肝いりで、日活の再建に参加することになりました。 日活というか映画業界の組合活動は厳しく、経営再建の舵取りはなかなか上手くはいかなかったようです。

 映画の企画・製作に携わり、日本を代表する監督や俳優と作品づくりをするうちに、モントリオール映画祭では出席できなかった市川崑監督に代わって出席し、主演の岸恵子さんらと赤ジュータンを歩いたということでした。

 更に日活の経営する函館の1300人収容できるホテルの再建に入り、食材の見直しをはじめとして、真のサービスのあり方まで考え直して、半年で黒字化にすることに成功したといいます。

 その後、またナムコ本社に戻りましたが、自分のポジションがなく、しばらくして退社しました。 ナムコで多様な人材がいたほうがよいとの考えで、大学に8年間在籍した人を特定して、採用したこともあるとも聞きました。

 1年間、浪人生活をしたあと、ナムコの当時の社長と面談して、オーナーが再建した会社のフェニックス電機(現・ヘリオス・テクノ・フォールディング)に入社し、現在はランプの販売を行うルクスに席をおいて活動しています。

 結婚する前に、奥さんから私を取るか、お酒を取るかと言われて、奥さんと結婚して以来、お酒は飲まないという猿川さんのお話を、酒のツマミにしながら、楽しいひと時を過ごさせていただきました。