ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かに座っていても脳と心のエクササイズ

2013-02-19 09:42:46 | 座禅

 長く吐く呼吸を行ないながら、静かに1時間座るようになってから、早15年以上が過ぎています。 比較的早くに体の中を循環する気を感じるようになり、絶えず微細な神経が集中する脳が刺激を受けながら、毎日の生活を送っています。

 肩の力を抜き、全身をリラックッスしながら、長く吐く呼吸を行いながら、静かに座っていても、体の内部では動きを感じます。 表面的にはじっとして動かないのですが、体の内部では、神経に絡み合うように流れる経絡の中を流れる気の動きを感じます。

 人間の脳波は、普段はβ波だと云われていますが、長く吐く呼吸を行いながら座禅を行うと、α波になると云われています。 私自身の脳波を調べたことがありませんが、日常的にはα波であるような気がしています。

 α波になると、脳の状態がシーンと、水の中に潜った時に感じるような感覚になるようです。 体を動かしていると、その感じ方は弱まるのですが、静かに座っていると、その感覚はよくわかります。

 脳のエクササイズを、いつもしているような感覚になります。 情緒とか感情を感じる部分が、胸の中心にあるとされていますが、体を循環する気が、同じように胸の中心部の中丹田をも刺激しますので、クラッシック音楽を聴いていると、曲目によっては胸を痛く感じる時もあります。 ある意味では鋭敏になってきているようにも感じます。