ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

カレーの味に深みを与えるナスのようでありたい

2013-02-14 06:26:43 | 食べ物

 私の家で作るカレーには、最後にいつもナスを薄くして入れ、ナスの形がなくなるまで煮込んでから食べます。 ナスが入っているか、いないかで味がちょっと違ってくるのです。

 我が家でのカレーの作り方は、ごく一般的なものです。 なべに油を敷いてから玉ねぎを、よく炒めます。 きつね色になるぐらいまで炒めた後で、その中に肉を入れて表面が炒まったら、じゃがいもと人参を入れ、水を入れて煮込みます。

 煮込み終わったら、カレーのルーを2種類入れて、かき回せながらルーが十分、溶けるまで煮込みます。 以前は、それで食べていたのですが、最近になってナスを薄切りにして入れ、ナスが形をなくすまで煮込んでから食べるようになりました。

 ナスそのものは、ナス焼きにして、七味に醤油を加えて食べたり、油で炒めて醤油を加味して食べても、美味しいのですが、ナスそのものは、ふかふかして何か味があるような食物には感じられません。

 これが、カレーにナスを加えると、カレーの味そのものに、独特な深みを感じさせる味に変化するから不思議です。 私の存在も、そんなナスと同じような存在でありたいなあと、改めてカレーを食べながら感じるのです。