ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

毎日食事をするように深夜に1時間の座禅を行う

2013-02-02 08:01:38 | 座禅

 いつも不思議に思うのは、深夜の1時間の座禅は、毎日、食事をするように自然と起きて、なんとなく胡座を組んで、座禅を行うのです。 最近は、もっぱら長く吐く呼吸を行わないで、肺呼吸を伴わない気の呼吸である胎息で、静かに座っています。 

 肩の力を抜きリラックスし、頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで上体を維持します。 上体は床に垂直になるように座り、両膝は転倒しないように床に接します。

 一眠りした後ですので、決して眠くなることはありません。 静かに座りながら、ひたすら体の深層部までが静かになるのを待ちます。 静かではあるのですが、体の中の経絡を流れる気の動きは感じます。

 特に脳を絶えず刺激するのを感じることができます。 気の通り道である経絡は、神経の線に絡みあうように流れているため、微細な神経が集中する脳細胞への刺激が、強く感じられるのです。

 はじめは硬く強く感じられる感覚も、時間の経過と共に優しく滑らかになってきます。 個人差はあるとは思いますが、その時間が45ぐらいかかります。 そうなったときに初めて、崇高な至福感を感得できるようになります。

 連続することが必要で、30分座禅を行なって休憩し、また30分座禅を行う場合、またゼロからのスタートとなってしまうのです。 ひたすら静かになるのです。