ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

いつも肩の力を抜きリラックスし自然体の癖をつける

2013-02-22 08:31:38 | 座禅

 座禅を行うときに肩の力を抜きリラックスし、上半身が頭のてっぺんから天から引っ張られているような感覚で維持します。 この上半身の姿勢は、立っていても同じです。

 床に座っていても、胡座を組んで座ったほうが楽に感じます。 ただし、普段座るときには、普通の胡座でよいのですが。

 椅子に座っている時も、背もたれに寄りかからないように座ります。 上半身の姿勢は変わりません。 できることなら浅く座ります。 私は事務所で来客があるときには、ソファーで胡座を組んで、応対したりします。 胡座の姿勢の方が楽なので。

 座禅を始める前から比べると、どんな時も肩の力が抜けていて、いわゆる自然体でいることが多くなったようにも感じます。 従って、ほとんど肩こりというものを、感じたことがありません。 

 勿論、寝るときも、座っている時の上半身の姿勢を、そのまま後ろに倒した形で、上を向いて寝ます。 枕は羽毛で、頭と上半身の関係は変わらなく寝ます。

 両足を開き、両腕も体から離して寝ます。 手足が体にくっついているだけで、熱くて眠れなくなります。 横になって寝るのも、熱くなりますので、そのような姿勢で寝ることは、ほとんどありません。

 上に向いて寝るのが、一番楽な姿勢です。 横になって寝たり、うつ伏せで寝ることは、体が休まりにくいのです。 私の親しくしている友人に話しても、横を向いてしか寝れないというのです。 そのくせ、肩が凝ったとか云うんですが。 

 かくいう私も、いつも横を向いて寝ていたのですが、15年ぐらい前、網膜剥離で入院した時に、砂枕を顔の両側に置かれて、顔が横に向かないように、強制的させられました。 またその時、目が見えない状態の中で、看護婦さんが優しく「上を向いて寝るのが一番内蔵にはやさしいのですよ」と云われて以来、私は上に向いて寝るのが、癖になったのでした。