ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

イチョウの木の花を知る

2009-04-28 07:16:45 | 自然
 桜の花が散ると同時に、すぐに木元には花芯が落ち、道端のすそをエンジ色に染めています。 もうすぐ今度は花の実の小さなさくらんぼが落ちて、赤紫に染めるようになるだろうと想像できます。

 先日の雨と風で早朝に歩いていくと、大きなイチョウの木の下に、何やらいっぱいに落ちているものがありました。 改めてなんだろうとよく見てみると、なんだか分かりませんでした。 もしかしたらイチョウの木の花ではないかと思い、イチョウの葉の周りを見てみました。

 すると薄い萌黄色をした目立たない小さな花がありました。 これが落ちていたんだと感じました。 葉の色と殆ど同じで隠れるように花が咲いていたので、今までまったく気がつきませんでした。 よく考えてみれば、銀杏がなるので花が咲いていないほうが、不自然だったのです。

 一般的には葉っぱと違う色をした花が、咲くものと思っていますので、気がつきにくい植物もあると、改めて感じたしだいです。 いつも見ている景色でも、ゆっくり見ていくと、違った感覚になるということも知りました。