ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

植物人間化したときには様々な刺激で回復を

2009-04-09 07:09:55 | 
 深夜の1時間の座禅が終わった後に、テレビ番組を見たら「私の声が聞こえますかー植物人間からの帰還」をやっているのが分かり、早速見てみました。

 私の知人の奥さんが、人間ドックで検査をしていたら、一時的に脳に酸素がいかなくなって、植物人間になってもう10数年経ちます。 私は入院した直後に見舞いに行き、数年経ってからまた見舞いに行ったことがあります。

 脳の活動が停止したこともあり、顔は童顔のようになり、血流の流れがよいのか赤ら顔に、なっていました。 その知人は毎日のように病院に通い、声をかけ手や足をさすっては、病気の回復を願っていました。

 その後、知人に奥さんはその後どうですか、と声をかけたところ、顔の表情が時々笑ったりしますと話してくれました。

 私は座禅を通して、脳が部分的に反応しなくなったとしても、気では通じているのではないかと、常々感じておりました。 気の通りをよくするような刺激をすることにより、気の通り道(径絡)と絡み合うように近接する神経の線を刺激し、時間はかかっても脳の機能は、回復するのではないかと思っていました。

 テレビの中では、筑波大学で3人がかりで体を動かすリハビリをしている姿がありました。 6週間のリハビリで、植物人間化していた人が、口に入れた白湯を飲み込むまで回復し、自宅でのリハビリを期待できるまでになりました。

 若い少女に声をかけることにより、反応するようになり、もともと音楽好きなこともあり、自ら手で簡易ピアノで、覚えていた旋律を、たどたどしく音を出せるまでになりました。

 ベルギーでは、ある特殊な薬を飲むことにより、一時的に(30分ぐらい)意識が回復するような姿が、映し出されていました。 何故その薬が、そのような反応を示すのかは、今後の研究課題であるといっておりました。

 とても充実した深夜の時間でした。