ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胸式肺呼吸から胎息までー1

2008-08-05 14:51:55 | 逆腹式呼吸
 何故、私が生まれて初めて行った1時間の坐禅(静功)で、百会が頭の周りを、電子の輪ができたように活性化したのか、何故、自分でも分からないうちに、逆腹式呼吸を行い、1ヵ月半で臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動し、その結果として胎息まで行うようになったのか、改めて振り返って考えてみたいと思います。

 つい先日まで、普通の胸式肺呼吸を、ただ息を吸うときに、胸を膨らませて大きく吸い、したがって下腹は当然のように凹みます。 吸った息をゆっくりのどで息音を立てながら、吐いていっただけなのです。 肺に入った息が出るに従い、下腹は元に戻っただけなのです。 ゆっくり息を吐くことによって、自然と逆腹式呼吸が、出来上がっていったということです。

 それを難しく考え、息を吸ったときに下腹は凹み、息を吐いたときに下腹は膨らむ、だからそれを逆腹式呼吸というんですよ、ということになっていました。

 ゆっくり息を吐くということが、とても重要な鍵があるように思います。 息を吐ききる感じで吐いていきますが、全部吐ききると苦しくなり、無理が生じます。
 胸式肺呼吸から発展した逆腹式呼吸は、今までの呼吸を、ちょっとゆっくり吐いただけのことで、できるのです。 別段、下腹の動きは気にすることはありません。 

 私自身は、現在ほとんど肺呼吸をせず、胎息をしながらの坐禅を、楽しんでいます。 坐禅を始めたころを思い出しながら、座禅のすばらしさや、呼吸法のやり方について、思い出しながらブログを書いていることもあり、改めてこういうことだったのかと、思い返すこともあります。

 いつも深夜の坐禅時での雑念で、この坐禅のよさをどのように表現したらよいかなどと、頭をよぎります。