ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

テレビを見ながら映画を見ながら呼吸法を

2008-08-24 14:35:06 | 座禅
 先日、坐禅仲間の一人が、法事のときにお坊さんのお経を聞きながら、目を瞑って逆腹式呼吸を行っていたら、あっという間に法事が、終わってしまったという話をしてくれました。 

 私も知人の告別式に参列し、目を瞑って弔辞を聞きながら、立ちながら逆腹式呼吸を行った経験があります。 当時は、テレビを目を瞑って、座布団の上で胡坐を組み、音だけを聞きながら逆腹式呼吸をやっていました。 テレビを見ながらだと、あっという間に30分や1時間は、終わってしまいます。

 電車を待っている時間や、電車で座っては、いつも呼吸法を行っていました。 目を瞑って行えば、呼吸だけに意識は集中できるものです。 事務所では椅子に座って、ちょっとした時間に、目を瞑り、姿勢だけ上体を、頭のてっぺんが天から引っ張られているように、リラックスさせながら呼吸法を、行っていました。

 逆腹式呼吸を、日常生活のあらゆる時間を使って行うことにより、坐禅のときに、体の中へ吐く息だけに、意識を集中できるようになるのです。坐禅の時間だけ行おうとしても、なかなか意識を集中することは、難しいのが現実です。 そのためにも、普段から、ちょっとした時間を使って、逆腹式呼吸になれ、スムーズにできるようにしておくことが、大切なのです。  

 坐禅を楽しく行うためにも、是非ためしていただきたいことではあります。 私自身は、胎息をしながら映画を見たりします。