小坂鉱山―補足

2007-03-13 00:49:50 | 専門家のありよう

 20年ほど前、小坂鉱山のいわれを調べたことがある。東北一帯を歩いていて、何かを秘めているように感じたからである。
 調べてゆくにつれて次々に分かってくることは、まさに驚嘆の一語に尽きた。何でも自分たちでやってしまう、「専門」などないのである。しかも手抜きなし。 

 そのとき撮った写真の一部と、町史からの写真を紹介する。他にも紹介したいものは多々あるが(地元の大工さんが、多分、見よう見まねで格闘したトラスなど・・)・・。

 現在、小阪鉱山:同和鉱業は、鉱業から撤退し、IT機器廃棄物からレアメタルを抽出・精錬する事業に転換したと聞いている。

 なお、この調査結果は、和泉恭子氏(写真撮影者)が修士論文「産業の振興と地域の発展」(筑波大学)としてまとめている。諸データは同論文によるところが多い。彼女は、日本有数の女性パラグライダー選手でもあったが、論文をまとめた10年後の1998年、不慮の落下事故で急逝した。 

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