glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

 月桂樹と夜叉ぶし

2005-05-08 08:29:51 | Weblog
 昨日は糸を巻きをしました。友人が茶色の布を欲しいと言います。昨年秋月桂樹で染めた糸を巻きました。月桂樹は染物用にと織物仲間の一人が挿し木してくれたものです。思ったような色がでませんでした。今年の冬は暖かかったので何度か繰り返し染めたのですが思うような色にはなりません。もしかしたら触媒が力不足だったかもしれません。茶系色を出すには銅触媒を使わなくてなりません。酢酸銅は印鑑無しには買えないほど猛毒なのです。私は銅線を数年氷酢酸に漬けておきました。それを触媒としたので反応が弱かったかもしれません。
 今回はこれで諦めましょう。

 夜叉ぶしで染めた糸は茶色というより黄土色です。鉄触媒はきれいな濁りの無い灰色です。この鉄触媒も古釘を米酢につけて置いたものです。
 以前、姉と義姉と4人で高山へ旅行した時、藪に落ちている夜叉ぶしの実は夢中で拾いましたと言うか拾わせました。その後田舎へ行くと夜叉ぶしが無いか捜すのが習慣になっていました。。

 昨秋、2メートル足らずの夜叉ぶしの若木をいつもボランティアで通う川のそばの土手で見つけました。それ以来、ビニール袋を持って歩き、帰りには実を収穫しました。

 さてどんな色の布ができるのでしょう。友人がは気に入ってくれるでしょうか。草木染めは地味ですが、不思議な事に合わせた色で糸で見た時と違う色合いを醸しだすのです。


 思い出に浸りながらカラカラと糸巻きをしながら、久しぶりに静かな午後を過ごしました。
 
   
コメント (2)
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