用意した食事は手巻きずし・吸い物・サラダと蒸野菜。飯台は一つしかないのでテーブルの真ん中に置き、みんなが椅子に座ると手が届かない。居間は狭いのですが座卓を二つ置きました。真ん中に飯台を置くと一番遠いところに座った人でもちょっと身を起こすと手が届きます。手狭ということはそれなりに良いところもあります。Mは自分で作るの?と言いながら、いつもの倍は食べたでしょうか。
ご飯の量が見当つかず沢山炊いたらすし飯が余りました。私たちは食べきれませんが、子どもたちは家に帰って食べるかもしれないとシラスのふりかけを入れおにぎりにし海苔を巻ました。Nのお祝いなのにあと片づけをNに頼むのもおかしいので後片付けも私。私は疲れました。休みたいけれどまさか一人自室に閉じこもるわけにはゆきません。Nがラオス人というのはこんな時は便利です。ラオス人は居間でみんなで昼寝をするのです。Nにソファから退いてもらい私はソファの上で横になりました。Nもざぶんとを敷いて横になって休んでしました。MとTがテレビを見たりヨーヨーを奪い合ったり、図書館で借りてきたドラえもんの漫画を読んだり、大騒ぎしていましたが、我関せず私たちは休憩しました。子ども達の相手は彼らの伯父の役目。父親は買い物へ。3時近く父親がMに’いつ帰る?’と聞くと彼は夜までいると動こうとしません。
遊んでやらないと帰宅する気も起らないようなので散歩に行き、散歩の後でお汁粉を食べて家に帰ったらどうかと提案したら大喜び、N・M・T・子どもたちの伯父・私の5人で散歩へ。近くの児童公園へ行きたかったのですが、川を散歩して遠くの児童公園へ行きたいそうで遠くの公園を目指しました。N・M・Tの3人は小川に草の葉の船を流したり。魚釣りと称して落ちていた小枝や竹を小川に突っ込んだり。特にチビのTは川岸ぎりぎりまで近寄るので目が離せません。私は始終彼が背負っていたリュックを掴んでいました。
公園でNが最近の学校行事に参加した時の様子をスマホで見せてくれました。1年生全員の行事です。ハーモニカの合奏、縄跳びなどです。その他に昔の遊びというのがあってコマ回しとかお手玉とかいろいろあったそうです。
‵Mは楽しいよう(注釈:Mは楽しんでいる)。ラオスではこんなことないから、にほんはいいねえ!’ 以前聞いた話ですが、ラオスの授業には音楽や体操はないそうです。読み・書き・計算を習うだけとでした。
大人が子どもを大切にするなら日本の子どもは幸せな制度下にあると言えるでしょうが、最近児童虐待のニュースがあまりにも多くて悲しく、また、情けないです。
4時過ぎたら急にさむなり慌てて帰宅しました。帰り道、Mは新しく得た知識をいっぱい披露してくれました。例えば道端に咲いていたたんぽぽの花を取り、西洋タンポポと関東タンポポとの違いは何かとか・・・。
帰宅後急いでお汁粉を準備。Mはもち3個で2杯たべました。父親と同じ量でした。甘いものをあまり食べないTも’ごはん、ごはん’というのでおにぎりは?というと’おぎにり、おぎにり’といいなが子ども茶碗で8分目ぐらいの量の小さなおにぎりを2個も食べなした。多分、夕食はいらなかったでしょうがたまにはこんな変則も許されるでしょう。
5時過ぎ、息子家族は満足して帰ってゆきました。もちろんNにもお小遣いをあげました。