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生きること:過去と未来とエスペラントと

2006年神奈川ザメンホフ祭

2006-12-30 09:11:42 | エスペラント
 長い事お休みしました。何しろ天然酵母のパンを作ろうと思い立ちました。酵母作りに数日、パン種作り、それらをいかに増殖させるか、また冷凍保存は可能か。色々実験しました。一つの実験に数日かかってしまうのです。そんなこんなで、実験結果に私が満足するまで約一ヶ月を要してしまいました。そのうち報告したいですが、実験は成功した事だけお伝えします。

≪さてザメンホフ祭について≫

神奈川ザメンホフ祭は12月17日横浜市中区の区役所近くのZAIMと言う建物で行われました。凄い古びた建物で取り壊し寸前です。使用料が安いので来年のエスペラント世界大会の折の青年プログラムや一般公開プログラムはここで行われます。世界大会は8月4日から11日までですので関内へお出かけの際は是非覗いてみてください。
問題はトイレが和式だった事です。
 ある人は古き日本の習慣、鄙びた日本を知ってもらうことも良いのではないかとうそぶいていました。ナンヤカンヤ言ってもこのまま使用する事になるでしょう!

 さて中身です。講演やら報告やら月並みでした。1部を除いて全てエスペラントで行われました。若い人のエスペラントが奇妙という方もいましたが、知らない単語をそれなりに繕って喋る度胸の良さは喝采ものだと私は感じました。
 言葉は間違いながら上達してゆくものと言うのが私の持論です。こんな時、文法の正確さよりも伝達が正確に行われているかを問題にすべきと思います。若者の雰囲気作りや場の盛り上げ方はとても上手でした。

 特に良かったのは日本人と結婚した若い韓国女性と日本女性達の音楽プログラムでした。韓国の太鼓と三味線の合奏など楽しかったです。そこでその中の一人が作った歌が紹介されみんなで歌いました。
【Bonvenon al Japanio】(日本にいらっしゃい) という歌です。
歓迎の歌ですから歌詞は単純そのもですが会の雰囲気を大いに盛り上げました。

 しかし、私の心に残ったのはある初心者の言葉です。
 彼は長いことに日英合弁会社で働いていました。当然使用言語は英語でした。その中でいつも違和感を覚えていたと言います。彼の言う所によれば:
 英米人は相手を言い負かすことで自分の主張を通すのだといいます。当然生まれた時から英語を使っている人達が有利です。相手が五言う間に自分が口に出せる言葉は一、つまり相手の五分一ぐらいだったそうです。仕事を辞めた今、平等に話せる言葉としてエスペラントを学びだしたということでした。

 国際的な場で働く人達(これは我が子も含めてですが)に自分の英語が未熟だからうまく表現できないのではない。それは生まれた時からその言語の中で暮らした人と後から学んだ者の乗り越え難い違いなのっだと分って欲しいです・・・。つまり堂々と渡り合って欲しいです。

 ちょっと話がそれましたね。ちなみに参加者は53名でした。

つけたしですが、懇親会を同じ場所でし、食べ物と飲み物はレストランから調達しましたが、最初の話と違い飲み物も食べ物も少なかったです。ですから、今後この会場を使う方は出前はZAIMのレストランには頼まない方が良いでしょう!
コメント (4)
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