ラオスのエスペランティストを探して

　ラオスのエスペランティストを探すために沢山の方のお世話になりました。例えば’Lernu’に登録しているエスペランティストがいるとブログで教えてくれた人がいました。早速尋ねました。一番最近の人で一月前でした。そこにメッセージを送りました。後で訪ねてみると彼がLernuを訪れた時間と私がメッセージを出した時間とは２０秒ほど重なっていましたが、多分、彼がいる時には私のメッセージは届かなかったことでしょう。その後、彼がlernuを訪れた形跡はありませんしもちろん連絡もありません。初心者で２３歳とありました。こんな人にこそ会いたかったですね。

　韓国のE-istoのお世話にもなりました。彼の知り合いでブルガリアで現在エスペラント講習をしており、以前ラオスで教えた事があるという女性を介してヴィエンチャンにいるベトナム人のE-istoのアドレスもらいメールしましたが、これはまだ返事がありません。宿が決まったらもう一度便りを出して見るつもりです。

　川崎のE-istoからはラオス在住で以前　エスペラント講習を受けた方を紹介してもらいました。この方の情報が私にとってラオス訪問の為には一番役に立つものとなりました。なぜならラオスと言う国に対する認識が変わりました。

　日本で放送されるドキュメンタリーの殆どがラオスは仏教の国であり国民は優しく、微笑みの国という観点で紹介されています。一党独裁の国などということにはほとんど触れていません。
　グループその他集団で何かをするためには国の機関の承諾が必要なのです。ですから、国家の傘下に入らない限りE-istoが組織を作るのは難しいでしょうし、賄賂が横行する国（これは息子の話から推測）ではエスペラントが公的に許可を得るのは困難でしょうね。

　もし、E-istoと出会う事が出来たらまた報告します。
　

体力の減退

　昨日は小学５年生相手のボランティアでした。子ども達と展示室を歩き回ること２時間、楽しかったけどひどく疲れました。帰宅して一休み。以前はこの一休みで体力気力が回復しましたがその兆しはなく、夕食後、早くに寝てしまいました。

　かといって強壮剤など飲む気にもならないし、自然の成り行きに任せるより方法はないのでしょうね。

　昨日の帰りに買い物に行きました。新鮮な茄子が一箱(３０個ぐらいかな？)３９０円。重さも顧みず買ってしまいました。今日の一番の仕事はこれを漬ける事です。
　昨日より急に寒くなり北海道や青森では雪が降ったという事です。この寒さを予測し農家は茄子を収穫しなければならなかったのでしょう。こんなに安い値段で出荷しなければならないとは本当に気の毒です。漬物にしたり、油で揚げたりすると冷凍できます。体力の減退を嘆く前に仕事に取り掛かります！

詩人IUがわすれられる！？

先日、長崎で行われた日本大会の夕食会で同席したエスペランティストはエテルナコメンツァント（永遠なる初心者）と自己紹介しました。と言う事はそれなりに長くエスペラントと付き合っている事と思います。岡山出身でしたが岡山生まれの伊東三郎を知りませんでした。と言う事は彼の詩もしらいと言うことでしょう。
　IUとその詩が忘れられつつあるという事は私も薄々感じており、彼の詩が消えてしまうのでではないかと危惧していました。以前日本詩のついていないエスペラント詩を発表した所その市の読者はいまだに増え続け、ある詩は閲覧数が３０００を超えました。
　できるなら『IU詩詠伝』も 電子化したいとタイプ打ちしていた所、読んでもらえるなら自由に使って良いと友人を介して許可をいただいたのでパソコンに入れた中から先ずみなさんに読んでいただこうとブログに載せる事にしました。ですから、これは著作権違反ではありませんので、気にいったらみなさんも他の方に紹介ください。詩人自らがエスペラントと日本語で書くことは珍しいことです。もしかしたら初心者の詩の勉強に役立つかもしれないとも思っています。本人も初心者に読ませたいとこのような形をとったようです。
　また、発表することは怠けがちな私に早く仕事を終えよという拍車にもなるでしょう！

　　　　
　　　　（IU詩詠伝より）
Semo kaj Roso

Eta semo ĝermis
sur granda roko
foliojn malfermis
ĉe malgranda loko.

Radikojn ĝi etendis
penetriĝis profunde
kaj lokon fendiĝis
atingi ĝis la grundo.

Jen la arbo kreskis grande
homojn tion miris
ĝi floradis elegante
ĉiuj ĝin admiras.

Nun kiu ĝin preparis?
kaj kiu tiel faris?
ja tion faris viv’ sekreta
tiel mola delikata
en la semo eta.

たね　と　つゆ

小さなたねが芽をだした
盤石の岩の上で
それは葉をひろげた
やせ地の場所で

それは根をのばした
深くまでうがつように
そして岩をわった
地盤にとどくように

もう木は大きくなった
人びとはそれをふしぎがる
それは美しい花をさかす
みんなそれを感嘆する

さてだれがそれをしかけたのだろう
だれがこんなにしたのだろう
それはひみつな生命がしたのだ
あんなにやわらかいかよわい
小さなたねのなかの

講師は引退と決めていましたが

　昨日エスペラント無料セミナーは５人参加しました。４人がその場で講習受講を表明してくれました。

　４月は受講希望者がいなかったとのことまずは成功と言えるでしょう。さて、講師の問題です。もう５年になるでしょうか若い方に経験してもらったらいいと引退を表明しました。今回講師がいないというので引き受けましたが、受講者はいないかもしれないという子もちは多分にあったと思います。

　４人の中３人は結構若いのです。早くエスペラントを実践したいと思っているようです。年配の方はゆっくりが良いと言います。

　私も１０回と言う事で引き受けたので、その時間内にできる限り多くの文法的なことを伝えたいと思います。と言うのも単語の意味は辞書を見ればわかります。私も独習して苦労したのは文法でした。文法が分かれば話し方はおのずとわかるでしょう！使わなければならない教科書がありますので、それを使用しながら、文法の要所をどう伝えるか昨夜から悩んでいます。数年前の事です。ベテランと思っていたエスぺランチストに：　Estas　bona、と言う人と　Estas　bone　と言う人があるけれどどちらが正しいのかと聞かれて驚きましたが、彼女も独習者でした。

　突然息子の結婚表明で１回お休み。９回の教え方どう組み立てる？悩む所です。

今日は国際語エスペラントの無料セミナー

　今日1時15分より国際語エスペラントの無料セミナーが横浜で行われます。場所は神奈川県民センター7階：７１２号室です。　
　さてどのくらいの方が参加してくださるでしょうか。そしてどんなセミナーなのでしょうか。興味津々です。私も傍聴させてもらうことにしました。
　それ以外書くことも無いので・・・

『IU詩詠伝』より詩を一つ　（IU＝伊東三郎）

　Mi dezirus superstiĉon　

Mi dezirus superstiĉon,
Mi kliniĝus antaŭ Di’
Eĉ respektus fetiĉon
Nur promesu nun al mi
Ke portos certe ĝi feliĉon.

Tamen sobra senkonsola
Vane prendas ĝemas mi
Nun ne helpas fortvola
　　Ne racio nek pasi’
Sen esper’ mi ĝemas sola

　　Sonas voĉo ĉe l’orelo
　　 ― Helpas mi vin kontraŭ sort’,
　　― Mi estas al vi plej fidela,
― Kiu vi?
― Mi estas Mort’! (1923)

　　わたしは迷信をねがうでしょう

わたしは迷信をねがうでしょう
私は神の前にぬかづくでしょう
偶像さえもあがめるでしょう　
ただ現在それがきっと幸福をもたらすと
わたしに約束してくれるなら

けれどもさめきってなぐさめもなく
むなしくなげ（き）ためいきをつく
いまは意志の力も理性も情熱も役に立たない
希望なくひとりためいきをする

耳もとで声がする
―　わたしがあなたを助けてあげましょう
運命に抗して
―　わたしがあなたに一番忠実です
―　おまえはだれ？
―　わたしは死です！

変化は確実に・・・

　先週土曜日、ボランティアの連絡会がありました。施設の経営母体が変わるという事でした。10年、いやもう12年目に入ったでしょうか、同じことを繰り返すには学びマンネリに落ちないようにすることが必要ですが、それにも限度があると思い始めていたこの頃です。今年度でここでのボランティア生活も終っても悔いる事はないでしょう！
　世の中に変わらない物などないのです。変わらないという事は進歩しないというより後退していることが多いのです。ですから引退となっても少しも残念ではありません。私達の後に誰かがきっと新しい道を作ってゆく事でしょう。

　子ども相手の展示ボランティアはとても疲れますが、いつも新鮮で結構楽しかったです。
　今週火曜日には小学2年生の児童の案内をしました。難しい言葉を使わずに子ども達の興味をひきだすようにと気を使ったら久しぶりに疲れました。

　子どもたちの反応は正直でした。2年生ですから戦争と言う言葉が分からない子どもがいるかと思うと神奈川県になぜ米軍基地が多いかと言うことについて話す子、長崎に祖父母がいるからと原爆について話す子など認識は違いました。しかし自分の知っていることをたがいに話すということは新鮮だったようです。世界がもしも100人の村だったらと言う模型も子ども達の注意を引きました。帰る時数人の子どもが今日は楽しかったと言いました。この言葉を興味深い1日だったという言葉に解釈し、私も嬉しかったです。

　3月末でこの仕事も終わるかもしれませんが、気合を入れて楽しい時を送りたいと思っています。

　

中国におけるデモ

　中国におけるデモは初めは官制デモかと思っていました。今は反日を掲げながら民衆が不満を爆発させているように感じています。1919年に起きた五四運動を彷彿とさせます。五四運動は抗日を掲げながら、結果的に国民党政府を倒し革命を成功させる原動力になったと言われています。もし、今回のデモが暴徒化したら現政府を倒すことになるかもしれません。

　矢面に立たされる日系企業には気の毒ですが、中国当局が暴動化を抑えられないくらいデモが大きくなり暴徒化したら、反日では終わらなくなり中国政府が倒れるかもしれないのです。しかし、中国政府はこのデモを天安門事件のように力で弾圧したらどうなるのでしょう！尖閣諸島を自国領土と主張している事とぶれが生じるように思います。

　私がレーニンの理論を好きになれなかったのはプロレタリア独裁を掲げた事でした。どんな理由をつけても誰が頂点に立とうとも独裁は独裁です。永遠に保たれた独裁政権など今までありません。私は中国の民主化を願っています。

　中国国民が民主化に成功としたとしたら、北朝鮮にどんな影響を与えるのでしょうか。北朝鮮に波及することがあれば拉致された人々を救う事もできるだろうと思ってしまうのです。

　私は中国人が自分の考えや思いを表現し、中国の民主化を進めでほしいと願いながらこのデモ報道を見ています。

変化は突然に・・・

　6日間の長崎旅行は感動的でした。エスペラント日本大会を除いては！なぜならこれほど日本語だけを喋った日本大会はなかったような気がします。なぜでしょうね～。
　それでも爆心地を訪れ沢山の事を目にし、読み、知ったことは大きな収穫でした。もっと人生の早い時期に、エネルギーがある内に訪問できていたら・・・などと感じましたが過去には戻れません。以後の生き方にこの経験を生かす努力をするだけです。

　ブログに書きたいことを一杯用意して帰宅したのです。帰宅後我が家で我が家族、姉、姪、その息子とと7人でささやかな会食をしました。その会の直前、別居している息子から来月結婚することにしました、ラオスに行けますかとメールが入りました。数ヶ月前、結婚の予定はと聞いた時彼は確かに今予定はありませんと答えていたのにです。

　長崎の記憶はすべてすっ飛んでしまいました。
　ラオスに行くとしたら私にできる事は？もちろんエスペラントの為にです。
　いつだったか、ハノイでラオスの留学生が数人エスペラントを学んでいると聞いたことがありました。ハノイの友人に便りを書きました。折り返し一人のラオス人のメールアドレスが送られてきました。昨日はいそぎラオスにメールを書きましたが、かれが自分のパソコンを持っているのかそれとも他人の物を使用しているのかもわからないので読んでくれるかどうか不確かです。数日中に返事がなかったらまた別の外国のエスペランティストに聞いてみようと思います。

　今日は旅行会社に電話して航空券の手配などするつもりです。

　でも、しなければならないのは旅の手配だけではないのです。エスペラントの秋の講習会に受講者が現れたら講師をすると約束してあったのです。この準備も長崎大会が終わってからで十分と思っていたのですが・・・。

　この5年間エスペラントの本を読み、ブログを書き、気の向くままにボランティアをし、静かな余生（！）を送っていたのですが突然変化が起こりそうです。4日ほど前、ロシアのエスペランティスト夫妻から私のメールアドレスが変わっていないかと言う問い合わせが入りました。挨拶の返事をしたら、昨日、明後日に詳しい便りを出しますと便りが来ました。彼らもまた、何か新しいことを計画しているのかもしれません。必要とされるなら喜んで手助けしたいと期待して待っています。

　いま、何か変化が起こりつつある予感がします。長崎の事、原爆の事は機会があったら書くことにして当分棚上げです。

ガイドブック

　長崎で開催されるエスペラント日本大会(10/9～11)に参加するので長崎の道を歩いてみようと思いました。ですがガイドブックを買う気になりません。難点は文字の大きさです。特に地図は文字が読めないのです。
　送ってもらった観光案内の地図を拡大して印刷したら少しは見やすくなりました。

　長崎に関するホームページを探し、自分が興味ある場所だけとりだし文字を拡大しこれも印刷しました。ガイドブックはこれで充分です。歩きながらページを探す必要もありません。

　考えてみたらこんな人間が増えたら本は売れないだろうと出版社が少し気の毒になりました。

　明日は長崎に出発です！

近況

　　１０月９日～１１日に長崎で行われる日本エスペラント大会に参加するため姉が私の所に来ることは決まっていたの日数がこんなに早く過ぎるとは思ってもいませんでした。姉が寝る部屋を整理整頓をしきれいに掃除しておこうと持ったのですが・・・。まず掃除の前にした事と言えば縫いものでした。先日、国際団体の協議会が開いたフェスタでラオスのスカートが売られていました。『地球の木』と言う団体でネパールやラオス等で奨学金を出したり職業訓練をしている団体です。図々しくもラオスのスカート見せてもらいどのように身につけるかなど説明を受けたのです。そこではく予定も無いスカートを縫っておくことにしました。生地には金糸銀糸が織りこんであり、特に裾につける布はまるで西陣織のようにきらびやかです。そしてほつれやすいので縫い方を忘れないうちに縫っておこうと思ったわけです。それに、縫っておけば、私が使わなくとも誰かにつかって貰える機会はあるでしょう！　それを参考に自己流で縫ったタイ生地の巻きスカートも縫い直ししました。
　
　精一杯散らかしての掃除はなかなか大変でした。

　先日『エスペラントは遊んで歩くだけで自分の意見は発信できないかのか』と言う意味の批判をコメントで受けました。その批判に一言書かなければと思います。

　どうしても政治や宗教について話すのを遠慮する相手がいます。それはイランのような宗教的独裁国家や一党独裁の国家です。なぜなら彼らは国家の思想に沿った教育を受けており、それに反対した意見を言えば生命さえ危険にさらすことになります。ベトナムでアジア大会が開かれた際、通訳した女性が歴史やその他の国に対する説明のための単語は割合知っているのに日常会話の単語に困って色々聞きに来ました。大会後の遠足に参加し、フエなどを訪ねた時船旅がありました。その時どのようにエスペラントを勉強しているかと私が尋ねると彼女は私にエスペラントの教科書見せてくれました。川の上で読んだのですが、地理・産業・人口・民族構成・政治・宗教・社会保障などがまとめて書かれていました。こんなネタ本があったら私も日本の説明に苦労しないと思ったのですが、裏を返せばそれ以外は話せないという事です。

　先日、テレビで中国のジャーナリストが日本の政治学者と対談していました。彼に言わせると尖閣諸島は中国が日清戦争に負けたさいに日本に奪われたものだという事でした。学者は明治政府が尖閣諸島がどの国にも組み込まれていないことに気付き、日本の領土として組み込んだが、当時中国は自国の領土とはしていなかった。サンフランシスコ講和条約にも日本の領土として明記してあると言いました。するとかれは私は専門家でないので研究していませんと逃げました。日本に派遣されるほどの記者は相当な知識人だと思います。そして日本に住み、日本語ができるのですから、日本の主張も知っていると思います。　
　独裁国家に住むむ人の多数は多分国家の主張以外の返答はけっしてしないでしょう！

　最近、定年後や定年をひかえてエスペラントを学習する人が増えています。その中の多くはエスペラントを使って世界を旅行し楽しみ、その国の人々おしゃべりしたいという目的で学習するのであって自分の主義主張を世界にアピールすることを目的としている人はまれでしょう！

　エスペラントで老後を楽しく生きる事は決して非難されるべき行為ではありません。自分の人生を真面目に生き、老後を楽しもうというのはまことに結構な事と思います。言葉を覚える為に頭はフル回転します、旅行に出る為に健康には気をつけます。病院を社交場にする人達より健康的で医療費の節約という面では社会的貢献もしています。まあそれも面倒だから団体旅行に参加して旅に出る人、夫婦あるいは友人と温泉に行く人もいるでしょう。人生の最後の時期はそれぞれに楽しく過ごす権利があると思います。

　秋です。催事を二つ紹介します。

　グローバルフェスタ：今日・明日（１０/２～３）東京日比谷公園　
　　　　　　　　　　　３日１０：３０～　木村護郎さんの話　―　オレンジテント３７番

　横浜国際フェスタ　：１０月１６～１７日　エスペラントのテントは像の鼻地区
　　　　　　　　　　　最寄駅：みなとみらい線　日本大通り（小雨決行・大雨中止）

　エスペラントに興味を持っている方は是非お訪ねください！

　私も日本大会に参加します。長崎は初めてなのでゆっくり歩きたいと思います。坂の街だそうでちょっと大変そうですがのんびりと雰囲気を味あうつもりです。