真夏日36日目

 暑い。とにかく暑い。横浜では梅雨明け前の7月11日から続く真夏日(最高気温摂氏30度以上の日)が今日でついに36日目となった。横浜地方気象台によると、統計を公表している1961年以降の真夏日の連続記録は1995年の39日が最高。次いで2004年の33日だそうだから、今年は既に2004年を抜き、歴代2位の記録となっている。

 この調子で真夏日が続き新記録樹立かと思って明日の予報を見たら、最高気温28度の予報。涼しければ過ごし易くて助かるけれど、新記録達成ならずは、ちょっとがっかりだぞ。
 

 というわけで今日の一枚は、暑い中、コンクリート製の電柱にしがみついて鳴いている、アブラゼミ。樹木ならばもう少しは涼しいだろうに、ご苦労さん。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

友、遠方より来たりて「海軍珈琲」をもたらす

 学生時代の写真の仲間と10年振りに会った。そのうちに一人は広島から一晩高速バスに揺られてやってきたのだそうな。正確には先輩だが、ここは「友」とさせていただいた。心優しい先輩は、土産を持ってきてくれた。「海軍さんの珈琲」だ。先輩は広島県呉市にお住まい。呉市と言えば帝国海軍だ。だから「海軍さんの珈琲」。

 パッケージには、帝國海軍呉鎮守府發。「海軍さんの珈琲」マルR。かつて「日本の海の防人達」が愛したノスタルジックでシャレた味と香りをお楽しみ下さい。と、何ともビミョーなコピーが並ぶのだが、〆は「昴珈琲店謹製」。大日本帝国海軍航空隊御用達のコーヒーなのか。ますますビミョーだぞ。

 あっ、先輩、けちをつけているわけではなくて、言葉のお遊びに使わせていただいただけですので(^^;。さっそく明日の朝、飲ませていただきます。そうそう、お礼と言っては何ですが、昔、気になっていたと言うあの子の連絡先は、きっと調べてお知らせしますので、楽しみにお待ちください。ではでは、敬具。
 

 というわけで今日の一枚は、昴珈琲店謹製の「海軍さんの珈琲」。さすが海軍の街、呉ですね。「大和ミュージアム」のショップあたりで買えるのかしらん。
コメント ( 1 ) | Trackback (  )

写真一コマの重み

 愛読している神奈川新聞の後ろから3ページ目に、「デスクノート」というコラムと言うには余りにも短い、1/4、2段の小さな囲み記事が毎日掲載されている。

 今日の執筆は映像部の花輪氏。映像部と言うことは、まっ、カメラマンということなんだろうな。その彼曰く、
「連日紙面を飾る北京五輪。競技会場では(中略)カメラのシャッター音が鳴り響いていることでしょう。昔はフィルム1本36コマ。今ではデジタル(中略)、撮影コマ数を気にしなくていいと、ついついシャッターを押してしまうようです(郷秋<Gauche>注:シャッター(幕)を押してしまったら大変なことになります。押すのはシャッター「ボタン」です。カメラマンとは言えども報道に携わる立場であれば、表現は正確に願いたい)。(中略)取材現場で聞くシャッター音が以前より増え、無意味な連写も目立ちます。」そして最後に「(シャッターボタンを)「押す」ことが仕事ではなく「撮る」事が第一なんだと(中略)、自分に言い聞かせています。」
と結んでいる。

 まったく花輪氏の言うとおり。標準のバッテリーを装着している郷秋<Gauche>のD300でさえ、6秒間シャッターボタンを押していれば36コマ、フィルム1本分撮り終えてします。その36コマの中にはベストショットが記録されている可能性もあるけれど、もし、あったとしても、それを「撮った」のはD300であって、郷秋<Gauche>ではない。機械の仕業だ。

 だから郷秋<Gauche>は時々フィルムで撮る。D300のシャッターボタンを6秒押していれば撮れてしまう36コマ。でも、手でフィルムを巻き上げて、手でフォーカスを合わせて撮る写真は、たった1コマ撮るのに随分と時間がかかる。フレーミングは本当にこれでいいのか、露出補正はこれでいいのか、手前やバックのボケ具合を決定する絞りはこれが最良なのか・・・。考え出すとキリがなくて、そのうちにシャッターチャンスを逃して、結局撮らずじまいになってしまう。

 だからデジタルの方が良いのかと言うと、そうではない。時々フィルムで撮ることで、フレーミング、露出補正、絞り、そして再度フレーミングと、写真の基礎を確かめ直すことは、デジタルで撮り続けるためにも実に重要なことだと言うことを、あらためて気づかされるのである。せめて月に一度はフィルムで撮りたいと思うけれど、なかなかそういうゆとりがないなぁ・・・。
 

 ゆとりがないのは気持ちだけではなく、このところの写真のストックも(^^;。というわけで、苦し紛れの今日の一枚は黄色い黄花コスモス(きばなこすもす)。黄色い黄花コスモスと言うのは変な話しだが、黄花コスモスはオレンジ色の花。その花色が黄色だから「黄色い黄花コスモス」。本物の黄色いコスモスは「イエローガーデン」や「イエローキャンパス」という品種。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

帰浜

 ここ数日帰省しておりましたが、先ほど横浜に戻って来ました。ガソリン価格高騰の折ではありますが、沢山の荷物と現地での足を考えてクルマで往復しました。これまではあまり燃費のことなどは考えず、右端のレーンを走る事が多かった郷秋<Gauche>なのですが、今回は燃費重視の経済走行で、往復とも90km/h平均で走行しました。

 あまり当てにはならない燃料計で見る限り、普段の通勤時の燃費と比べると倍以上走っている感じです。高速を走行している他のクルマも以前と比べると平均速度が10~15km/hは落ちているような気がしますが、それでも90km/hで走るクルマは多くはなく、黄色いナンバーのクルマにもバンバン追い越されながらの走行でした。
 

 今日の一枚は、実家の庭で咲いていた紫色のマーガレットのような花。いつの間にか生えてきたとかで、実家でも花の名前はわからないとのこと。どなたかこの花の名前をご存じありませんか?と言いながら、葉が写っていない、花だけの写真では同定が難しいでしょうか。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

狐の剃刀

 今年もお盆前のすみよしの森の何ヶ所かで、狐の剃刀(きつねのかみそり)が咲き出しました。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

マイクロフォーサーズシステム

 オリンパスがフォーサーズ(4/3型)の撮像素子を使用する新たな規格、「マイクロフォーサーズシステム」を発表した。これまでのフォーサーズシステムに比べて、フランジバック(レンズマウントのレンズ装着面から撮像素子(CCDやCMOS)までの距離を半分の約20mm程になっているのが特徴である。新しい規格の成否はこれを採用するメーカーを何社取り込めるかによるわけだけれど、その点については明かされていない。

 フランジバックが20mmということは、いくら小さな撮像素子を使用するにしてもミラーボックスは入らないだろ。と言うことは、このマイクロフォーサーズシステムを使って一眼レフを作ることはできないだろうな。だとすると電子ビューファインダーを搭載したカメラ、つまり、世に言う「コンデジ」だけれどレンズ交換ができるモノ、と言うことになるのか。あるいはこれまでになかったまったく新しいタイプのカメラになるのか。

 どうせならレフレックスにならないなら、レンジファインダーを搭載し、小さいけれど高級なレンジファインダー方式デジタルカメラを作ってくれないかな。これなら郷秋<Gauche>も買うかも。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、瑠璃茉莉(ルリマツリ)。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

消雨ロケット

 北京オリンピックの開会式開催時間・場所で雨が降らないように、1104発もの消雨ロケットを打ち上げたそうな。消雨とは言っても、雨を消すのではなく、ロケットを打ち上げて上空の雨雲の中に薬剤を散布し、先に降らせてしまもののようである。

 開会式開催時間・場所に雨が降らなかったのは良いが、北京市郊外で集中豪雨があったとか。「こちら立てればあちら立たず」であるが、郷秋<Gauche>が気になったのは、打ち上げたロケットの落下被害である。

 地球の引力を振り払う程のロケットなら心配はないが、空に向って打ち《投げ》上げたものは必ずいつかは地上に落下する。ロケットというなら、少なくても全長数メートル以上の大きさで、金属でできていることだろ。だとしたら、そんなものが1104個も空から降ってきたらどうなるんだ?少なくとも、日本の都市部でそんな物が降ってきたらえらいことになるぞ。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、近所のお宅の玄関先を彩っていた花。この手の花の名前はサッパリわかりません(^^;。
コメント ( 1 ) | Trackback (  )

インド製アルト?!

 スズキが、今年のパリ・モーターショーにインド製の『アルト』を出品するらしい。
 『アルト』と云えば「軽自動車中興の祖」のような存在だが、スズキからのリリースによれば「欧州でA-セグメントに分類されるコンパクトなボディ」とのこと。えっ?「軽」じゃないの?

 クルマのスペック等については何も発表になっていないので、果たして日本の「軽規格」のものなのか、エンジンも含め、軽規格にはとらわれずに開発されたものなのかどうかは不明である。が、なかなかチャーミングなそのスタイルは、高感度、結構高いぞ。

 詳しくはこちらをご覧あれ。

例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、野萓草(のかんぞう)。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ハイオク、200円台間近

 郷秋<Gauche>の通勤経路上にある幾つかのガソリンスタンドに出ているハイオクの価格はどれも192円。

 そんなスタンドの一つの価格の電光掲示板の数字が点灯していないのに数日前に気がついた。価格高騰により買い控えの影響で店じまいでもしたのかと思ったら、今日の帰りにはちゃんと192円の表示がされていた。通りざまに横目でチラリと見たところでは、これまで100円台には「1」しか表示できなかった電光価格掲示板を、999円まで表示できるように改造していたようなのである。

 10年ほどまえだろうか、ハイオクが99円程度まで値下がりした時期があったが(レギュラーの勘違いかもしれないが、とにかく1Lの価格が100円を切った時期があった。それが今や200円の大台に乗ろうとしているのである。だれもがこんなに急激ガソリン価格が高騰しようなどとは考えていなかったから、コスト抑制のために100円台は「1」しか表示できない電光掲示板を造ったんだな。

 ところがところが、200円台目前になった。これのままでは1L当たりの価格の表示ができないことから、100円台にも0から9までの数字が表示できるよう改造したわけだ。まっ、200円台に入るくらいまでなら何とか許せるけれど、300円台とか言うのは止めてもらいたいものである。福田さん、しっかり してよ!


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、近所のお宅の庭先で咲いていたポーチュラカ。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

地球温暖化とリンゴの関係

 44万トンと、全国一の生産量を誇る青森のリンゴ。二位は18万トンの長野県。
これまでは、平均気温の差から、11~12月は長野県産、それ以降に青森県産が出荷されるというように、棲み分けができていたのだそうだが、この20年間で弘前市の平均気温が9.55度から10.52度に上昇したことにより青森県産リンゴの出荷時期早まり、市場において長野県産とが青森県産とが競合するようになってきているとのこと。

 危機感をもった長野県では、青森県産よりも早く収穫ができ、かつ単価も高い品種への移行を検討しているのだという。そういう意味では果樹王国、福島県(大雑把に言えば、ミカン以外の果物はすべて採れる。特にサクランボ、桃、柿、梨は全国でも有数の産地。って、今日もまた強引に福島引水だ)も同じだろうな。ことリンゴに限ってみても、青森県産や長野県産と競合しない品種への転換が急務なんだろう。

 地球温暖化の影響により、ブドウの栽培品種を替えなければならなくなってきていると、昨年末にブルゴーニュのドメーヌ・シュブロの若き当主に直接お聞きした。そのときには、まさしく遠い国の話として聞いていたのだが、リンゴのこととなると実に身近な話しである。20年間で1度。たかが1度、されど1度である。20年で気温が1度上昇したら、100年後には5度の気温上昇となる。これは大事だぞ。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、朝の仕事を終えて家路を辿る老農婦。(すみよしの森にて)
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

どうする、福島空港

 JAL(日本航空)が今年度中に21路線を廃止又は減便することが新聞各紙で報道されている。もっともこの問題はひと月ほど前に浮上し、関係する自治体では既に大きな問題となっていた。

 現在一日8便が運行されている福島空港では、JALの大阪便(関西および伊丹各1便)およびJTA(日本トランスオーシャン航空)の那覇便、計3便が廃止となり、便数がほぼ半減となるなど県の経済に与える影響が大きいことから、知事自ら上京し陳情するなどしていたが、減便の計画が覆ることはなかったようである。

 もともと需要が多いとは思えなかった場所に設置した空港であることから、早晩このようなことになるのではないかと思ってはいたけれど、航空燃料の急激な高騰がその時期を早めたとも言えるようだ。

 特に福島-大阪便はIBEX(アイベックスエアラインズ)がANA(全日本空輸)と共同で3便(いずれも伊丹便)を運行しているダブルトラック(同じ路線で2社が運行していることをダブルトラック、3社運行の場合にはトリプルトラックという)となっているが、IBEX-ANAが50席のCRJ200で運行しているのに対してJALは150席の737-400を使用している。

 この席数と運行頻度が、IBEX-ANAは残りJALは撤退と言う結果を生んでいるように思える。時代は小型機による多頻度運行であるが、JALはこのニーズに応えられなかったということなのだろう。JALが大阪便から撤退することから、IBEX-ANA便の搭乗率は向上し、同時に収益率も改善されることだろう。ANAとJALの企業体質を見るかのようである。

 ANAとJALの問題はさておき、問題は福島空港である。国内線が日に8便(既述の他にANAの新千歳便が2便)、国際線が週に7便(ソウル5便・上海2便)の地方空港から国内線が3便なくなってしまうのだから、空港の存続にも関る大事。知事自ら陳情のために上京するだけのことはあるわけだ。

 しかしだ、国内線や近距離国際線なら747(ジャンボジェット)も就航できる(燃料満載の長距離便の離着陸は無理なはず)60m幅、2500mの滑走路が、まったく宝の持ち腐れだなぁ・・・。

注:何故唐突に福島空港なのかといぶかる方もおいでかも知れませんが、郷秋<Gauche>のふるさとが福島だから。つまりそういうことで、福島ネタの多い「郷秋<Gauche>の独り言」なのであります。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、なるせの森で撮影した「深山風」の写真。同じ場所で紅葉の時期に撮ったものはこれまでにもご覧いただいていますが、緑の濃い時期の写真は初登場だと思います。ちょっと涼しげで、いいでしょう?
コメント ( 1 ) | Trackback (  )

恵の雨

 一週間前にも「恵の雨、だけれども・・・」と書いたが、またしても痛ましい事故。雨は本来、地面に浸み込んで長い時間をかけて川に注ぎそして海に至るもの。そもそも、いたるところをコンクリートやアスファルトで固めておいて、下水(排水路)整備さえすればよいという考え方が間違っているのではないだろうか。

 そうは云っても雨が降らないと農作物をはじめとする植物は困ってしまう。今日の夕方、少しばかり遠回りして恩田の森の田んぼや畑を眺めながら帰ってきたけれど、稲も畑の作物も樹木も、みんな嬉しそうだった。勿論我が家のトマトやきゅうり、そして幾本かも樹木も。


今日の一枚は、我が家の畑で採れたトマトときゅうりと茗荷。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

SHIGERU KAWAI

 河合滋。河合楽器製造の創設者・初代社長の娘婿にして河合楽器製造の二代目社長。我が国のピアノの普及に尽くした人物であるが、その名を冠したピアノがある。

 河合楽器製造のグラドピアノシリーズの「SHIGERU KAWAI」がそれ。カワイのピアノ製造技術のすべてを注ぎ込んだモデルで、家庭・個人用の小さい「2」から「7」までと、コンサート用(フルコンサート)のEXがある。EXは国内のみならず世界の権威あるコンクールでも使用される名器であるが、SHIGERU KAWAIシリーズの最高峰にSK-EXがある。並みのEXには約1000万円のプライスタグが付けられているが、SK-EXはその6割増しの価格。「2」から「7」までの家庭・個人用も同様に、スタンダードなRXシリーズの5割増し程の価格である。

 昨日、そのSK-EXを使った、チェロとピアノの小さなコンサートをカワイ表参道の2階にあるコンサートサロン「パウゼ」で聴いてきた。その音については、馬脚をお見せするのもなんなので、書かない。代わりに、側面に描かれた美しいレタリングでご勘弁願いたい。ただしこのレタリング、カタログにあるSK-EXのものよりずっと大きなものなので、ショールーム用に特別に描かれたものかも知れない。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

流れはマクラーレンへ

 ハミルトンが3連続ポールポジション。そして隣なりにはヘイキ・コバライネン。流れは完全にマクラーレンへ。
 前戦、大事故を起こしたティモ・グロックが自己最高の5番手。ライッコネンはミスもあったようだが、まさかの6番。
 ピケJr.は結果10番手だが、プラクティスではアロンソを上回るタイムを出し、ドイツの2位がフロックではないことをアピール。
 我らが中嶋はと言えば、すっかり定位置の17番手発進。一発の速さが欲しいのだが、これが彼の実力か。


なるせの森の青田。雑木林の向こうに見える田んぼは如何にも涼しげです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

鹿の子百合

 花の斑点を鹿子絞りに見立てての命名のようです。四国・九州の山地に自生していますが、自生地では盗掘が横行し、絶滅が心配されているようです。

 江戸時代末期にシーボルトがヨーロッパにもたらし、その美しさが絶賛されたようです。シーボルトと言うと紫陽花が有名ですが、他に彼がヨーロッパに紹介した植物にはどんなものがあるのでしょうか。


 すみよしの森の竹林で咲いているのを昨年みつけたのですが、今年も同じ場所で咲いていました。昨年よりも花の数が多いようです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ 次ページ »