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父の残したもの

父が逝って三回目の正月。
当たり前ですが、実家のそこここに父が生きていた頃の名残にあります。だからなのでしょうか、二年半が経った今も父はもういないのだと云うことが信じられない私がおります。六十年以上連れ添った母はなおさらでしょうね。

と云う訳で今日の一枚は父が残したもの、父が彫ったお面「ひょっとこひょつとことおかめ」。定年退職してから面打ちにはまり、能面、神楽面、狂言の面など随分たくさん作っていました。同時に二つ作り、出来上がると一つは自宅の鴨居に掛け、もう一つはどなたかに差し上げていたようです。あるいはその頃から自分の生きた証を残そうとしていたのかも知れません。

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