郷秋<Gauche>、鳥を撮る(その二)

「鳥撮り」の撮影のスタイルは、歩き回って被写体を探す風景や草花の写真とは随分と違う。つまり、被写体となる鳥が来そうな場所に陣取ることが良い鳥の写真のためには第一の条件となるようなのである。三脚に100万円クラスの超望遠レンズを装着したカメラを据え(価格からも云っても大きさから云っても「カメラ本体を装着した超望遠レンズを据え」の方がより正確な表現かも知れない)ピントも所謂「置きピン」で、狙った場所に鳥が来るのを待つのである。

 

そう云ったスタイルの「鳥撮り軍団」に何度か遭遇したことがある。たいていは馴染の連中が良い場所を抑え、新顔や飛び入りは端の方にようやく三脚を立てる場所を見つけるのである。よい場所にカメラ、元へ、カメラを着けたレンズを据えて大御所は赤外線リモコンの子機をもってやや離れた場所に置いた椅子にふんずり返って、仲間とおしゃべりしながら鳥が来るのをひたすら待つのである。何かに似ていると思って思い当たったのが「釣り」である。結果として来るか来ないかわからない魚を、来そうだと思う場所に釣り糸を下げて日がな一日待つ釣りと同じである。

 

まつ、こんな撮り方をするのは必ずしも一般的ではないかも知れないけれど、少なくともこう云った「鳥撮り軍団」に、郷秋<Gauche>が数度と云わず遭遇したのは事実である。

 

 

今日の一枚は、昨日に続いて恩田の森唯一の水系、奈良川で撮った、郷秋<Gauche>にしては珍しい、鳥(小鷺)の写真である。ちなみに郷秋<Gauche>は毎週の恩田の森での撮影には三脚は持っていかない。一脚は常に持参しているが、めったに使わない。これも手持ちであるが、15分程粘った末の一枚である。

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恩田の森、更新

 昨日、恩田の森で撮影いたしました写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
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