唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
D800 Design Concept
Tecnofotografiaに面白いものがあった(see here)。Nikon(ニコン)D800(云わずと知れたD700の後継機である)のデザインコンセプトモデルである。所謂PhotoShopedだが、なかなか良くできている。
目新しいところではモニターがカメラ本体から完全に分離できるワイヤレスタイプとなっている。このタイプのモニターはニコンが特許を取ったと云う記事を暫く前にネット上のどこかで見た記憶がある。確かに便利そうではあるが、バッテリーの寿命を考えると、本体のモニターはそのままにして、オプションでストレージ機能を持ったワイヤレスのモニターを用意するのが現実的ではないかと郷秋<Gauche>は思う。
もう一つの特徴はグリップ部が回転する所謂スイベル方式であることだ。ニコンはかつてコンパクトタイプのデジタルカメラにおいて熱心にスイベルタイプのモデルを展開していたから、DSLR(デジタル方式一眼レフ)においてもスイベル方式を採用する可能性はあるかも知れないな。
DSLRにスイベル方式を導入する理由は簡単で動画撮影時の自由度を増すためである。静止画像の撮影ならば一瞬だけ被写体にレンズが向けば用足りるが、動画撮影の場合には少なくとも数秒はレンズを被写体に向けなければならない。そうなるとスイベル方式は確かに便利そうである。
さて、その回転するグリップのラバーが自分の手(指)の形に合ったものに交換可能なのも目新しいい。グリップが回転し常にしっかりグリップを握ることが可能ならばこそこのアイディアは生きてくるわけだが、ぴったりフィットする程でなくてもいいから、わざわざサービスステーションに出さずともグリップのゴムを交換できるようになると便利だと郷秋<Gauche>は思うぞ。
しかしこのD800 Design Concept、D700の後継機ならばイメージセンサーはフルサイズ、ニコンが云うところのFXのはずだが、何故かレンズはAPS-Cセンサー専用のAF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-EDらしきレンズが装着されている。見栄えが良いからなのかどうか知らないが、どう考えても不思議だぞ。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、制作依頼のあったコンサートのプログラム用に加工した「ミズキ若葉」。余分なものを消し去り色鮮やかに加工してみた。コンサートのタイトルが「森のスプリング・コンサート」だから、まっ、こんな雰囲気がシンプルで似合うかな?