「Nikon DSLRの系譜」2011年2月版

 昨年も2月にご覧いただいた「Nikon DSLRの系譜」(see here)の2011年版の登場である。2010年は結局D3100D70002機種しか登場しなかったので、なんとなくそのままにしておいたのだが、正月休みの暇にまかせて2011年版を作り始めたのだが、飲むのと昼寝とで案外忙しくて頓挫。ようやく先週完成したものである。事実の羅列だけではつまらないだろうと、2011年に登場しそうな(して欲しい)モデルの情報も勝手に書き込んでみた。

 

上に書いた通り、2010年のNikon(ニコン)DSLR(デジタル方式一眼レフ)はまったくの不作であった。2機種しか登場しなかった年は2005年以降初めてである。ちなみに2005年は5機種が登場した、ニコンのDSLR史上最も実りの多い年であったが、2010年が不作であった分、郷秋<Gauche>の予想では2011年は2005年を上回る大豊作となる見込みである。 

 

 
  
2011年がどんな塩梅なのかは上の画像をクリックして大きなPDFファイルをご覧いただきたい。20102月版からの主な変更点は、新たにD3100D7000を追加した事と、これまで各カテゴリの中でも新機種が出るごとに右の枠に移っていたのを止めにして、同じカテゴリの新機種は同じ縦列の上方に追加するようにした事、入門機カテゴリとプロ機カテゴリにサブカテゴリを設け細分化した事の三点である。

 

 さて、入門機ベイシックカテゴリでは1年数か月で次期モデルが登場するのが通例だから、遅くとも年末までにはD3200が登場することだろう。入門機アッパーカテゴリのD5000は登場から既に19か月が経過し、製造も終了していることを考えれば後継機が夏前までには登場することは間違いないだろう。ニコンの中級機カテゴリは2年毎の更新が定着しているから、D7000の後継機(D7100?)の登場は2012年の後半になるだろう。

 

 DXフォーマットの上級機D300Sは登場からは1年半だが、オリジナルのD300から数えると既に34か月が経過しており後継機の登場が待たれるところだが、どうやらFXフォーマットの上級機であるD700の後継機、D800の登場の方が早そうである。中級機であるD7000のスペックがD300Sのそれを凌駕していることを考えると、D400D300の正常進化版ではなく、来たるべきD4DXフォーマット版であると云う説も十分説得力がある。いずれしても今年秋から遅くとも年内には登場しなければならない機種である、

 

さて、郷秋<Gauche>が最も注目するFXフォーマットの上級機であるD700の後継機、D800の登場時期は、発表が45月、発売が6月と読んでいる。今かいまかと1年以上待っている郷秋<Gauche>だが、今年の夏のボーナス商戦までの登場はまず間違いないだろう。

 

 最後にプロ機カテゴリのD4SD4Xだが、いずれも今年の夏以降、年末までには登場することだろ。報道向けであるD3S)の後継機は正常進化し登場するが、スタジオユースを中心とした高画素版であるD3Xの後継機は、MXフォーマット(中判)に移行すると云う噂が出ては消えしているので要注目である。

 

1:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋<Gauche>のことだ)の許諾なく、記事および図版を複写、転載、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。

 

2D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場していますが郷秋<Gauche>はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、D1登場の1999年を「DSLR元年」としています。

 

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