「Nikon DSLRの系譜」 2010年2月版

 昨年の4月17日に「Nikon DSLRの系譜」(Click here)と云う記事を書き、その中に系譜を図示したもの(系譜とは血縁関係を示した「図」を指す場合もある)を掲載したが、10ヶ月が経ちその間に3機種が登場し、更に年も変わったことから「D900よ、早く出でよ!」という思いも込めて2010年のカレンダーを追加した「Nikon DSLRの系譜2010」を作成してみた。

 下に見えているのはJPEGの画像であるが、クリックして立ち上がる大きなファイルはPDFファイルである。


 2009年4月版からの変更点は、新たにD3000、D300S、D3Sを追加した事と中級機カテゴリとしていたD100を上級機に移したこと。2009年4月版作成時に、D100を中級機とすべきか上級機とすべきか悩んだ末に、その性能からD70の前身であるとして中級機カテゴリとしたものだが、D3桁の初号機であること、当時のラインナップではプロ機であるD1Xの直下に来るモデルであることなどを勘案し上級機カテゴリに変更した。

 さて、この「Nikon DSLRの系譜図」をじっくりと眺めてみると、Nikonの今後のラインナップ展開も見えてくる。

 まず、入門機カテゴリでは今年の夏から秋にかけてD3000、D5000の後継機種が登場するだろう。中級機カテゴリではD90の後継機種が年末に登場するだろうが、上級機カテゴリのD300Sの後継機種の登場は来年まで持ち越しとなる可能性がある。また同じ上級機カテゴリだがFXフォーマットであるD700の後継機種は夏頃の登場と云うのが妥当な読み取りとなる。

 「D900」と郷秋<Gauche>が度々書いているD700の後継機種登場の時期は、自分が作成した系譜図上で、主として次の機種登場までのスパンを基準に読むと、今年夏頃の登場となる。これまで「2/21~23開催のPMA2010、遅くとも3/11~14開催CP+で発表、4月に発売」と書いてきたが、D900の登場は夏まで待たなければならないということになるのかな。

注1:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋<Gauche>のこと)の許諾なく複写、転載、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。

注2:D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場していますが郷秋<Gauche>はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、あえてD1登場の1999年を「DSLR元年」としています。

注3:PDFファイルをご覧になるには、無償配布のAdobe Readerが必要です。下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

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