2TBのSDカード!

 現在、コンパクトタイプのデジタルカメラから中級機までのDSLR(デジタル方式一眼レフ)で最も多く使用されている記録媒体(メモリカード)はSDあるいはSDHCと呼ばれる規格のものである。各規格の最大容量はSDが2GB(実際には4GBのカードも存在する)まで、SDHCが32GBとなっている。

 そんなSDカードに最大2000GB、つまり2TBまでサポートする「SDXC」と呼ばれる規格が登場するという。XCは”extended Capacity”の略とのことだが(因みにSDは”Secure Digital”の、HCは”High Capacity”の略)、SDCHの容量と比較するとなんと64倍の容量であり、今の常識で考えると完全にHDDの領域である。

 HDD並みのSDカードとは俄かに信じ難いがフラッシュメモリの容量は半年から1年で倍になると言われているから、早ければ3年後、遅くとも6年後には2TBのSDXCが登場することになるだろう。でも、ホントに「使えるメモリ」になるためには容量だけではなく転送速度と価格とが重要だ。SSD(Solid State Drive)内臓のPCが登場しても価格がネックとなり余り一般化しない状況を見るに付け、普及までには6年以上はかかるんじゃないかなと、郷秋<Gauche>はに睨んでいる。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、冬の散歩道、すみよしの森のメインストリート。右には竹林、左は杉と竹の混合林。竹と杉のトンネルの向こうに棕櫚(しゅろ)が生えているのが可笑しい。この棕櫚が自生していることを根拠に、関東地方は「亜熱帯」であると主張する植物学者もいるらしい。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )