スポーツ三題

「現校名」と共に戦う最後の夏
 横浜市磯子区にある、神奈川県立外語短期大学附属高等学校のサッカー部が、21日から始まる全国高等学校サッカー選手権神奈川県予選に、現校名チームとして最初で最後の出場を果たす。同校は県立高校統合再編に伴い、2008年3月で現校名に別れを告げる。その、最後の年に、出場資格ぎりぎりの8名の選手で大会に臨むことになった。同校のサッカー部員は18名だが、1年生が英語合宿に重なり、3年生の一人が骨折したことなどからルール上ぎりぎりの8名で出場することになったもの。
 主将の2年生、世古日向くんのコメント:「3年生が引退する試合でもあり、人数が少なくても補ってプレーできるよう全力で頑張りたい」

53対0
 全国高等学校野球選手権、神奈川大会で、大会記録となる53得点を、県立上鶴間高等学校が大勝した。19日、県立大楠高等学校と対戦した上鶴間高校は、2001年の茅ヶ崎高校-和泉高校で茅ヶ崎高校が上げた49点の高得点記録を6年振りに塗り替えた。負けた大楠高校は、部員12名のうち、8名が1年生。新入生自身が勧誘を続け、今大会の出場にこぎ付けたが、18失策と守りが乱れるなど、経験不足は否めず、大敗も止むを得なかった。
 先発した栗飯原くんのコメント:「悔しいけれど、マウンドに上がれたことが嬉しかった。基礎からやり直して、来年は観客を感動させるプレーをしたい」

フリー2、ライッコネンがトップ
 F1第10戦ヨーロッパGPのフリー走行2が日本時間20日21時より、ニュルブルクリンクで行なわれ、復調著しいフェラーリを駆るキミ・ライッコネンが、曇り、気温21度、路面温度25度のドライコンディションの中、1分33秒339のトップタイムをマークした。2番手はマクラーレンの超新人、ルイス・ハミルトン、3番手はライッコネンのチームメイト、フェリペ・マッサ、4番手マクラーレンのフェルナンド・アロンソと、優勝候補のドライバー4人がわずか0.3秒以内に並んだ。日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドを決める予選は、日本時間で明日の21時から行われる。

注1:爽やかな高校生スポーツで「三題」の予定でしたが、掲載間際にニュルブルクリンクのフリー走行2の結果が飛び込んできたために、三題目の記事を急遽差し替えましたために、「生臭度」が急上昇したしましたことをお詫びいたします。
注2:本稿は、初めの2題は7月20日付けの神奈川新聞掲載の記事、3題目については「Yahoo!スポーツ Formula 1」掲載の記事を元にして郷秋<Gauche>がリライトしたものですが、3つのトピックを一つにまとめて、全体としてアイロニーを感じさせる記事を構成するアイディアは、郷秋<Gauche>オリジナルのものであることを特に記しておきます。

今日の1枚は、雨に濡れる西洋風蝶草。別名、花魁花。
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