永久歯への生え変わりは遅い、中学生の患者さんです。
向かって右下の犬歯が隣の側切歯側にズレて位置していて、側切歯が捻れています。
犬歯が出て来る時期になり、向かって左の犬歯は出て来ていますが、右はストップがかかって、乳歯の犬歯は自然に抜けていません。
このタイミングで残存した乳歯犬歯を抜歯して、出て来ない犬歯の出口をつくるようになります。
早くても遅くても効果が減少するので、早期発見、適時処置ですね。
抜いても、3次元的に犬歯が側切歯にロックされていれば出るとは限りませんし、出て来てもズレた位置が予測されます。
そのためリンガルアーチと呼ばれる、歯並びのスペースを保つ保隙装置を装着して経過を観ます。
抜歯後の再評価のタイミングは半年と考え、出て来ない場合は外科的に開窓、矯正的に牽引も考慮していました。
7か月後の再評価です。
犬歯の方向は改善傾向で、このままで自然に出て来ると予測されます。
ただし、隣の側切歯の捻れは残り、犬歯もズレて出て来ると思われるので、将来的には部分矯正が望ましいでしょう。
リンガルアーチは外してX線撮影をしていますが、再セットしてトータルなスペースを保つことで、矯正治療がシンプルになります。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
心に残る言葉というのが、時々向こうからやって来ます。
コンサルや同業者が言った言葉、その人の生き方から連想する言葉、バンクシーのメッセージ、日めくりカレンダーに書いてあった言葉などなどです。
11月に紅葉を見に、友泉亭公園に行った折に売店の一角にあったひとこと。
過去と他人は変えられないが 未来と自分は変えられる
自分もある程度の年齢ですが、まだまだこれで良いと思わず、自分と未来を変えられるような日々を過ごしたいと思います。
何だか、早めの New year's resolution みたいですが。
過去と他人に対しては云々言ってもしょうがないということは分かっていても、達観できないのが私たち凡人でもあるかも。
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