当院が現在地に開業したのが、2005年の12月12日でした。
昨日はいわば開業記念日でしたが、特段何かしたわけではありません。
先日はボーナス支給でしたが、日々楽しく歯科医業を行いつつ、スタッフに通常に支給できたのは経営の面では有難いことです。
もう数年使っていますが、自室の塩沼亮潤師の日めくりカレンダー。
12日の言葉は、これ。
私の周りで、先輩後輩かかわらず尊敬すべきメンターは、皆、好奇心や情熱を持ち続けて進化を続けています。
成長や進化は、もうこれで良いということはないので、私自身もメンターに負けない気持ちを持ち続けたいと思います。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
小児、青少年期の患者さんを多く診ていますと、初期虫歯に遭遇することは多々あります。
初期虫歯はもちろん削らずに、セルフ&プロで予防ケアです。
虫歯は多因子性の疾患なので、食生活指導、歯磨きやフロス指導、フッ化物製品の使用などで予防力をアップしていきます。
最も予防が難しいのが歯間虫歯ですが、発生しやすい好発年齢があります。
乳歯ですと、3歳までの上の前歯間、4~7歳ころの乳歯奥歯間、10代半ばの永久歯奥歯間です。
特に10代ですと、対象が永久歯なので、こちらもできるだけ削りたくないという意識で対処します。
こちらはやはり10代半ばの患者さんです。
左から2番目の第1大臼歯のみ、虫歯が象牙質に至っていることがX線的に分かり、治療しました。
同じ患者さんの下の奥歯にも、少なくとも6本の虫歯はありますが、エナメル質内なので予防ケアを継続して経過を観ます。
奥歯間で1か所発見されると、他の部位も同様なことはあるので、このようにチェックします。
これも同年齢の患者さん。
第1大臼歯の歯間部分に、視診で若干の着色が観られ、アンワックスフロスを通すとザラザラ感があります。
歯磨きは良好ですが、14歳でここ数年間X線診査はしていません。
結果は、X線的所見も含め、エナメル質表面のみの初期虫歯と判断されます。この程度ですと予防力アップで進行阻止できます。
特に第1大臼歯と第2小臼歯間が好発部位なので、ワックスなしフロスでのザラザラ感や引っ掛かりが、予備的診査として有用です。
歯磨き綺麗なので大丈夫と私たちも油断していると、意外にある時期から歯間虫歯が発生する患者さんがいます。
なので10代半ばでは、スクリーニング的にもX線診査が重要かと思われます。
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