頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

ゲイ・カップルのマンガ『きのう何食べた?』よしながふみ

2010-05-17 | books

40男の筧史朗(シロさん)は弁護士。でものし上がろうという上昇志向はない。料理大好き節約大好き。同じく40男の矢吹賢二(ケンジ)は美容師。クレーマーとなりそうなお客さんをあしらうのが実に巧い。二人はゲイ。一緒に暮らしている。毎回料理とそのレシピが登場し、料理マンガ+ゲイマンガがなんとも言えない良い組み合わせになっている。

いやいやいや。初めてBL(ボーイズ・ラブ)なるものを読んでしまった。キモイのかと思ったら、全然そんなことはない。むしろかなり爽やか。二人が爽やか美男だからかも知れないが。

シロさんはゲイであることを職場で隠そうとするがケンジは気にせず美容院でカミングアウトしている。ゲイであるということの大変さとそうでもない日常が巧く絡んでいる。

2巻の最初#9で短髪・ヒゲ・ピタピタの服にガチムチの体型が「ゲイの愛されファッション」であると書いてある。それは女の子で言えば「ななめ前髪のセミロングに甘めのワンピを着ているのと同じ」 こんな表現に思わずニヤリとしてしまう。

あるいは、シロさんが「43歳で独身でそんなにイケメンだと気持ち悪い」と女性に言われてしまって大きく笑ってしまった。映画化希望。筧史朗=竹之内豊、矢吹賢二=椎名詰平でどうだろう。

シロさんを女性に置き換えて読めば、ストレートなカップルの極めて現代的(草食系だとか現状維持スタイルだとか)な物語になる。そう読めば(読まなくても)結構身につまされるというか考えさせられるエピソードも多い。マンガって凄いね。



え?昨日どこ行ってたの?東十条?え?

きのう何?田端?


きのう何食べた?








きのう何食べた?(1) (モーニングKC)
よしなが ふみ
講談社

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背が伸びた

2010-05-16 | travel

どうやら最近背が伸びているようだ。

毎日牛乳1ガロン飲んでいるからだろうか。

毎日煮干をポケットに入れているからだろうか。

先日カルシウムというタトゥを入れたからだろうか。


見下ろすと人々が小さく見える。











江戸東京博物館





江戸東京博物館に行ったとただそれだけ書けばいいのに、
なぜこういう蛇足を付け加えてしまうんだろうか・・・




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店名にツッコンでください15

2010-05-15 | laugh or let me die

大正ろまん
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『考えない練習』小池龍之介

2010-05-14 | books

「考えない練習」小池龍之介 小学館 2010年

とある知り合いにこの本いいよと薦められた。しかし昨年同じ著者の「沈黙入門」をその人に薦めたのは私なんだけど、黙って「へぇ。そうですか面白そうですね」と言っておいた。

『自分』から自由になる沈黙入門」(2008年6月)や「もう、怒らない」(2009年11月)のレビューを書いてからしばらく小池龍之介ワールドに触れていなかった。久しぶりに触れて、なんだかスッキリした。物凄く良い本である。金と時間をかける意味が、自己啓発系の本になればなるほど薄くなると思う。その逆ではなくて。しかし小池氏の書く事は一見自己啓発のように見えて違う。具体的過ぎる「15分早く起きると人生が変わる」等というお題目を唱えないからかも知れない。あるいは、そうだったのかとそれまで痒かった所に手を伸ばしてくれるからだろうか。

これは本当にオススメなんだよーって、みんなで読もうぜ!って硫黄かと、いや言おうかと思ってる(そんな風にこのブログで言うことはめったにないと思う)ので、詳しい内容は割愛し・・・てしまうと身もふたもないか。

・人間は強烈な刺激をインプットしたくて仕方がないというのが本書のメインにある。特に負の感情(怒りとか)は刺激を強くもたらすんだけど、それはあまりよろしくないと。なるほど。負のエネルギーを増幅するとは巧い表現だし納得。

・ムカついているときには「ムカつく」のように「」で自分の感情をくくる。(ほほお)

・呼吸はリラックスしている時ほど長く深い(逆に長く深い呼吸をすると→リラックスできるということか?)

・iPod等で雑音を遮断すると快適に過ごせる。しかし不快な事つまらない事からは逃げてしまえば良いという条件付けがされてしまう(おー最近よく思う「居心地を良くしようとする者は周囲の居心地を時に悪くしている」と似ている)

・文句を言う相手には突き動かしている苦しみ=ストレスがあると知るべき。そのストレスを消すために文句を言っていると分かれば・・・(なるほど)

・五感を常に研ぎ澄ませ。

・悪口も褒め言葉も全て集中して聞くべし。しかし一喜一憂しない(おーこれは入ってきたぞ)

・自我を強く刺激する物にあまり触れない。メール、アドレス帳、給与明細、預金通帳など(なるほど。ちょっと笑ってしまったけど)

・観察すべし。しかし観察結果をいちいち自我にフィードバックさせない(これも激しく私の内部に入って来た来た)

てな感じ。ウェブログの流行から→mixiの流行、そしてどうして満たされないのにそんなモノをやってしまうのか非常に深い洞察をされていた。そこだけでも読まれると良いかと。それと巻末に「進化しすぎた脳」の池谷裕二氏との対談が載っていてこれまたなかなかの読み物だった。

そうそう。小池氏の運営するウェブサイト家出空間を見ていたら、山口で座禅セッション合宿があるというではないか。若干興奮して先を読んだら既に申し込みが終わっていた。ぐあー!等と一喜一憂してはならないのだろう。私が大人になれる日はまだ遠い。


考えない練習
小池 龍之介
小学館

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クレープ屋の兄ちゃんが語る

2010-05-13 | days

そば粉のクレープ、あれなんて言うんだっけ?あれを喰っていたら、クレープ屋の兄ちゃんが同じ店員仲間に語っていた。

「ふぞろいの林檎たちとかさー昔のドラマにはさー こんな恋愛したいってのがあったのさー でも今のドラマってマンガ的なわけよー 花男とかさー」

おう。ふぞろいの中に憧れの恋愛があったのかという点と、若そうに見えるのでふぞろいの名が出て来るのが意外であるという点は置いておこう。

兄ちゃんが言うように、昔のドラマには憧れがあったと思う。自分もああなりたいというようなロール・モデルもあったし、強い反面教師もあった。所詮作り物なんだけど、だからこそ日常の延長を求めても仕方がないんだけど、それでも最近のドラマよりはファンタジー色が弱いと思う。クレープ兄ちゃんの言葉を借りるとマンガ的なのが最近のドラマという事になる。まあ全てのドラマがそうという事ではないけれど。

なんでもかんでも昔が良かったというのは馬鹿馬鹿しいけど、しかし昔のドラマは面白かった。最近のドラマは面白くない。とは(ある程度)言えると思う。自分が本当にしたいと憧れる恋愛がその中にあったから、それが理由かどうかよく分からないけど。

しかし、昔は良くなかったなー 今の方が全然いいなー と思う事って何かあるかな?・・・全然思いつかないぞ。携帯やPCなどの情報技術の進歩は便利にはなったけど、その分余計なモノが色々と発生しているのでプラスマイナスゼロだと思う。人間関係については、昔の方が良かったとハッキリ言えるわけじゃないけど、だからと言って今の方がいいとも言えない。いじめは今の方が陰湿になっているというけどどうなんだろう。うーむ。今の方がいい事って何もないのか?




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『ザ・万遊記』万城目学

2010-05-12 | books

「ザ・万遊記」万城目学 集英社 2010年(初出朝日新聞関西版やダ・ヴィンチなど多数)

「ザ・万歩計」に続くエッセイ。衝撃度で言えばやや万歩計の方が高かった。しかし求めるモノによってはこっちの万遊記の方が面白いのかも知れない。私は、変な作品ばかり出してビックリさせてくれる小説家の生活とか頭の中身とかそういうモノを求めてしまったから。

昔読んだ本がカレンダーに書き込んであるそうで、それ読んで「万城目氏はそんな本読んでたのか」と面白いと思ったのと、井上靖の本を義務として読まされた話が「万城目氏のような小説家でもつらいのか」とそれも面白いなーと思った。





ザ・万遊記
万城目 学
集英社

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ヨコハマ大道芸で

2010-05-11 | poetic inspiration

ランドマークタワーの中でやっていた大道芸。どんどん椅子を上に積んでゆく。尋常でない高さにまで。








うおう。すごいぜ。

しかしである。しかししかしである。

もしかするとである。








そうか。地球を支えてくれているのはこの人だったんだ。我々は足の裏で天井に張り付いているだけだったのだ。万有引力は実は逆方向に働いているんだ。

いや、支えているというより、地球にぶら下がっているように見える?


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ドラマ「月の恋人」

2010-05-10 | film, drama and TV

上海に上陸する日本ナンバー2の家具会社レゴリス。買収した地元の家具工場の従業員からは反発を受ける。社長の木村拓哉は上海店の内装を土壇場で篠原涼子たちにやり直しさせるし、話を纏められなかった社員川平慈英は帰国させる。ライバル家具会社の社長は長塚京三、娘は人気モデル北川景子。北川との熱愛が報じられるがそれは木村による自社の宣伝のためらしい。家具工場を追われたリン・チーリンには自社のモデルにして事態を収拾しようと・・・

うむ。意外と、まさに意外なほど悪くなかった。キムタクが出ているだけで観るのをやめてしまう事が多かったが、それは彼のせいではなかったのかも知れない。氷のように冷たいやり手社長の役がピッタリ。ついでに彼の部下松田翔太の冷たい権謀術数もまたいい。

リン・チーリンは映画「レッド・クリフ」の時とは全く違う。哀れな貧乏人というにはキレイ過ぎるがしかし話し方がそれっぽい。ドラマの後半、モデルとして磨き上げられてゆくが、マイ・フェア・レディ的な物語なのだろうか。そうそう。ラストのシーンでリン・チーリンがレゴリスの新キャラクターとしてのデビューを果たす。しかし、レゴリスって家具屋なので、そこに違和感を感じたが。

最近自分の周りでは北川景子が妙に人気だ。男女を問わず。私は出番少な目だったが、篠原涼子の部下の満島ひかりに軽く注目している。彼女FOLDER5のメンバーだったのか。知らなかった。

主題歌は久保田利伸。なんだかまた最盛期が戻ってきたのかも知れない。ドラマ全体がバブル期を思い出す。今クールではMotherがベスト。次がチェイス、次はこれかな?


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「再会」(船に乗れ!の後日談)短編

2010-05-10 | books


あの「船に乗れ!I 合奏と協奏」「船に乗れII 独奏」「船に乗れ!III 合奏協奏曲」の後日談が音楽小説アンソロジーのHeart Beat内に収められている。

あれから27年。音楽から離れた私のもとに、フルートの伊藤君から手紙が来る。彼はパリで才能を開花させ活躍している。その彼がリサイタルを日本でやるのでチケットを送ってくれたのだ・・・・・・

いやいや。相変わらずである。実にいい。内省的な彼がいい。自分が情けない事をきちんと自覚しているのがいい。なぜ情けない事を思うのかなぜ情けない事をするのかきちんと描写されているのがいい。

作者の藤谷さんはきっととても良い人なんだと思う。ご自分(の分身が登場人物)がなぜこうなのか、特にネガティブな時にきちんとそれを表に出してさらしているのが、自分を不要なほどに良く見せようとしてしまう人が多い(わたしもそう)中清々しい。

いっとき何かに完全に没入した時代を送った経験のある者なら必ずや「船に乗れ!」シリーズは堪能出来るに違いないが、堪能した人なら尚更この「再会」も逃せないと思う。続編強く希望。





Heart Beat
芦原 すなお,伊藤 たかみ,小路 幸也,楡井 亜木子,花村 萬月,藤谷 治
ジャイブ

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借金父さん

2010-05-09 | days

我が家の借金総額はもうすぐ1千万になる。今年の収入が46万円から37万円に減った一方で、借金は33万円から44万円に膨らんだ。みんなの人気を取ろうとしたのか、父が「小遣いを4年間で17万円増やす」と宣言した。家族の不安をよそに「1割くらいすぐ節約できる」と皮算用。「来年も小遣いが増えるぞ」と無邪気な父を見ていると、誰となく「稼ぎより借金が多いなんて。先のこと、考えてるのか・・・」との声が出る。

ふむふむ。巧い巧い。今朝の日経新聞1面より引用させて貰った。万を兆に変えると日本の借金、稼ぎを表わす。とっても分かりやすい。こんな借金だらけの「我が家」じゃだめだろう。

ここでの小遣い増加とは公約にある子ども手当てなどの新規政策の事。しかし金がないのだからそんな風に「小遣い」「バラマキ」してる場合じゃない。

しかし鳩山首相は公約はどうやら守らなくても良いものであるとするらしいので、自分にとって都合の良い公約だけが今後実行されてゆくのだろうか。鳩山さんを見ていると、料理は毎晩手作りしてあげると言って一度も料理を作らない妻とか、毎日散歩させるからー買って買ってと言うので買ってあげたのにちっとも犬を散歩させない子供とか、なんだかそんな人たちを連想する。うーむ。


鳩という字は鳩がクークー鳴くので九+鳥だそうだ。なんだかこの鳩は「苦ー」とか「悔ー」と鳴いているような・・・・・・




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留学しちゃいますか?

2010-05-09 | laugh or let me die

ええ。そうなんです。

やっぱり国内では閉鎖的ってゆうか、やっぱ留学しないといけないと思うんですよ。うんうん(←柳原加奈子風で)え?口でカッコとか風でとか言うなって?いいじゃないですか。ちっちゃいなーもー

それでですね?わたしって英語できるじゃないですか?え?おーいえーす!ぱなそにっく!えいべっくすとらっくす!

え?えー?そんなバカなー。えーこれって英語じゃないんですか?こないだジオスで教えてもらったばかりなのに。ま、いいや。だから留学したいんですよ。え?無理?今無理っつった?わたしって英語できるじゃないですか?きゃないすぴーくいんぐりっっしゅ?きゃないすぴーくいんぐりっしゅ?

え?英語をしゃべってもいいですかってゆー意味なの?おーまいーすぱげってぃ!

あ?今笑ったでしょ?で、いいんですよ。海外ってめんどくさいってゆーかー国内で留学すればいいじゃないですか?でしょ?でしょ?

国内に滞在しながらの留学。滞在留学。

略して滞留。韓流はもう古い。滞留。滞留ですよ。時代は滞留。














滞留禁止の張り紙










はーっはっはっはっはっは

はーっはっはっはっはっは

母の日だけに・・・



il||li _| ̄|○ il||li



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感じの悪い人は誰

2010-05-08 | days

男は男らしく、女は女らしくあった方が良い、とは思う。種の多様性(あるいは同じ種の内部の多様性)が種の保存を担保しているという側面はあるだろう。しかしむつかしいことは置いておいて、私の感情は、「男も女も違うから、いいじゃん。それでいいじゃん」と言っている。それでいいんだろうなー。

お願い!ランキングという番組をご存知だろうか?テレビ朝日系列で深夜にやっている。ちょい足しとかベストカップUSAとか面白い企画が多くてついテレビの電源が入ってるとつそのチャンネルになっている事が多い。

美食アカデミーなるプロの料理家たちが、サイゼリアとか大手の外食チェーンの料理を点数化するというコーナーがある。コーナーそのものはすごくいいのだ。しかし気になる事がある。青山という女性(どこかのお店のオーナーらしき人)が、やたらと「女性には美味しいと思いますよ」とか「女性にはちょっと油っこいですね」とか「女性はこういうの大好きなんですよね」と言うのだ。なぜゆえに彼女が女性代表の発言を何度となく繰り返すのか、いつもしつこいと思って聴いておるんだす。

自分は女性である=だから女性の味覚が分かる=だからあなたたちには分からない女性の味覚を教えてあげるわ 的な言い方はあまり私は好きじゃないんですわよね。特に昨今は男性が女性っぽく女性が男性っぽく、ライフスタイルや考えが混淆化している。がゆえに、女性が、とか男性がと言う事がやや薄っぺらくなっているように思う。男はこうある<べき>であるという言葉ならいいけど、男はこうで<ある>は時として間違っていると言うか・・・およ?冒頭に言った事と矛盾してる?

ああいいや。ない頭を捻るのはやめよう。もう一つ件の女性について気になるのは、点数のフリップを皆でカメラに向けた時に必ず彼女は隣の川越達也シェフの点数を見る。これもなーと思う。

彼女は単に一つの例に過ぎないというか、「女性ってこう」「日本人てこう」「ゲイの人はこう」と決め付ける人が最近周囲に多く、内心あまりいい感じがしないのさ。それと自分に自信がないのか、自分の意見をパーんと出せる人が少なくて、必ず誰かが先に意見を出した後に自分に意見を出そうとする。後出しじゃんけんな人。これもあまりいい感じはしないんだよね。ね?ね?ねー?根?寝?


と言っている私自身が一番感じの悪い奴だった。






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『剛爺(ゴージー)コーナー』逢坂剛

2010-05-07 | books

「剛爺(ゴージー)コーナー」逢坂剛 講談社 2010年

推理作家協会の理事長をしていたときに会報に載せていたエッセイ群。一つ一つは短い。イベントに出席したときの話とかソフトボールの話、小説の話など話題も広い。

私はただ「へぇ」と思って読んだ程度だったのだが、友人のMちゃんが読んで「なんかさーこのひと人生楽しんでるって感じだよねー」と言っていた。私の言葉より彼女のこの言葉がうまくこのエッセイを表現していると思う。

なお逢坂剛さんご本人が神保町界隈を歩いていたら「あなたが書いたあれは間違っている」と見知らぬ人に話しかけれらたと書いている。ご自分はなぜ話しかけられたのだろうと疑問の様子だが、私が何回が神保町で見かけた氏はテンガロンハットにパツンパツンのジーンズ、ウエスタンブーツというなぎら健壱か逢坂剛かという格好であったので、誰も見間違えないと思う。





剛爺コーナー
逢坂 剛
講談社

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マンガ『へうげもの』山田芳裕

2010-05-06 | books

なんだなんなんだこれは・・・

ときは戦国時代。織田信長に仕えた古田左介。子供の頃から茶の湯に親しみ、名物名器と呼ばれるような茶器に目がなく、数寄者と武士の狭間を生きる。

いきなり、シーンは松永久秀攻め、続いて荒木村重の謀反。リアルな戦国模様と左介のなんともすっとこどっこいな表情。戦国の世をわびさびの観点から鋭く(?)あるいは鈍く描く・・・

いやいや。これはたまらない。笑えるしビックリするしそしてうなる。うーむ。内容と絵のタッチ双方が絡みあって、あーこんな作品に出会えて良かったなーと思う。

なんだか薄っぺらいレビューなってしまった。なんて書いたらいいのか分からないのだ。これでいいのか?それでいいのだ(たぶん)







へうげもの(1) (モーニング KC)
山田 芳裕
講談社

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勝間和代VSひろゆき

2010-05-05 | digital, blog & twitter

5/2にBSジャパンで放送のあった、今をときめく勝間和代と2ちゃんねるのひろゆき氏の対談(討論)

基本的には、勝間さんがヒドイとかガッカリしたという意見が多く、本当にそうか見てみた。以下にYouTubeの動画を3つ。







1.匿名性についてはひろゆき氏に軍配。写像(?)なる言葉を出してきて、それはどういう意味か問うひろゆき氏に対して「ダメだ、こりゃ」という勝間さんの発言の方がむしろ、ダメだと思う。

2.起業を若者がしなくてはいけないとか、起業を若者が出来るような国にしなくてはと言う勝間さんよりひろゆき氏の方がずっと冷静で説得力がある。







1.大企業=ダメと言ってみたら、今度は前言撤回して「限られた」部分でのみ優秀だと言ってみたり、結局何が言いたいのか分からない勝間さん。

2.不幸を感じているのは若者だけじゃなく高齢者だって同じでしょと言うひろゆき氏。

3.いつでも世界と較べてトップに立たなくてもいいでしょというひろゆき氏。

4.あなた社会を変えようとかどうでもいいでしょと言う勝間さん。うーむ。








ここで登場したひろゆき氏の「へぇ」という本音の方がテレ東松丸アナが言うよりも、私は「うんうん」とうなづいた。(うなづかない人も多いだろうけど)

さて、番組全体として残念ながら勝間さんは評価を下げてしまったと言わざるを得ない。論法とか筋の変え方とか、私が一番話していてイラッとするタイプだった。他人の話をきかない人、あるいは自分の考えを押し付ける事しか出来ない人にしか見えなかった。対照的に、あまり好きではなかったひろゆき氏に対して私は好感を持った。(どちらもその時だけの事かも知れない。あくまでもこの番組を見ただけの印象なんだけども)

しかし、良い意味でも悪い意味でもあるいは色んな意味で、勝間さんは現代女性(現代人じゃないかなーどーかなー?)の極端なロール・モデルand/or反面教師だと思っているので、今後も引退したりしないでその姿・言論をずっとずっと披露して頂きたいものである。




2008年に書いたカツマーの謎
2009年に書いた勝間VS香山



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