頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

店名にツッコんでください254

2021-01-28 | laugh or let me die
店名にツッコんでください254
コメント (3)

2021年1月ドラマちょいとレビュー

2021-01-26 | film, drama and TV
「天国と地獄」・・・綾瀬はるか刑事が殺人犯高橋一生が入れ替わる。まだ面白いかどうか不明。

「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」・・・上白石萌音がドジな雑用係、パワハラ的上司が菜々緒。初回より2回目の方が面白くなった。

「君と世界が終わる日に」・・・ゾンビが跋扈する世界。初回で離脱。

「知ってるワイフ」・・・スマホをひろったことから女子高生広瀬アリスと付き合う事になった大倉忠義。結婚し、子供が出来てから妻が怖くなってきた。タイムスリップして過去に戻り、大学の後輩の瀧本美織と付き合う事になった。そして結婚。彼女の実家は裕福で、広い家に住み金には困らなくなった。しかし少し嫉妬深いようだ。すると職場に広瀬アリスが転勤してきた!今期一番、先が気になる。

「青のSP」・・・学校の中に警察官がいる。初回で離脱。

「書けないッ!?」・・・売れっ子作家吉瀬美智子の夫生田斗真は売れない脚本家で主夫。しかし脚本家がいなくて、突然連続ドラマの脚本を頼まれることになった。面白い、ようなそうでもないような。

「レッドアイズ」・・・恋人を殺された亀梨和也と監視カメラで県民をガッチリ監視する神奈川県警。先が気になる。

「ドリームチーム」・・・パワハラ夫から別居したい山口紗弥加、セクハラで左遷された財前直見らが、共同生活を送る。全く期待してなかったのに、意外と面白かった。

「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」・・・オタクで彼氏が出来ない大学生が浜辺美波、売れっ子だった時もあった小説家の母菅野美穂。こんなに美人がモテないわけがなく、リアリティに欠けるが、まだ観る。

「にじいろカルテ」・・・高畑充希は医者になったかと思ったら難病になってしまった。偶然から田舎のクリニックに転職することになった。そんなに先が気になるという感じにはならなかった。キャラクターが多くて渋滞してる感あり。

「バイプレイヤーズ 名脇役の森の100日間」・・・前作とはだいぶ違って、撮影所で色々な無茶なドラマが撮影されているという設定で毎回大勢のバイプレイヤーズが登場。初回は今ひとつだったのに、2回目は面白かった。

「俺の家の話」・・・プロレスラー長瀬智也。能の宗家西田敏行は人間国宝で父。危篤だと聞いて駆けつけ、跡を次ぐと約束してしまった。父担当の介護士戸田恵梨香は父と結婚すると言う。しかし、結婚詐欺師らしい。何回も笑ってしまった。くだらないギャグと凝ったストーリー。流石。再放送された「タイガー&ドラゴン」を勿体ないので少しずつ観ているが、流石クドカンとしか言いようがない。

「モコミ」・・・小芝風花は元ひきこもり。ねじの選別のアルバイトをしているが、モノの気持ちが分かると言う。面白いとは言えなかったが、まだ観る。

「おちょやん」・・・可愛そうな身の上の杉咲花が、芝居茶屋で仕事を見つけ、段々と女優になってゆく。近年の朝ドラの中でも俄然ナンバーワン。杉咲花の演技が巧い。彼女が不幸になると胸が痛む。



今日の一曲

NEEで、「不革命前夜」



では、また。



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『京都ぎらい』井上章一

2021-01-24 | books
京都に行った時に書店に平積みされてるのを見て、京都の人が京都が嫌いという本を読むとは、これいかに?と思いながら手にとらなかった。その後だいぶ経ってから、NHKの「その時歴史が動いた」を録画したのを観ていた。ゲストに著者が来ていたのだけれど、やはり著作は何となくスルーしていた。(専門家の呉座センセイとは違う事を何か言っていたような印象←よく覚えてないっす)

しかし何となく手に取ったら、想像していたのとは違っていて、嵯峨という「洛外」に生まれた者が「洛内」に住む者からどういう言われ方をしていたかというルサンチマンから始まる。(嵯峨や宇治出身なので、京都出身だと言うと、そこは京都やないやないか、と言われるとはビックリ)

基本的には文献を徹底的に分析したようなものではなく、直感で何となく思ったことを書いている。(驚くのは、研究者がそういうこと言うのかということ)

それが悪いということでは全くない。教授とかそういうセンセイは、確たる根拠がないとモノを言わない(ような気がするので)

坊さんが袈裟着た状態で芸妓と料理屋にいても違和感がないのが京都だったり、寺が京都においてどういう位置付けだったりとかが、まるで「京都の爺ちゃんが蘊蓄を色々教えてくれる本」だった。

 

今日の一曲

吉澤嘉代子で、「残ってる」



では、また。


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『ファントム 亡霊の罠』ジョー・ネスボ

2021-01-22 | books
ハリー・ホーレは警察を辞め、香港にいた。しかし元恋人ラケルの息子オレグが殺人の容疑で逮捕されたと聞いて、無実を証明するために、オスロに帰って来た。オレグと被害者のグストはドラッグの売人をしていた。すると合成で中毒性の高いバイオリンというドラッグの販売を手掛けて大儲けするが、自分も中毒になってしまう・・・

途中までは辛かった。しかし上巻211頁辺りで裏側が見えてからは一挙読み。

北欧のミステリーには、憎悪、猟奇、欲望、どんでん返しをつい期待してしまうが、期待を裏切らなかった。

 
 

今日の一曲

さとうもかで、"melt bitter"



では、また。



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『フリー・ファイア』C・J・ボックス

2021-01-19 | books
イエローストーン国立公園で殺人事件発生。容疑者の弁護士はすぐに出頭するが、罪に問われない。とてつもない法律の盲点をついた犯罪だった。猟区管理官をクビになっていたジョー・ピケットは、州知事に依頼され事件を調査することになった。被害者はリゾート施設の従業員ばかり4人。容疑者との関連が分からない。侮辱されたのが動機だと言うがそんなはずはない・・・

真相、展開ともにシリーズベストかも知れない。

イエローストーンの描写が素晴らしい。バッファローなどの動物や間欠泉など、ぜひ行ってみたいと思う。

そして法律の抜け穴。そんなものがあるのかと驚く。

やはり読んできて良かったと思えるシリーズだった。


 

今日の一曲

Lucky Kilimanjaroで、「とろける」



では、また。


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『陽だまりの彼女』越谷オサム

2021-01-17 | books
広告会社勤務の浩介はクライアントの姿を見て驚く。中学の時に全く勉強ができないから教えていた真緒だったからだ。10年を経てキレイで賢くなっており見違える。空気が読めず他人と絡まなくてイジメられていた真緒は何かというと浩介に話し掛けていた。その後引っ越してしまいずっと会わずにいたのだ。そして二人の交際が始まる。彼女の父親には反対されながら。一緒に暮らしているうちに、彼女が百万円もの現金を下ろしていたり、なんだか変だなと思うようになった・・・

ベッタベタなラブストーリーかと思っていたら、ラストで驚いた。そしてとてもいい話だった。

真緒のおかしな言動は、再読すると全てラストへの伏線だったと分かる。ある種のミステリーにもなっていて巧い。

ネタバレしたらいけない作品なので詳しいことは書けない。下に書いておきます。

 

今日の一曲

どんぐりずで、「マインド魂」



※以下ネタバレ


真緒は13歳までの記憶がない。裸でいるところを保護された。日当たりの良い家に住みたがる。具合が悪くなったのに、検査では異常なし→実は真緒は猫だった。

真緒は大学生時代に、合コンに行きまくったが、一次会で帰ってしまった。浩介に会うためだつた。その後もインターネットを活用し、勤め先を探して、仕事を利用して浩介の会社に行ったのだった。

では、また。
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『ライト・スタッフ』山口恵以子

2021-01-15 | books
1955年、映画監督になりたかったがひょんなことで照明部で働くことになった五道顕。上下関係が厳しく、右も左も分からない世界で奮闘する。

うーむ。素晴らしく面白かった。

当時の撮影所システムや照明蘊蓄を読むのが堪らないし、主人公の成長、出世する同期に対する嫉妬、ストーリー展開など、物凄く読みやすいのに滋味溢れる。

タイトルも、「照明のスタッフ」という意味と、映画「ライト・スタッフ」と同じ「適切な資質」のような二重の意味があって、巧い。

 

今日の一曲

「関ジャム」で紹介されてた。KING GNUで、"Prayer X"



では、また。


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『月まだ三キロ』伊与原新

2021-01-13 | books
本の雑誌の「作家の読書道」で紹介されていた作家。面白そうなので読んでみた。

どうやら富士の樹海で死にたいらしい客を乗せてしまったタクシー運転手・・・<月まで三キロ>

恋愛を避けて生きてきた女性が出逢った男性は気象オタクだった。彼に好かれるように・・・<星六花>

受験のストレスから逃避して母の実家で過ごすことにした少年が見たのは、川原で化石を探す人だった・・・<アンモナイトの探し方>

元ギタリストの叔父は仕事もせず飲んだくれている。つくばの研究室に勤める兄が金を貸したらしい・・・<天王寺ハイエイタス>

食堂に毎晩やってくる女性は日替わり定食を頼まない。小学生の娘鈴花は怪しんで、宇宙人だと思う・・・<エイリアンの食堂>

家庭で大切にされない主婦が、山に登ると、火山の研究者がいて話を聞いているうちに・・・<山を刻む>

ちょっとした理系のネタを巧妙にストーリーに織り交ぜる素晴らしい短編集。何というか、こういうの読みたかった!

「つまり僕たちは、自分の遺伝子を効率よく残すのに有利な対象を、美しいと感じてるに過ぎない」


「何の意図も意味もなく、ただの偶然によって、あの完璧な立体や幾何学模様が形成されている。性とも欲望とも、関係ありません。なのに雪結晶は、誰が見たって、掛け値なしに、ただ美しい」


「わかるための鍵は常にわからないことの中にある。その鍵を見つけるためには、まず、何がわからないかを知らなければならない。つまり、わかるとわからないを、きちんとわけるんだ」


「実はわたし、138億年前に生まれたんだ」



 

今日の一曲

長谷川白紙で、「あなただけ」


では、また。


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店名にツッコんでください253

2021-01-11 | laugh or let me die
店名にツッコんでください253
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『平安人の心で「源氏物語」を読む』山本淳子

2021-01-09 | books
源氏物語の各章のあらすじを1頁、関連する蘊蓄を3頁紹介してくれる。

めっさ面白かった。(じっくり読んだので時間がかかった)
 
人妻の不倫が厳しく罰せられるのは武家社会に入ってから以降で、父の財産を子が相続する場合、妻が婚外子を産むとややこしくなるからとか。

如来は極楽浄土の住人で、菩薩はまだ修行中だとか(知らなかった)

光源氏は、どんだけ女好きなんだとか、改めて千年前も前に書かれた物語にひれ伏す。

 

今日の一曲

レキシで、「SHIKIBU feat. 阿波の踊り子(チャットモンチー)」



では、また。


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『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』山本淳子

2021-01-05 | books
清少納言と紫式部が仕えた中宮の夫、一条天皇の時代を分かりやすく説明してくれる。

兄兼通の見舞いに行かなかったばかりに関白の座につけなかった兼家。孫を帝位につかせるため花山天皇を出家させる。その花山は、彼女に言い寄ったと勘違いされて、藤原伊周、隆家兄弟に襲撃される。兄弟は流刑に。

というような面白話が沢山あった。

 

今日の一曲

HOT CLUB DU NAXで、"Joseph Joseph"




では、また。



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『騙る』黒川博行

2020-12-31 | books
古美術品を使った詐欺を中心にした連作短篇集。中国の古い乾隆墨や狩野派の屏風など様々な道具で楽しませてくれる。読みやすく、そして物凄く面白かった。詐欺のアイデアも素晴らしい。超好み。
 

今日の一曲

Joey Alexanderで、"Warna"



それでは、みなさま、良いお年を。


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『今夜』小野寺文宜

2020-12-29 | books
犯罪に加担されられるプロボクサー直井蓮児、彼を乗せた女性タクシー運転手立野優菜、酒に溺れる警官坪田、坪田の妻で高校教師荒木香苗。連作風短編集。

人間肯定的で、どこか癒やしてくれた以前の小野寺作品と比べると、そのパワーはやや落ちた感じはするが、リアルな現代的なドラマとして楽しめた。

 

今日の一曲

先週末、MUSIC SLASHを通じた、山下達郎のアコースティックライブがオンライン配信された。4千円もしたが、その価値あり。ライブの映像は一切過去に公開されてないので貴重だし、演奏も素晴らしかった。そこで演じられた曲の一つ。山下達郎で、"BOMBER"



では、また。


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『夢で逢えたら』吉川トリコ

2020-12-24 | books
芸人真亜子はコンビを解消してから迷走中。佑里香は「正統派」女子アナなのだが、どこかうまくいかず、フリーになってから迷走中。この二人が名古屋のバラエティ番組で一緒になると不可思議な化学反応が起きて・・・

ハゲシク面白かった。一ページに一回は出てくる含蓄のある表現(当社比)キャラ設定、ストーリー展開全てが好みだった。お笑いなどのテレビ業界ドラマとしても面白く読んだ。

「パイレーツってあんたそんな、かんたんに言うけどね」あの人らは厳密には芸人ではなく容姿と巨乳を売りにした芸人風アイドルであり、我々があの路線をいくにはいろいろと、主にカップ数が足りない上にそもそもあの路線を踏襲するつもりがなく、それにあそこまで瞬間最高風速が出てしまうとやはり後々厳しいのではないか


女っぽいといわれる要素を寄せ集めて作られたのが「女子アナ」だとしたら、さらにそのうわずみの、「女子アナ」っぽいといわれる要素を寄せ集めて作られたのが上垣内佑里香という女なのかもしれない。


「中まで火が通ってるか不安だから煮込みにしちゃうんだよね。天ぷらをからっと揚げる自信がないから揚げびたしにしちゃうし、餃子をきれいに焼く自信がないからスープ餃子にしちゃう。一事が万事、ゆりちゃんてそういうふうだよね」


美人に生まれていたら人生ちがっていたはずだと、不美人を自称する女たちは口を揃えて言うが、実際美人に生まれてみても、望むように生きられるかといったらそうでもない。美貌にふりまわされて人生を棒に振る女もいれば、美貌に邪魔されて正当に評価されないと嘆く女もいる。


↓この表紙だけ見ると、子供向けかと思うけれど、中身はみっちり大人向け。



 今日の一曲

大滝詠一の「君は天然色」、藤原さくらのカバーで。


では、また。
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『アンダークラス』相場英雄

2020-12-22 | books
秋田で車椅子から転落した老女が死ぬ。ベトナムから来た介護士が自殺幇助の疑いで逮捕され、認めた。世界一のネット通販会社サバンナの山本は貪欲に新たなビジネスを開拓しようとしてる。外国からの技能実習生に対する搾取、ハラスメント。この三つの関連は・・・

ぐいぐいと読めた。サバンナはAmazonにしか思えず、ある程度実態は近いのかと想像する。松本清張社会派ミステリーの後継者ナンバーワンだ。(中学から高校の頃読んだ清張で私は出来ている)

 

今日の一曲

山下達郎の「クリスマス・イブ」、辻井伸行の演奏で。 



では、また。


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