頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

ベランダに落下

2008-10-31 | days







バサっという音がしたから何かと思ったら。


しかしまさかこれが世界的な株価の下落と

ドルの下落の予兆だったとは。





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『モダンタイムス』伊坂幸太郎、レビュー&感想

2008-10-30 | books

「モダンタイムス」伊坂幸太郎 講談社 2008 (マンガ雑誌モーニングに連載されたものに加筆訂正)

今から100年も先の未来。SEの渡辺は浮気を妻に疑われてどんでもない目に会い、仕事ではデキる先輩が失踪した後始末をしている内にとんでもないことに巻き込まれ・・・・・・典型的な「巻き込まれ」型サスペンス、典型的な「伊坂幸太郎ワールド」炸裂

相変わらずすごい。ページをめくる指が止まらない。一行一行読むたびに、先を読みたいという気持ちと今読んだばかりの一行を再度かみ締める作業が常に鬩ぎ合う。至高のジレンマって感じか?(変な感想だけど)

変な話を違和感なく読ませることにかけては今現存する作家の中でぶっちぎり1位の天才だと思う。

渡辺の妻のエピソードだけで一冊のサスペンスになりそうなくらい、怖い。面白い。これ読んで、結婚するのはやめようと深層心理に刷り込まれてしまった人は少なくないだろう。だってそっと腕に寄り添って来たら関節技きめられるてしまうかもってビビるような人なんだよ、この奥さん。でも途中で読むのやめない方がいい。この佳代子は・・・・・・おっとネタバレしちゃならん。

100年も先の話の割りに、SFが扱うハードな設定は妙に少ない。これが瑕疵かと言うと、これは伊坂幸太郎の味なんだと思う。「モダンタイムス」というタイトルがチャップリンの映画を連想させるが、関係性はある。それだけじゃなくチャップリンの「独裁者」や「ライムライト」の台詞も使われている。モダンタイムス = 現代 と訳してみれば、今現在のことを書こうとした作品なのかも知れない。

SFとしての設定はゆるい。データの圧縮の方法がlzhから変わるという。そりゃそうだろう。100年も先なんだから。カセットテープもジョン・レノンも誰も知らない。そりゃそうだろう。100年も先なんだから。SF作家が最先端の理論を駆使して作り上げた世界観と較べれば、「モダンタイムス」が近未来SFだと言うことはできない。むしろ現代的サスペンスと読む方が正解。


人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか?
「検索するんだよ」    (105ページより引用)

「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である」という、あれだ。
 まさにそれそのものに思えた。環境を守れ、自然を守れ、という主張は正しくてもそれを闇雲に実行するのはどこか恐ろしさを伴う。ただ、一方で「良識や正義」を揶揄する人間のほうが正しい、というのも奇妙に感じられる。    (118ページより引用)

「アンダースが、『自分たちの製造する能力が、想像する能力を超えてしまった時、想像力と知覚が失われる』というようなことを言っているけどな、まさにそれが起きる。    (196ページ)

「昔は良かった、とかよく言うけど、昔も良くはねえんだよ。いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、俺たちは自分の生きてるその時と向き合わないといけねえんだ。音楽も映画も、その時の自分たちの時代と立ち向かうために作られたものなんだよ。チャップリンの、『独裁者』にしたって、今見たら、ただの説教臭いコントだけどな、当時は命がけだ。ジョン・レノンの『イマジン』だって、当時の社会に向かって投げられただけだ」    (398ページ)

「人間は大きな目的のために生きてるんじゃない」「もっと小さな目的のために生きている」    (474ページ)



ラスト付近で真相が全て明らかになる。それについてはややガッカリした。その程度のことだったの?ところが、その後の展開、賛否両論あろうが、全56章のラストの第56章の収束の仕方は好みだ。これがあるからの、それまでの展開なのかと納得。

どこかのインタビューで伊坂幸太郎は、警鐘だとかそんなことは考えてないと言っていたが、どう読んでも現代社会に対する警鐘であるとしか読めない。いや、私はそのようにしか読めないだけの「警鐘好き(?)」であるからかも知れない。

最後に一番お気に入りの台詞を。


「人生は要約できねえんだよ」   (140ページ)




人生は要約できねえんだよ!






モダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
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モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
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今日の教訓




人生はようやく・・・
ようやくはじまったばかり


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英国ドラマ『ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~』

2008-10-29 | film, drama and TV

BBC 2003年製作
NHK-BS2 毎週水曜23時より放送中 全6回の内3回は放送済

これはすごく面白い。

国会議員の愛人が自殺する。と時を同じくしてドラッグ絡みで黒人の少年が射殺される。無関係に見える二つ事件に新聞記者が迫り、だんだんと意外な真相が明らかになっていく。

毎回疲れるほどてんこ盛りのストーリー。記者と議員の奥さんの関係、編集長の息子、殺された警官の後にやって来る強面の警部の個性などなど。英国ドラマらしい、CGを多用しない無駄にうねらないドラマ。CSIでは「そんなに捜査に金かけられないだろう」とか「CSIの施設はそんなに豪華なのか」とツッコミをつい入れてしまう。それでも特にマイアミは人物、ストーリーともに世界のドラマでトップ級であるが。しかしこの「ステート・オブ・プレイ」ではスコットランドヤードの中がリアルにぼろい。

ばっちもんがらさんの「この記事」によると、かなりキツイスコットランド訛りが展開されてるそうだ。ゆえあって日本語吹き替えで録画して見ているので、スコットランド訛りフェチとしてはそれは分からずに残念。



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ホテルのバーって高いの?安いの?

2008-10-28 | days
麻生首相のおかげで最近ホテルのバーはどこも長蛇の列が出来ている。大金を払っても行く価値があると思われているからだ(嘘) 週末の朝日か日経新聞のどっちかでホテルのバーは高いのか、実際に行ってどれだけの勘定になるか検証するという面白い記事が載っていた。実際にかかるお値段はそちらに任せて、違う方向からホテルのバーとかについて、その他何を書くのかやや見切り発車で以下に書いてみる。


生まれて初めてホテルのバーに行ったのは確か21か22歳の頃だった。ゆえあって、自由行動が許されないというか軽い軟禁状態だった頃があったのだ。どこに行くにも同伴者がへばりついていた。その代わり行きたいと言えばどこにでも行けるし、その代金は全て彼が支払ってくれる。それであちこち行き尽くして、そのときちょうど新宿にいたので「京王プラザのバーに行きたい」と言った。彼はあまり詳しくないようだが俺の方はBRUTUSかなんかのバー特集で見たそのバーに行きたかったのだ。確か李白という店だった。それまで敷居が高くて入れなかったホテルのバーにやっとデビューできたのだ。あまりよく覚えていないが、非常に居心地がよかったと記憶している。ソファーが座りやすく、隣の客たちとすごく離れていてプライバシーが確保されていた。勘定は自腹でないので分からない。(京王プラザのサイトを見たら、李白なるバーはなかった。私の記憶違いか?)

それからたまにホテルのバーに行くようになった。高いかどうか結論を先に言っておけば、

高い。しかしそれは相対的に。居酒屋とかスナックなどと較べて同じモノを飲むのよりは高い。しかし、○○「を」飲むだけじゃなく、▲▲「で」飲むとなれば付加価値が出現するので、その付加価値にいくらまで払えるかはあくまでも個人次第。

「とあるバーにて」という記事を書いていた。自分の過去記事を読むとアホさ加減にあきれる。

さて、バーからは少し離れるが、ニューオータニにカフェがある。確かガーデン・ラウンジという名前だったか。ここは何度となく利用させてもらっている。コーヒーいくらだか覚えていないが、とにかくプライバシーを確保できるのだ。居心地もいい。あるいはフォーシーズンズ椿山荘のロビーラウンジ、ル・ジャルダン。ここのアイスコーヒーは1200円もする。高いし妙にフランス貴族みたいな調度品は好みではないのだが、アイスコーヒーがめちゃめちゃ旨い。氷がアイスコーヒーを凍らせたものなのだ。しかもお代わり自由。こんな例二つがホテル内の飲食店は必ずしも高くないことを伝えてくれる。

もうなくなってしまったが帝国ホテルの最上階のインペリアル・ラウンジ。広くて眺めもよく、仕事でもプライベートでもほんとよく行った。酒ももちろん旨かった。お姉ちゃんのいるクラブに自腹切る気には全くならないのだが、こういう店に酒プラス雰囲気や眺めに対して支払うには何ら躊躇しない。

以下どんどん脱線しよう。

パレスホテルの地下の喫茶店はすいていてなかなかよい。パレスホテルのローストビーフは東京のホテルの中で一番旨い。パレスで結婚式をする人あるいは東京會舘で結婚式をする人はメニューに必ずローストビーフを入れると良い。ちなみに私が作ったローストビーフもいと旨し。御茶ノ水の山の上ホテルは一度も泊まったことはないのに飲食店はほぼ全て行ったと思う。バーのモンモンやノンノンは味はよく覚えていないがホテルのバーには入りにくいという人には敷居が低くてオススメだ。てんぷらの山の上は、彼女とも行ったし、仕事でもよく行った。ここの天ぷらは私はとても好きだ。名前は忘れたが地下にある鉄板焼きの店のヒレスーキはひどく旨かった。

ホテルのバーに入りたい・興味ある・でもちょっと・・・という人にオススメの店を今思い出した。横浜と言えば誰が何と言おうとホテルニューグランドが一番だろう。ここのバー、シーガーディアンはサザンのLOVE AFFAIRに登場する。

マリンルージュで愛されて
大黒埠頭で虹を見て
シーガーディアンで酔わされて
まーだー 離れたくなーい♪

ニューグランド自体がやや敷居が高いのでバーはもっと敷居が高いだろう。たぶん。そんなあなたには横浜そごうの10FにあるシーガーディアンIIIをオススメしたい。ちょっと入りにくいが、入ってしまえば眺めの良さにうっとり。酒も旨いし、ホテルのバーの雰囲気とはこんなものなのだと味わうのにいいだろう。お店の人に訊いたのだが、シーガーディアン本家の方はジーンズ、スニーカーはちょっとということだそうだが、ここだったらデパート内なのでカジュアルな格好でも全然構いませんよとのことだった。

と、猛烈に脱線して結局「ホテル内飲食店は高いのか?行く価値があるのか」「オススメのお店紹介」に変わってしまった。まあいい。

極めて個人的な感覚でしかないが、ホテルのバーはリーズナブルだと思う。しかし麻生さんのように毎晩行くのはつまらない。ときにはホテルのバー、ときには居酒屋と変化があるのが面白いと思うし、高い店しか楽しめないというのは損だ。AもBもCも楽しめるという方がAしか楽しめないより幸せな人生を送れるのではなかろうか。






今日の教訓



女の子だけを
愛するよりも
男の子も
愛せると
幸せ倍増(当社比)
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『覇王の番人』真保裕一

2008-10-27 | books



「覇王の番人」(上下)真保裕一 講談社 2008(週刊現代に連載したものに改稿)

明智光秀について従来とは違う人物像を。朝倉家に仕官した時代から話は始まる。光秀と、信長に親兄弟を殺されその後忍びの者となる小平太をパラレルに描く。

「連鎖」「取引」など2字の熟語からなる小役人シリーズで初めて世間に登場した真保裕一。その後「ホワイトアウト」や「奪取」などテイストの全く違う作品で読者を楽しませてくれた。彼が初めて書いた歴史小説なのだから期待するなと言われても、期待してしまう。


いやいや。読むのがつらかった。久しぶりに苦痛の伴う読書をした。なぜかというと

・ 誰が書いているのか分からなくなる個性のない文体であるのが一つ。歴史小説なら司馬遼太郎、安部龍太郎、隆慶一郎、時代小説なら池波正太郎などなど、みな個性のある文体で書いている。それが独特のリズムを生み出すのでいわば「現実味の薄い古い話」にリアリティや迫力を与えるのだ。しかし真保裕一らしくない文体が実にリズムわろしなので読むのがつらい。

・ ストーリーがあまり血沸き肉踊らない。もっと興奮するように書けるんだろうと想像するが、なぜか退屈だ。

・ 作者が想像して埋める登場人物の行動にシンパシーを感じない。文献に光秀やその他の人物の言動全てが書かれているわけがない。従って、歴史小説ではそこを作者が創造しないといけない。この創造部分が歴史小説の良し悪しに大きく関わってくる。そして本作では創造に失敗したのか読みながら光秀に感情移入することが非常に困難だった。(司馬遼太郎はその「創造」が過剰なので、しばしば真の歴史から逸脱するという批判がある。これについては、私の中でまだ良いとも悪いとも判断できない。しかし創造部分が面白いので感情移入し易いとは言える)

まあ面白くなかったということを声を大にして長らく語っても仕方あるまい。お口直しになぜか、本能寺の変は信永の自殺であったとか、ブッダは実は悟りを開いていなかったなどと言い張る歴史ミステリーの怪作「邪馬台国はどこですか?」を読んだら、こっちの方が面白かった。






今日の教訓




分厚くて高い本が
必ずしも

面白いとは限らず、
分厚くて高い肉は
必ずしも
産地が偽装されていない
とも限らない。
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ラッコ(北方見聞録)

2008-10-26 | travel
















なんか気の利いた台詞でも言わせようとずっと考えていたのだが、にっちもさっちもどーにもブルドッグ状態(誰も分からない)なので、これにて失礼いたす。
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コンドーム売り場にて

2008-10-25 | days

ドンキホーテにおった。そこでカップルの会話が聞こえてきた。

男「お!この薄いやつにしようぜ」

女「だめだよー そんなに薄かったらすぐいっちゃうでしょう?」

男「そうだなー あははは」

女「あははは」


うーむ。言い得て妙というか話している内容になんら間違った箇所はない。しかしねー。こんなリアルな会話が公共の場でなされるのかー。ドンキが公共の場かと言うと、ヤンキーの公共の場と言うほうが正しい気がするが。

あまり人前では話せない・話さない内容。でも二人っきりなら話しちゃうの♪って内容は誰しもが持っておるだろう。そりゃそうだ。わしだって持っておる。

しかし、それを特に小声でもなく堂々と人に聞かれても気にせずにしゃべるというこの行為。

① 日本は変わったんだよー。羞恥心なんて心の状態を表す言葉じゃなくてグループの名前なんだよー。
② そんな奴らがちょっとうらやましいぞー。わしも堂々と禁止用語で話したいぞー。
③ 実はこの会話は架空だった。
④ 実はこの会話はわしの会話だった。

まあどれでもいいだろう。誰も気にしないだろう。




今日の教訓





コンドームとかけて、
世界新記録ととく。
そのこころは、
破れたら大変



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ハロウィンの恐怖

2008-10-24 | days
某お店で。
ドキっとした。

トリック・オア・トリートって言おうとして、
こんなやつが玄関にいたら、




今日の教訓






泣く
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眠れない夜にソー

2008-10-23 | laugh or let me die




特にツッコミどころのない、言わば平凡な食卓

ソーセージのある平凡な食卓

食べる時間以外は平凡な食卓
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史上最小の作戦(全てはブックオフから始まる)

2008-10-22 | books

とても悲しいとき。

それは、あの本がこの本がBOOKOFFで105円で売られているのを見るとき。10年も20年も前に出た本でしかも汚いのであれば当然だろうが、新しくてキレイでしかも面白かった本が105円の刑に処されている様を見ていると涙が床を濡らす。びじょびじょ。

そこで、

誰からも頼まれず勝手に孤独な闘いをはじめることにした。まあふるちゃん、あなた意外とバトルサイボーグなのね。

どんな闘いかと言うと・・・・・・ 全10巻のシリーズ物があったとする。それをバラで全て105円で買い揃えるという非常に困難かつ危険なミッションだ。芳本美代子ならみっちょんインポシブルだ。(物凄く久しぶりに、ブログ始めたばかりの頃の「ああ俺壊れている」感を味わっている)

ああ分かるよ。あんたの言いたいことは。「そんなの簡単だろ?つまんないミッション系スクールだのおー」

いやいやいやいやいやりんぐ。いかいかいかいかりんぐ。

最近出たベストセラー本ならそりゃ簡単に揃えることは可能だろう。なので最近出たのではない。しかもブックオフなる大衆に迎合した店ではあまり置いてない風の本を狙うのだ。だからと言ってラカン全集とかドゥルーズ、ガタリ、あるいは三一書房の夢野久作全集だと不可能だろう。∴(ゆえに)すき間を狙ってみた。

アイザック・アシモフの「ファウンデーション(銀河帝国衰亡史)」

①ファウンデーション②ファウンデーション対帝国③第二ファンデーション④ファウンデーションの彼方へ(上)⑤(下)⑥ファウンデーションと地球(上)⑦(下)⑧ファウンデーションへの序曲(上)⑨(下)

となんと9冊もあるのだ。半年ほど前から極秘裏に進めていたこのプロジェクト。それはもうつらかった。ブックオフでそんなに置いてないのである。105円どころか450円ですら見つからない。まあ見つかっても105円でないと買わないが。仕方ないので訪れる街街でブックオフを見つけると、このファウンデーションシリーズを探した。そして半年かかってずどーん!








 



こんなに集めた。これ全て105円である。いやいや時間がかかった。「ファウンデーションの彼方へ」がどうしても見つからないがそろそろ諦めよう。いいのだ。どうせ読まないから。

なになに?この危険極まりない作戦に貴兄も参加したいと?ふむふむ。ちゃんと生命保険に入っておいた方がいい。この作戦の先輩から秘訣を教えてやろう。それは

読みたい本は選ぶな


え?どうして?読みたい本だから買うんじゃないかー。
違う。読みたいから買うんじゃない。不揃いだから買うんだ。だいたい、読みたくて仕方ない本だったら、ふつーに本屋で買えばいい。高くて買えないなら図書館行けばいい。特に読みたいわけではない本だからこそ、105円売り場でこそこそひそひそと少しずつ集められるのだ。




さて、今回ちょっと足りないが勝手にこのミッションはコンクリートしたことにして、いやコンプリートしたことして次回のミッションは










「ハイペリオン」(上下)「ハイペリオンの没落」(上下)「エンディミオン」(上下)「エンディミオンの覚醒」(上下)と4部作全8冊ある。

すばらしいことに途中が一冊だけ105円で売られているのを見かけたので、かわいそうな子羊ではなく子本を救うため立ち上がった。いや買っただけだった。ハイペリオンシリーズはSF読みでは伝説の作品なんだろうが、とりあえず4軒行ったブックオフではどこにも置いてなかった。

あ、そうそう町田にすごく大きいBOOKOFFがあったけど、あれ駅前の東急の中に移った。そしたら狭いし、品揃えが昔の1/5ぐらいになった。

とまーそんなわけで私以外の他人にとってはほんとにどうでもいい闘いの披露であった。「ハイペリオン」?たぶん読まないだろう。





今日の教訓




本は読むために
あるのではなく、
置くためにある。
理想の異性とは
抱くためではなく、
見るためにある。


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横浜トリエンナーレ、ランドマークタワーの風景

2008-10-21 | days








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SCANDAL、女性向けドラマを男が見る

2008-10-19 | film, drama and TV

戸田菜穂から結婚式の招待状が届く4人の女。結婚式で出会う初対面の彼女たちは、ツアーで知り合った元モデル吹石一恵(20代)、戸田に家庭教師してもらっていた長谷川京子(30代)、CA時代の同期鈴木京香(40代)、元上司の桃井かおり(50代)

4人だけの2次会で戸田から「ゲームしよう」との提案。5人が男をナンパして来て一番遅かった者が奢るというもの。何とか男をゲットして帰る京香以外の4人。京香は手ぶらで戻る。結局、新妻戸田は戻らない。翌日彼女の夫から捜索願いが出て、また4人は再会する、警察署で。

面白いかと訊かれれば、それほどでもないと答える。まず最初に鼻につくのは、彼女たちの台詞回し。舞台だったら映えるんだろうしゃべり方をする。しかし飲み屋でそんな話し方はしないのだから、不自然。非日常を描くのならそれでもいいのだが、日常を描いているように見えるのでね。

評価できるのは、今旬の視聴率を取れるであろう役者が出ていないこと。あくまでも井上由美子の脚本で見せようということなのだろう。残念ながら脚本の出来も良いとは言えない。「きらきらひかる」や「危険な関係」の時のように、次どうなるんだろう?という楽しい期待を特に持たせてくれない。戸田菜穂が失踪したと言っても、①大人である②まだ24時間も経過してない③犯罪性が今の所ない④それまでもドラマの雰囲気から危険なドロドロとか何か出てくるような感じが全くしない。→だから、特に期待でわくわくしない。

このSCANDALは女性の視聴者をターゲットにしているのだろうという感じがする。色気、特に男性に受ける色気よりは、女性が求める美しさが映像に、ストーリーには女性の平凡な日々という親しみ安いネタが。だから男性の私にはあまり評価できないのかも知れない。しかし本当に面白い作品は、少年ジャンプで連載されていても女性にも人気があるし、少女マンガでも男性が夢中になるし、性の垣根を越えてしまうのが真に面白い作品なのだろう。

タイトルのSCANDALの意味はさっぱりまだ分からない。特に内容と関係ないのかも知れない。でも、とりあえず見てしまうタイトルだ。初回だけは。

来週以降見るかと訊かれればたぶん見ないと答える。

なお、最近ドラマレビューが多いのは、初回ドラマはなるべく見るようにしているから、たまたまその時期と重なっただけ。今後は減るでせう。






今日の教訓




スキャンダル
スカンダル
イスカンダル
って、
アレクサンダー大王
のことなんだよ。
知ってた?

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アザラシが何かを

2008-10-19 | laugh or let me die



アラスカの船上から。何かを言おうとしているアザラシがいる。

拡大してみよう。









「三浦元社長って肩書きがビミョウじゃね?」

「もし俺が死んだらさー 元黒板消し係って言われるのかなー?」

「あ?俺は猫じゃねーよ。タマちゃんて誰だよ?」

「あ?ダウンロードして待ち受けとかにしてんじゃねえぞ。金とるぞ」

「そういやさー オットセイが言ってたよ。悪いことは全部オットノセイだってさ。ぐわっはっは」


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足し算のドラマ『流星の絆』とスピード減速『ブラッディ・マンデイ』

2008-10-18 | film, drama and TV
最近このブログを読み始めた賢明かつ聡明なる人は、ここは読書ブログだかドラマブログだと思ったかも知れない。

しかし、残念長良川違う。ここは旅行ブログ読書ブログ音楽ブログドラマブログ以外のブログなのである。だったら何のブログか?教えて欲しい。私が分からない。

さて、

始まったばかりのドラマ「流星の絆」 とりあえず戸田恵梨香のミニスカにto some extent 萌えてしまったが置いておく。

官藤官九郎脚本が原作にはなかったシーンを増やして水増しをはかっている。でないと10回もたないのか?尾美としのりのカレー屋ジョージクルーニー、ポストイットを貼るハラスメント上司などおふざけが多い。

原作を読んだ人にとってはその足し算部分が楽しめないなら見る意味のないドラマだろう。原作読んでいなかったら十分楽しめる、コメディという名のスパイスがが振りかけられたサスペンスだ。私は次回から見るか悩みどころ。クドカン足し算部分がそこそこにしか楽しめないからだ。

原作のレビューは4/9の記事参照 「東野圭吾『流星の絆』は傑作か?」

さて「ブラッディ・マンデイ」第二回

第一回と比べると、ものすごくタルイ。5分くらい居眠りしていても大して支障ないほど。例えば、妹の爆弾除去のシーン。視聴者は、どうせ彼女助かるんでしょ?と思いながら見ているのである。だからこそその僕らのイケない気持ちをぶっ飛ばすような緊張感が欲しいのだ。くれくれタコラ(ふるっ)しかし、長い時間使った割に、緊張感もなく時は過ぎてゆく。先週あれだけ盛り上がったのに。監督が変わったのか?

以上、ドラマRoom Of Kingを見ながら書いた。それもどうかと思う(今週はあまり面白くないんだよね)

全然関係ないけど今日、横浜は石川町駅から少し離れた車橋もつ肉店といつ立ち飲み屋に行ったのさ。これが激安・激ウマでまいった。横浜の酒飲みの間では知らぬ者のいない店らしい。だからと言って、店の紹介するでもなく、写真アップするでもないわけで、このブログはグルメブログでもどうやらないらしい。

以上、生まれて初めて飲んだホッピーに酔っ払いつつ書きました。ごめんなさい。



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着るサプリメント、skins買うべきか買わざるべきか

2008-10-18 | days

登山のとき、いやトレッキングの下山のとき右ひざに激痛が走る。これをカバーするために膝をサポートするタイツ的な物を探しに街へ。






ワコールのCW-Xである。我々男性もついにあのワコールを履ける日が来るとは涙そうそう。効果については登山師匠でもある某店員I師匠に訊いたところ「ないよりはあった方がまし。劇的に痛みがなくなるわけではないでせう」

そうなのかじゃ、やめとくか。それから数ヶ月の月日は百代の過客のごとく。

たまたま訪れた某関東で山系の店ではかなり大規模な店I

そこでskinsを初めて見た。









筋肉のサポート、血行を良くするなど機能満載(らしい)通勤電車で履いても着ても効果があるとか、デスクワークでも効果があるとか。なぜだ猛烈に欲しくなってきた。

→試着してみた(試着用の商品があるわけではなく売ってるやつをそのまま着る)店員は「気持ちいいでしょう?」と言うのだが、うーん。よく分からない。その店員さんはここ1年ほぼ毎日シャツの方は着ていて、タイツの方は履いたり履かなかったりだそう。サーフィンをやるそうでウエットスーツの下に着たりするんだと。

ほぼなんとなく買う気分になってその店員にきいてみた。

「1年着てみてどんな効果がありました?」

「そうですねー なんとなく肩こりしなくなったよーなー そうですねー なんとなく疲れなくなったよーなー気がしますねー」

この瞬間買わないことに決めた。1年も着てるのに「なんとなく」っておい!タイツだけで14700円もするので「効果がある」とある程度思えないとさすがに買えない。

今年年頭の誓いに「服は確実に着るモノしか買わない」と誓ったしね。





今日の教訓




試着した自分が
鏡に映ったら
人相の悪い
ウルトラマンみたいだった


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