頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

NHKドラマ『坂の上の雲』第一話

2009-11-30 | film, drama and TV

司馬遼太郎の原作をむさぼるように読んだのはいつのことだったろうか。まだ私が尋常学校に通っていた頃だから大正三年・・・この件もう続けなくていいかな?

11月29日から五回の放送。その後は福山雅治の「龍馬伝」だから幕末維新好きでイケメン食いの女子にはたまらないだろう。

初回は秋山兄弟と正岡子規の幼少期から青年期20歳ぐらいまでを描いていた。観ていておっと思ったのは、廃藩置県によって武士が失業したこと。言われてみれば当たり前なのだが意識したことがなかった。その時代の強い上向きのほとばしるような熱い思いが伝わって来る。学校に行きたくても行けなかった時代と学校に行きたくないのに行かないといけない今、どっちが幸せなのだろうか。

菅野美穂が正岡の妹役で17歳ぐらいを演じているが何ら違和感がない。ミヤネ屋の丸岡いずみアナは「奇跡の38歳」と呼ばれているそうだが、菅野美穂も「ミラクルな32歳」である。

秋山好古こと阿部寛が弟との共同生活で茶碗がたった一つであることについて「身辺は質素な方が良い」と説く。身の回りのモノ(物理的に存在するモノ、精神的なモノ)を今年になって急速に整理・譲渡・売却・廃棄している私は「だろ?そうだろ?」と小さくつぶやいてしまった。

全体的にやや説教くさいというか教育的に良い方向に作られていることが気にならないこともないが、小さい小さい。熱く焦げるようなモノをかつては腹の底に抱いていたわしら、そして熱いモノを持ちたいと願う若者たち双方にとって大収穫となるドラマだった。

いやいや。さすがNHKだね。え?

N ナニモナイトキハ
H ヒトリデ
K コレヲミトケバイイ





坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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内藤VS亀田世界戦

2009-11-29 | sport

「坂の上の公文式」は、いや「坂の上の雲」は録画して生で世界タイトルマッチを観た。

最初は、内藤も調子が良さそうだったし、イーブンな感じ。しかしいきなり飛び込んで出す右が当たらなくなってきたのと、亀田の左ショートが何度も内藤の顔面を襲った。その結果、内藤の目の周辺は腫れ上がり、鼻はつぶれてしまった。ポイントで亀田が内藤を上回っていることが明らかになっても、内藤が猛攻する場面があまり見られなかった。バテテてしまったのか・・・

最終12ラウンド、内藤はラッシュをかけるが、判定勝ちに持ち込もうとして逃げようとはしない亀田。結果としていい試合になった。

亀田というヒールは、チャレンジャーとして存在する方がしっくりくるというか、デストロイヤーやアブドラ・ザ・ブッチャーがIWGPのベルトをしてはいけないだろうというようなちょっとした違和感がなきにしも。今後、メディアそして我々が亀田(亀田ファミリー)をどう見ていくのかということに興味がある。誰かが亀田を倒してくれるのを楽しみに待っていてもらうというのが、ヒール亀田のヒールらしきあり方なのだろうか。

ツイッターでは、TBSのアナウンサーが内藤びいきしてヒドイという書き込みを見かけたが特にそんなことは思わなかった。それと、内藤がマウスピースをしていないように見えたのだが、気のせいだよな・・・ま、いいか。

一連の亀田・内藤騒動で、本来ならタイトルマッチで視聴率が20%を越えることもないはずのTBSと、おかげで知名度と人気が飛躍的に向上した内藤、そして亀田、三者とも得をしたことになった。

これが全て誰かの書いたシナリオだったとすれば、すごく面白いんだけどね。




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そんなものが欲しいのか

2009-11-29 | laugh or let me die









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店名にツッコンでください2

2009-11-28 | laugh or let me die
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『プリズン・トリック』遠藤武文

2009-11-27 | books

「プリズン・トリック」遠藤武文 講談社 2009年

江戸川乱歩賞受賞作 応募時のタイトルは「三十九条の過失」千葉市原の交通刑務所内で殺人事件が起こる。一つは密室殺人であること。さらには顔が酸で焼かれ身元が分かりにくくなっているが、別の受刑者が殺したことが序章で示唆される。しかし話はずっと複雑で・・・

いやいや。物凄く良い所と、破綻が混在している。登場人物が多すぎるということと、いくつかあるトリックの内、それはないんじゃないか?と思わせるものがあること、事件を解決する「探偵的」立場の人間が出てくるので彼の視点から感情移入しながら読んでいるとだんだんおかしなことになることとか。

肝心の密室殺人トリックについて評価が高いようだが私はそれほどでもなかった。それよりも<誰が><なんのために>行った犯罪なのかが分かった時のカタルシスが大きかった。また旧タイトルが示す部分=メインの犯罪ではないサブ犯罪についても巧いと思った。ラストのどんでん返しは、多少予想できてしまったのでどんでん返っていなかったが。

しかし処女作でこれだけ書ける人なのだから、今後に大きく期待できる。男性でも処女作とはこれいかに?





プリズン・トリック
遠藤 武文
講談社

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カンパニー松尾監督のインタビュー発見

2009-11-26 | film, drama and TV

私が敬愛してやまない映画監督は、と言えばスタンリー・キューブリックか、この人、カンパニー松尾。知ってる人は知ってるし、特に女子は知らないだろう。あなたの想像した通り、そっち方面の映画監督だ。村西とおる監督はチラチラとテレビに出て来るが、カンパニー松尾と代々木忠は見た事がない。そうしたら、

midnight eyeという映画を紹介するっぽいサイト内にインタビューがあった。原文はここ

ということを紹介してくれているのが雨宮まみの「弟よ!」で、その全訳がはてなにあるカンパニー松尾とAVの世界(前編)(後編)にある。インタビューそのものは2006年だが何しろ読んだことがないので新鮮だ。特に林由美香という女優とのいきさつが読ませる。またその他に、北野武や黒沢清らそうそうたる面々のインタビューが読める。英語だけど。



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こんなとこで運つかいたくねえや

2009-11-25 | days



所謂福引とか引っ掻き札なるものには手を出さない拙者であるが。えっとスクラッチカードのことじゃな。どうせ当たってもたいしたモノを貰えるわけがないからやらないようにしている。

しかし縁があって、こんなにたくさん引っ掻いてしまった。

しかし全てハズレだとは・・・

ガッカリするやら。




スクラッチカードとかけて

入れ歯の爺さんの口元ととく。

そのこころは、

はずれだ。

歯ズレた・・・




ああつまらないね。

それでいいんだよ。

こんなとこで運使いたくねえや。



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『まほろ駅前番外地』三浦しをん

2009-11-24 | books

「まほろ駅前番外地」三浦しをん 文藝春秋社 2009年(初出別冊文藝春秋)

あの多田便利軒が帰って来た。なんとあの腐女子の中の腐女子三浦しをんが直木賞なるモノを取ったのが、「まほろ駅前多田便利軒」で、その続編がこれ。直木賞が功労賞的側面が強いものになってしまってからは、受賞作=その作家のとりあえずの頂点 では全くなくなってしまったのに、これは例外的にすごくいい作品だった。

とかなんとか言いながら、前の話をよく覚えていなかった。しかし、ご安心あれ。自分の書いたレビューを読めばいいのだ。三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」で爆笑 と書いてありながら筋がさっぱり書いてありゃしない。なんのためのレビューだかよく分からない。

町田を連想させる(しをんは確か町田出身だったはず)まほろという街で細々と多田というおっさんがやっている便利屋。この便利屋に依頼してくる変な客と変な依頼。高校の友人、行天という大変人がなぜか居候することになり、多田の生活は面白おかしくなっていく、というような話だったと記憶している程度には私の脳は微弱に振動している。

本作は、語り手が便利屋の客になるものの、便利屋が出て来ることには変わらない。

<光る石>自分が婚約してティファニーの指輪を買ってもらったら、親友が同じティファニーのカラットの大きい指輪を買って貰ったのが許せない女が便利屋に頼んだ依頼とは・・・

<星良一の優雅な日常>ドラッグを売る危険な男、星。朝早く起きて走り、肉体の鍛錬をしてストイックな日常を過ごしているが、なぜか受験生の女の子と暮らしている。以前に便利屋と関わりのあったその子は便利屋に探して貰った猫を飼いたいと言う。それどころでない仕事に追われる星は・・・

<思い出の銀幕>ボケてしまったおばあちゃんは駅前の映画館のマドンナだった。彼女が語る昔の恋愛ばなしは意外な方向へ・・・

<岡夫人>前作にも出てきた、バスの間引き運転のチェックが生きがいのおじさん(町田に詳しい友人曰くは、それはカナチュウこと神奈川中央のことだそうで本当に間引いていたとか)がまた登場。今回はおじさんの奥さんの目線でこんな夫はいかがなものなのだろうかという彼女の心の揺れと、彼女から見た多田と行天評はいかなる・・・

<由良公は運が悪い>やはり前出の塾に忙しい小学生由良。今回は街をほっつき歩いていたら、行天に捕まってしまった。彼に振り回されたあげく・・・

<逃げる男>死んだ男の遺品整理を頼まれる。依頼者の女は事業家でレストランチェーンの社長だと分かる。死んだ男は誰なのか。全くミステリーぽくはなく話は進む・・・

<なごりの月>妻がインフルエンザ、夫は出張に行かねばならない。妻と2歳の娘の世話と頼まれた多田。自然食に拘る彼女に対する違和感、そして最後に出てきた行天の子供に対する感情・・・(からまだこの話は続くはずである)

てな感じ。相変わらずうまい。本当にうまい。日経新聞の読書欄で今月は意外に学のあるところ見せ付けているしをん師匠。単に腐女子という枠には入りきらない。


 ばあちゃんが話したことは、多田と行天のほかには見物客のない花火のように、黒い虚空に消えてしまった。
映画に似ている。暗闇のなか点滅する、一秒間に二十四回の光。光は温度となり、温度はドラマとなって、記憶の銀幕で像を結ぶ(135頁より引用)

「おまえは呑気だなあ。だからあの若僧になめられるんだ」
「あら、そうでしょうか」
「そうだよ」
なめられたとは、岡夫人はこれっぽっちも思わなかった。むしろ、もし誰かを見くびり、下に据えるような振る舞いができるのなら、多田も助手ももうちょっと生きやすかったかもしれないと思ったほどだ(166頁より引用)



なんていい文章を書くんだろうか。ずしっと腹の底に響いた。これだから三浦しをんはやめられない。



三浦しをん「風が強く吹いている」で妄想姫が描く箱根駅伝
「光」
宮崎駿も絶賛した「神去なあなあ日常」






まほろ駅前番外地
三浦 しをん
文藝春秋

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店名にツッコンでください1

2009-11-23 | laugh or let me die
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ハルキストのSさんは火車は重くて苦手ですと言った

2009-11-22 | books

まあタイトルで全てを語ってしまったのでそれ以上あまり言うことがない。そう言いながら

50分語り続ける私(←ブログをはじめたばかりの頃、よくこういう展開をしてた。字数だけは多かった初期の私も今となってはかわいい)

村上春樹が大好きの30代男性Sさん。確か、私が大嫌いな某KO大学の出身。なぜ私がKO大学が嫌いかと言うと、私が憎悪する父親の話からはじめないといけないが、この話は近親の者にすら話していないので、それより先にブログで語ってはいいけないだろう(当社判断)

そのSさん。とっても「いい人」である。いや【いい人】である。イケメンだし、スマートだし、色んなことをよく知っているし、押し付けがましくないし、上から目線でも下から目線でもなく、人との距離の取り方が巧い。だからたぶん、理想の旦那様(もしくは父親)なのではないかと思う。

もし難点があるとすれば、♂が生まれながらにして持っているオーラに欠ける。いわゆるgreedyな感じがないのだ。草食系とまで薄っぺらじゃないのだが。♀がなぜか惹かれてしまうフェロモンが薄い。=男として、あるいはひととしての魅力に欠けるということでは全くないと思うのだが。

彼が好きだと言う、村上春樹作品。私は1Q84を読んで楽しんだと同時にこういう作品「だけ」楽しめるとすればそれはちょっとヤバイと思った。なぜなら、そこにはリアリティが欠けていて、人間が持っている重いこと、痛いことがないからだ。

そんなSさんに、ごっそりと私が持っている宮部みゆき作品を貸した。すると彼は火車に対して、「ちょっと重たくて苦手でした。面白かったですけど」

うーむ。なるほど。

Sさんは単にサンプルに過ぎないが、ハルキムラカミが好きな人=重たいand/orリアルな(人生)(物語)を避ける傾向にある ということは言えるように思う。

だからそれがいいとか悪いとかいう話ではない。私は重くてand/orリアル過ぎる(人生)も(物語)も涎を垂らすほど大好物であるが、だからと言って私が崇高なる存在で、あるわけがない

でも、

単に「それって好き嫌いの問題でしょ?どうでもいいんじゃない?」と切り捨てるのもなんだか違う気がする。

生まれながらのものとしか言えない食べ物の好みと後天的な好みとはやはり違うのではなかろうか。この件、よく分からないので私の長期宿題とする。また、Sさんに長期彼女がいないという事実と本件との関係については現在鋭意調査中である。







火車 (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社

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『ファミリーツリー』小川糸

2009-11-21 | books

「ファミリーツリー」小川糸 ポプラ社 2009年(書き下ろし)

映画にもなる「食堂かたつむり」と「喋々喃々」に続く第三作 舞台は安曇野 菊さんとスバルおじさんが営む恋路旅館に住む父母姉の蔦子、リュウこと僕 毎年夏になると東京から泊まりに来る不思議な女の子リリー リリーと僕、見つけた子犬 中学生になり高校生になりそして大学生へ そう簡単には行かない男の子の青春と恋愛とそして自然を瑞々しい文章で描く。

いやいやいや。まいった。実はそんなにストーリーに入り込めないなと思って読んでいたのだ。何がメインストリームの底にあるかつかめないというか。しかしそれは私がこの本を読んでいる頃に抱えていた内面的(?)な問題のせいであって本のせいじゃない。

もろもろあって、この本の終盤、菊さんが80歳を過ぎて初めて靖国神社で桜を見たいと上京することになる。それ以降の展開が私は大好きだ。素朴なばあちゃん菊さんの言動には端倪すべからざる所があるのだが、この辺りから急に一行一行の間が詰まってきたように感じた(そんなわけないけど。)この267頁からラスト330頁までの間に作者小川糸の思いがぎゅっと凝縮されている。言わば、それまではこの見せ場へのプレリュードだったのではなかろうか。すごくいい。

とか言いながら、これはかなり極端な見方なので、最初から最後まで同じテンションで読むのが普通で正常なんだろうとも思う。


「わかりました」
僕はそう投げつけるように言って立ち上がった。世界の糊しろと糊しろがくっついて、少しずつ閉じていくみたいに息苦しかった。(144頁より引用) 



こんな文章もステキだと思う。(ステキなどという言葉を使っている私はステキじゃないけど)

「食堂かたつむり」では若い女子、「喋々喃々」ではもうちょい若くない女子、「ファミリーツリー」では若い男子が主人公である。次は若くない男子を期待したい。また、小川糸は新作が出たら必ずチェックする作家であり駄作が2本続かない限り読み続けるであろう作家リストに入れた。



「食堂かたつむり」
「喋々喃々」
小川糸「喋々喃々」を読んだ後、村山由佳「ダブル・ファンタジー」を読むと





ファミリーツリー
小川糸
ポプラ社

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細野悟選手ついに世界タイトルマッチ!!

2009-11-21 | sport

私が日夜滝汗をかいている大橋ジム

そこの最大のスター、現東洋太平洋フェザー級のチャンピオン細野悟選手が一つ階級を落としてスーパーバンタム級で世界タイトルマッチに挑むことが発表された。

サンスポ

(日本チャンピオンの上が東洋太平洋チャンプ、その上が世界チャンプ)(WBAではフェザー級が126ポンド=57.153kg スーパーバンタムでは122ポンド=55.338kgなので2キロほど落とさないといけない)

いやいやいや。先日のダブル世界タイトルマッチの前座で防衛した細野さんがついに世界へ。ジムでよく練習しているのを見かけるが、バズーカと呼ばれるだけあって、信じられないような音がサンドバッグ轟く。ロッカールームで着替えている所を見ると・・・(そんなこと書いちゃいけないだろう)

尋常でないほど無口な人なので声をほとんど聞いたことがない。しかし虫も殺さないような優しい顔立ちをしている。

同じく大橋ジム所属の翁長選手のブログのあちこちに写真があるのでよろしければそちらを。またここの10/31の記事にあるわがジムのアイドルとして写真がアップされているアヤカさんであるが、実物はもっとかわいい。そして実物は死ぬほど強い・・・でも私のような下賤な者でもちゃんとお話をしてくれるのだ。ありがたやありがたや。


そんなわけで、三連休と言っても私はあまり休めないんだけど、

ハブアナイスウイークエンド!

そして、

世界タイトルまっちぃでぇ~す


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スガシカオFUNK FIRE '09 YOKOHAMA BLITZで踊る

2009-11-20 | music


初めてシカオちゃんのライブを観る事に。場所はYOKOHAMA BLITZ 横浜駅と桜木町駅の間辺りにある。18時開場だが、整理番号順に入るのでそれより早く来ても仕方がない。オールスタンディングなので、コインロッカーを確保して、鞄やら帽子やらコートやらは詰め込み長袖シャツの脱いで半そでTシャツで臨戦態勢。

連れが遅れているので1階をぶらついていると、20代から30代の女性が多い。でもビール飲んでいる人が多いし、全身からやる気まんまんの人だらけだ。自分一人だったら1階のしかもかなり前の方にいられたが(整理番号689だったけど)連れを待っていたら、後ろに段差があって少し高い所があるのでそっちへ。

19時ピッタリに始まる。

逆光の中登場した我らがシカオちゃん・・・うぅ かっこええ かっこええよ かあちゃん後光がさしとるとよ

エレキギターx2+ベース+ドラム+キーボードというミニマムな編成。アコースティックな曲なし、ポップなし、ファンキーな曲だけのライブ。CDは全部聴いたはずなのに体感的には半分ぐらしか知らなかった。

しかしやっぱり小さい箱のライブはいい。胃に響く爆音、頭上をギラギラと揺らめく照明、しょっちゅうだと体に悪いような気がするやや刺激の強い娯楽。たまんない。

コアなファンが多いせいか、グルーヴ感もライブハウス全体を覆っている。曲なんて知らなくても問題ない。真ん中より後方左でアディダスの白黒Tシャツに迷彩のパンツを履いてノリノリで踊っていたのを目にしたとすればそれは私である。

スガシカオと言えば、MCが面白いで有名だが、今回はMCはほとんどないので、キッチリ2時間のステージだがやった曲の数はかなり多かったと思う。

ロックは勿論だが、クラシックやジャズ、落語や演劇などいいライブを観てる最中、そして観終わった後って、他のエンターテイメントが与えてくれるのとは全く異質の感覚の襲われる。気持ちいいし、全身がふわふわと高揚するし、自分が生きてるって感じがすごくする。

やはりライブだけに、

LIVE makes me alive.(おいおい。これ文法あってるのか?)










FUNK FIRE'07の映像 「奇跡」メンバーはたぶん同じ 雰囲気も同じ 箱はこんなに大きくなかったけど


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『もう、怒らない』小池龍之介

2009-11-19 | books

「もう、怒らない」小池龍之介 幻冬舎 2009年

「沈黙入門」が実に味わい深かった、僧侶小池龍之介 欲望が人を動かすモチベーションになるのではなく、むしろ自分にとってマイナスになる。怒りは自分のためにならない。迷いも自分のためにならない。というような事を何とも言えない癒し系(?)な文章で語ってくれる。

とは言っても、怒りを覚えることをやめようと思ってもやめられるわけではない。小池は「自分が怒りを感じる瞬間を意識するだけで違う」と言う。なるほどなるほど。緊張して話せなくなってしまうときには「ああ自分が緊張してるな。今自分の指はこんな動きをしてるなと意識するだけで違う」と言う。

ただ歩くのでなく、自分の足が地面に降りそして踏み出しているのを意識すると良いと言う。将来こうなりたいから今こうするとか、これが終わったら自分にご褒美をあげようなどと考えるのではなく、「今自分がただこれをしているだけと考える」ことがコツだとも言う。ふむふむ。他にもいい事をあちこちに書いてくれていたが、未読者の興を削がないようにしておこう。

なんだか仏教という東洋思想と精神分析学や心理学という西洋的なアプローチがミックスしたような方法論にように感じた。私にはとても説得力がある。私はどうしても好きになれない所謂自己啓発本とは一線を画していると思うのだが、どういう一線なのか自分ではうまく説明できない。

一線を越えるのなら得意なのに。



「自分」から自由になる沈黙入門 小池龍之介
「考えない練習」





もう、怒らない
小池 龍之介
幻冬舎

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「自分」から自由になる沈黙入門
小池 龍之介
幻冬舎

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『ザ・コールデスト・ウインター』デイヴィッド・ハルバースタム

2009-11-18 | books

「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」(上下)デイヴィッド・ハルバースタム 文藝春秋社 2009年

THE COLDEST WINTER, David Halberstam 2009

「ベスト&ブライテスト」などで有名なハルバースタムの遺作は朝鮮戦争について。膨大なデータをもとに積み上げてゆく朝鮮戦争の真実・・・

いやいや。つらかった。そもそも朝鮮戦争にそれほど興味がないのと、事前に知識が不足しているのと、局地戦で師団が西から東に動いて攻撃するの図など見せられても・・・

金日成とスターリンの関係や、マッカーサーが意外と尊敬に値しない軍人だったとか、局地戦・細かい攻防以外の文章は面白く読ませてくれる。

まあ面白いとかつまらないという評価を超越した重厚長大な記録だと思って読めばじわじわと来る。苦行の先に見えるモノがなんだかは見えない苦行の一種だろうか。いやそこまで苦しくはないよ。

それよりも(それよりも?)

ウインターなのかウィンターなのか
ウイーンなのかウィーンなのか
ウインナーなのかウィーンなのか
スタン・ハンセンは
ウイーー!なのかウィーー!なのか

それが分からない。





ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 上
ディヴィッド・ハルバースタム
文藝春秋

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ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 下
ディヴィッド・ハルバースタム
文藝春秋

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