頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

ドンキのレジで

2009-05-31 | days


支払いをしようと、レジに。明らかに明白にすいている列があるので、当然そこに並ぶ。すると、レジのねえちゃんの声が

「小銭は20枚までです!」

ん?と思って先を見たら、おじさんが十円玉を2,3枚そこらに落としてしまって、拾っているところ。落としたからってそんなに怒らなくても。と思っていたら、支払い額が1,906円。その内1,400円を千円札と百円玉で支払い、残りを十円玉で支払おうとしているのだ。上限が20枚だと言うのなら、無理ではないか。

しかしおじさんは財布の中を見てもうないのを確認して、今度はウエストポーチに手を突っ込んだ。すると出てくる出てくる10円玉。それをレジの横のトレイにじゃらっと乗せる。すると姉ちゃんが怒りの指先で下のトレイにじゃりっと叩き込む。そして

「小銭は20枚までです!」

うーむ。すでに上限は越えているはずだが。そしておじさん万策尽きるかと思ったら、今度はズボンのポケットに。そこから打ち出の小槌を振ったかのごとく出てくる出てくる10円玉。→トレイへ→冷たく叩き込み

「小銭は20枚までです!」

よく分からないのだがあれだけ10円出したのに、まだ足りないらしい。すると、ドンキレジの横にある一円のつぼ。あそこから6円出して支払った。

「これは4円までです!」

と結局嵐のようなやり取りの後私の番が回ってきた。他の列の方がずっと早かったことは言うまでもない。


1.おじさんはどうしてあんなにたくさんの10円玉を持っていたのだろうか?
2.顔の怖い元ヤンキー的な顔のお姉さんにあれだけ怒られながら、どうして躊躇せず懲りずに10円玉で支払えるのであろうか?
3.レジ横の「この1円使っていいですよー」の1円をまだ一度も使ったことがない。のでちょっと羨ましい。


レジで見ることが出来る人間模様には、あさげかひるげかで怒る男など色々とある。こんな話をNにしたら、「そりゃ電話かけるからでしょ」という答だった。またおじさんのメンタル面については、「そういう我が道をゆくってタイプ、ある意味うらやましいよねー」と言われたので「たしかにそーだねー 俺もあんな風に超マイペースで生きたいけどそれが出来ないんだよー」「あー分かる分かる」「でもさー周りは俺のこと、超マイペースだって思ってるみたいだね。このあいだ『えー悩みなんてあるんですかー?』と言った女は処刑しようと思ったよ(笑)」で、マイペースで盛り上がって最後に「ああいうおじさんてさー精神的安定とか得るものがあるわけじゃない。すると何を失うのかね?」Nは一言「ともだち」と言い切った。




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映画『バットマンビギンズ』『ダークナイト』

2009-05-30 | film, drama and TV

私の親戚の若い青年(完全にアニヲタ)が傑作だと言い切り、仕事の知り合いも絶賛していた「ダークナイト」 「バットマンビギンズ」を先に観た方が良いと言うのでその通り観てみた。

さすがに私という早い本読み&遅い映画見よりもずっと諸君の方が先に映画を観ているであろうからストーリー紹介は割愛する。また話は「ダークナイト」を中心に。

昔観たバットマンはまあまああんなものだろうという出来だった。大人になってまた観たいとは思わない。しかし新シリーズは別。予定調和が全て崩されていく様が心地いい(かどうか物凄くギリギリ。)こういう勧善懲悪ものはお決まりの水戸黄門パターンというのがあって、たとえコテコテであってもそうでないとviewerにとって居心地が悪くなってしまうのだ。2サスでいかにも怪しい奴は絶対犯人であってはいけないのだ。

ビギンズもダーク・ナイトも基本的に暗い。世界観が複雑で、近未来が絶望的なのは分かるがその根本原因が何なのか特に明示されてはいない。バットマンという正義の味方なはずなのに、世間ではそう思われないようにしないといけないという設定は面白いといえば面白い。

まあ正直に言えば、複雑で大人の世界にするのならもっと徹底してそうして欲しかった。でなければ、もっとシンプルに興奮する物語にして欲しかった。評判が非常に高かったため、期待値が大きくなりすぎた感は否めない。しかし「バットマンビギンズ」と「ダークナイト」をセットで考えれば、なかなか悪くない。


枝葉末節な話: 日本語字幕があまりよろしくない。ラスト近く、ジョーカーを追いつめたのに止めを刺さないバットマン。彼らの台詞を聞かないで日本語字幕で読んでいたらよく分からなかったのだが、後で英語字幕を追ったらかえってよく分かった。

JOKER "Oh, you. You just couldn't let me go, could you? This is what happens when an unstoppable force meets an immovable object. You are truly incorruptible, aren't you? Huh? You won't kill me out of some misplaced sense of self-righteousness. And I won't kill you because you're just too much fun. I think you and I are destined to do this forever".
BATMAN  "You'll be in a padded cell forever".
J "Maybe we can share one. You know, they'll be doubling up, the rate this city's inhabitants are losing their minds".
B  "This city just showed you that it's full of people ready to believe in good".
J "Until their spirit breaks completely. Until they get a good look at the real Harvey Dent and all the heroic things he's done. You didn't think I'd risk losing the battle for Gotham's soul in a fistfight with you? No. You need an ace in the hole. Mine's Harvey".
B "What did you do?"
J "I took Gotham's white knight and I brought him down to our level. It wasn't hard. You see, madness, as you know, is like gravity. All it takes is a little push!"

最後の「重力」を絡める辺りなんて実に上手い台詞だと思った。

なお非常に評価の高いヒース・レジャーのジョーカー役の演技であるが、あまりにも役を作りこんでしまっているので、メイク込みで、彼の演技力が高いのかどうか私には判別がつかなかった。例えばトム・ハルスが同じ演技をしたとして何か大きな違いがあるのだろうか?








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『果てなき渇望』増田晶文

2009-05-29 | books

「果てなき渇望」ボディビルに憑かれた人々 増田晶文 草思社 2000年

片づけをしていたら、雑誌Tarzanの2006年12月13日号が転がっていたので、つい読み耽ってしまった。その中にジャンル別スポーツ傑作本という特集があって、そこで薦められていたので読んでみた。

我々一般人からすると、キモイというかやり過ぎの感があるボディービルダーたちを追う。大会で勝つためにするストイックな生活を送る人、ステロイドによる大きい筋肉作りの光と闇の部分、女性ビルダーならではの悩み。ボディビルに興味がない人でも一種の執り憑かれた人たちの狂気にはつい没頭してしまう。

ステロイドにどうしてボディービルダーは頼らないといけないのか、その先には何があるのかという薬物の問題を大きく取り上げているが、薬物を摂取していないナチュラルなビルダーも何人もインタビューを重ねており、食事や普段の生活など、極めた人たち、いやもっともっと先を極めようと苦闘している人たちを描いた、質の高いドキュメントだ。

「基準は生理ですよ。生理があるうちは、まだ甘い。生理が止まったということは、私の体から女性に必要な脂肪がなくなったということなの。言い換えれば、私は女でなくなることでコンテストで戦う身体を手に入れるわけ。皮下脂肪を取るために充分なカロリーをとってないうえに、毎日トレーニングで身体にストレスを与えているわけだから、生理が止まるのも当然なんですけど」(102頁より引用)

うーむ。女性たちからすると、そこまでやるなんておかしいんじゃないって思うのだろう。しかし、そこまでするには理由があるはず。それを読む価値はある。そして、生理がなくなるということから離れて、そこまで何かをやったことがない人にそこまでやった人たちを云々する資格はないと思う。いや、これを読むとある種の賞賛や畏敬の念を抱くと想像する。

学生で運動系の部活動に入らない者が増えているらしい。ここであまり正論(もしくは正論ぽいこと)をぶっこいても仕方ないが、何かを血の小便が出るほどやった経験がある者とそうでない者は見る夢が違う。住む世界が違う。死後の行き先が違う。たぶん。







果てなき渇望―ボディビルに憑かれた人々
増田 晶文
草思社

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漫画『SLAM DUNK』全31巻一気読み

2009-05-28 | books

なぜ突如として読んだかと言うと、近所の貸しマンガ屋が1冊30円のキャンペーン中だから。30円X31=1000円にも満たない。またなぜSLAM DUNKかと言えば、①未読である②評判がいい③既に完結している④ある程度の量がある からである。

これもまた読んだ人がすごく多いだろうからストーリーは割愛。神奈川県立湘北高校バスケ部が神奈川県を突破してインターハイ2回戦までを描く。以上。

最初はそれほどのめり込めなかった。私が90年代以降のマンガから離れてしまった理由の一つが特に少年マンガで喧嘩とか不良を扱う作品が増えすぎたことがある。少しならいいけど、いくらなんでも多すぎる。それが最初スラムダンクでも同じように思えた。しかしながら桜木花道という元不良がバスケに目覚めていくプロセスを描いているので、後になってこれも必要なことだと納得できた。しかし何より彼らが強くなり勝ち進んで行くうちにどんどん面白くなっていく。ラストがまさかああいう終わり方をするとは。上手い。実に上手い。
 
私がもし小学生のときにこれを読んでいたら間違いなくバスケ部に入っていたと思う。それで人生が変わっていたかは分からないけど。多くの男の子の人生を変えたとすれば凄いマンガである。マンガでも映画でもドラマでも音楽でも、本当に力を持つ作品はその作品に触れた者の人生を変えてしまうのだ。

私はバスケットは全くやらないが、NBAのテレビ観戦に何年か夢中になったことがある。生のNBAは見た事がない。機会があったのに渋滞してステープルズ・センターに間に合わなかったのだ。もしかするとスラムダンクという名前を知っていても読まなかったのはNBAの試合を超えるマンガなんてあるわけないと思ったからかも知れない。当時シカゴ・ブルズ全盛時代で、ユタ・ジャズとの死闘とかイースタンカンファレンスの準決勝だったっかインディアナ・ペーサーズとNYニックスの忘れられない試合などなどなど。私は常に判官びいきな男なので、アンチブルズとなりニックスを応援していた。しかし自分の環境がテレビ見てる場合じゃなくなってしまったり、お気に入り選手が移籍しているうちにお気に入りチームがなんだかよく分からなくなってしまって、結局もう何年もNBAの試合を見なくなってしまった。そう言えば、NFLも最近見ていない。今はまっているのは自転車ロードレース。スカパーでジロ・デ・イタリアを今やっている。あの、マイケル・ジョーダンを越えたと言っても過言ではない自転車界の神様、ランス・アームストロングが今期参戦している。ランスの姿を見るだけでちょっとうるうるしてしまったのは私だけではあるまい。しかしランスはウエイトオーバー気味。それとアスタナが給料支払いストップしたりしてチームとして機能していない。だからライプハイマーが表彰台に昇れない。Yちゃんは、イケメンダンディのディルーカを応援しているそうだが、私はラボバンクのメンショフを応援している。

おっとどんどん余談という穴に落ち込んでしまった。スラムは少年ジャンプ連載だから=小学生でも分かるマンガだから→大人の鑑賞には堪えられない なんてことは全くない。相変わらず「マンガだけしか読まないんじゃダメでしょ」主義者であることには変わらない。やっぱりマンガは読むのは楽である。でもすごくいい作品もあるし、たまには読んでいきたいものだ。

本は知に訴えかけ、マンガは情に訴えかける と言ったら言い過ぎだろうか。

ちょっとだけ話を戻して、湘北のゴリこと赤木が高校1年、2年のとき同じチームメイトにウザがられたのが非常によく分かる。私自身学生時代に同じような境遇にいたからだ。だからこそ、天才桜木花道やジャニーズ系流川よりも赤木にシンパシーを感じた。続編のスタートを心より望む。







スラムダンク 完全版 全24巻セット
井上 雄彦
集英社

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店名

2009-05-27 | travel


来夢来人 というような非常にセンスのいい店名を昭和の昔にはよく見かけた。あの店何と読むのだろう?などと考えるのもまたをかしであった。

しかし久しぶりにパンチのきいたこの店名を見たとき、目が痺れるような感覚に襲われた。



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『彼らの誇りと勇気について』(感情的ボクシング論)佐瀬稔

2009-05-26 | books

「彼らの誇りと勇気について- 感情的ボクシング論」佐瀬稔 世界文化社 1992年

Tarzanに紹介されていたので読んだ。新聞記者としてルポライターとして30年以上ボクシングを見てきた佐瀬さんのボクシングコラム集。感情的ボクシング論というタイトルは、ボクシングをやっていたわけではないので非専門家によるコラムという意味だそうだ。

私が知るはずのない昭和30年代という日本の軽量級ボクサーたちが綺羅星の如く輝いていた黄金時代。大場政夫や輪島功一、マイク・タイソンというような超有名なボクサーから世界タイトルに届かずに散っていったボクサーまで広く熱く深く語ってくれる。そう、ボクシング好きの爺さんが。

佐瀬は言う。昔のボクサーより今のボクサーの方が偉いと。楽な仕事はいくらでもあるし日々は簡単に過ぎてゆく。月謝の一万円を持ってくるなら、他にいくらでも楽しいお金の使い方があるのに、はるかにチヤホヤしてくれるなずなのに、わざわざストイックな生き方をする少年たちに著者の視線は暖かく、そして最大限のリスペクトをする。

少年野球のスターは授業料、寮費免除で野球に打ち込めるのに、4回戦ボーイたちは、自分で働いて得たカネでジムに月謝を払い、バンテージを、トランクスを、シューズを買う。だからこそ、4回戦ボーイの試合はたまらないと言う。

名トレーナー、ダマトは「モノを欲しがりすぎてはいけないよ。堕落はそこから始まるのだ。くるまが欲しいと思う。しゃれた家にピアノも欲しいと思う。思ったが最後、したくないことまでやり始めることになる。たかがモノのためにだ」(97頁より引用)

ハングリー精神なんてやや死語気味の言葉があるが、貧乏であるという文字通りの意味をexplicitにとらえるだけではなく、implicitに、自分が強くなりたいという欲求が満たされない状態にハングリーであるべきと考えたい。そして、私が結構、考えさせられたボクシングとは直接関係ない箇所を引用する。少し長いが容赦されたし。



「アイデンティティ、と簡単にいうが、これを作る作業は容易なものではない。幼年期から少年期にかけて、アイデンティティ形成に伴う葛藤に失敗して深い淵に落ち込んでしまう例はいくらでもある。落ちることを恐れて、いつまでもピーターパンのままでい続けたい、モラトリアムのドアを閉ざす者もいる。
アメリカの精神医学者、P・A・ウォルターズ・ジュニアは1960年代「スチューデント・アパシー」の存在を明らかにした。勉学だけではなく、すべてのものに対して関心を失う、意欲喪失、競争心欠如、情緒的引きこもり、社会的不参加、社会的活動の停止などなど。単なる一過性の勉強ぎらい、落ち込みではなくて、これは深い心理的要因が原因になっているとして、この症状をスチューデント・アパシー(学生の無関心・無気力・冷淡)と呼び、アイデンティティ確立をめぐる葛藤を解決しそこなった青年が、大人になる時期を遅らせている状態、ととらえたのだった。
スチューデント・アパシーは、日本でも名古屋大学の笠原嘉教授によって臨床例が紹介されている。ほとんとがごく平均的は青年。行儀がよく、むしろ平均以上に好感がもてる。競争や挑戦からおりてしまい、ただ、やさしさを求める。現実に直面し、問題をひとつひとつ解決して大人になる代わりに、それを回避して現状に留まり、無気力、虚脱感の中に閉じこもる道を選ぶ」(173頁より引用)



今あなたが中学生、高校生、あるいは大学生で無気力に襲われている場合、それはスチューデント・アパシーというある種のシンドロームにあるのかも知れない。またご自分の子供がその場合にも同様。無気力な若者というのは昔から今も多いが、それを明解に説明した文章を読むと腑に落ちる。特に競争や挑戦からおりてしまい、ただ、やさしさを求めるというのは昨今の草食系男子を連想するし、現実に直面し、問題をひとつひとつ解決していない大人もまた存在する。

ボクシングについて読んでいたつもりなのに、こんな収穫があるから、本読みはやめられない。



※ この本は絶版になったようなので、古書店か図書館で探すしかないよう。あしからず。

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ドラマ『MR.BRAIN』

2009-05-25 | film, drama and TV

木村拓哉氏は基本的に凄い。どんなドラマも観る者に「この人が出ていなければまた来週観てもいいんだけど・・・」と思わせる。

観ない方がよいような気がしないでもなかったが、一応ドラマの初回は録画して観るようにしているので観てみた。内容については不要とみなして記載しない。

事件そのものや取り巻く人間模様は物凄くひどいとまではいかない。ラストの謎解きも凄くひどくはない。しかし凄くひどくなければそれでいいわけではない。良かったとか面白かったという要素がこれほど少ないドラマも珍しい。知り合いMちゃんは「最近お昼休みに水曜日の情事の再放送を見てるんだけど、これってキムタクドラマよりずっと面白いよ」って言っていた。日本屈指のドラ見ちゃんの彼女が言うのだから間違いない。

薀蓄から謎解きが一応脳科学がベースになっているが、それが現実の理論であろうが架空であろうがどっちでもいいから、もっと極端に驚かせてほしい。どこかで聞いたような話か、もしくは初めて聞く話でもそれがストーリーを骨太にすることに全く役に立っていない。

またキャストが無駄に豪華だった。チョイ役に大量の役者・芸人・アーティストを投入してドラマとしての格を上げようと努力しているが、肝心のストーリーがつまらないのだから、全て無駄である。制作費も随分使った感のある画面であったがそれもやはり無駄。自分が営業だったら、スポンサー様に合わせる顔がない。膨大なCMを打っているので視聴率は稼げるかも知れないが、それも費用対効果を考えたらビジネスとしてはダメだろう。

木村氏の演技もいつもと変わらない。首相になるドラマ、検事役のドラマ、いつでも彼は「飄々としていて、でもとっても出来る人」を演じている。それ以外を演じることができないのか、周りがそれを許さないのか。よく分からない。彼自身がこれで充分演技に満足しているのならそれはそれでよいのだろうが、そうでないのなら客の入らない舞台、あるいは客の入る舞台(阿佐ヶ谷スパイダースでもどこでも)あるいは蜷川演出のシェークスピアなどにぜひ出演してしごかれてもらいたいものだ。

中島みゆきは「闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」と歌う。残念ながら木村氏は闘っていないと思う。

市川海老蔵と香川照之の演技はすごく良かった。Mちゃんが「海老蔵が意外と小さくてガッカリした」と言っていたが、歌舞伎の女形が身長185センチでは出来ないだろうが、と言い返しておいたら納得してくれた。



この記事を書いている今はTBS系列の情熱大陸の放送が終わったばかり、日曜夜11時半を過ぎたところ。小学校の金管バンドの死闘についてのドキュメントの第二弾。この先生は闘ってるし、子供たちも闘っている。懸命に生きる先には必ず何かがある。その姿を見て、とても心を動かされた。

明日こそ、ジムでサンドバックを叩いた時に、トレーナーに「お前のパンチは話になんえねえよ。弱いんだよ」と言われないようにしたいものだ。私も闘っている。自分と。




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足のキレイな女の言葉が分からない

2009-05-24 | days



彼女「うちのハズバンドは何にもやらないんですよー」

俺「家のこと何にもやらんのですか?」

彼女「そうなんですよー」

俺「彼もやるべきなのですねー」

彼女「そうですよー」

俺「ふーん」

彼女「ふるさんは家事なんてやるんですか?」

俺「洗濯は趣味なのでやりますよ」

彼女「エライですね~♪」

俺「エラクはないでしょ?」

彼女「いやエライですよ~♪」

俺「いやそれは整合性がなくないですか?」

彼女「どうしてですか?」

俺「だって最初に男女は平等的な言い方をしていたのだから男性が家事をやるのが当たり前、だとすれば私が洗濯をしてもそれはエライのではなく当たり前じゃないですかー」

彼女「・・・・・・ふるさんて、女の人に厳しいですね~♪」

il||li _| ̄|○ il||li

そういう問題では・・・

男女は同権であればそれでいいし、そうじゃないことはよくある話。彼が家事をしないことが不満ならとっとと離婚すればいい。私は同権同義務だとは思っていないし、ましてや男女同質だとはこれっぽっちも思っていない。しかしそれを他人に押し付ける気持ちもないしそれはいい。問題は貴方の言うことには矛盾があると指摘したら「女性に厳しい」と言われたこと。

あいつは女には甘いよなーというご批判は数多く受け取ってきた。自覚もある。しかし女性に厳しいということはないと思う。ここに問題があるとすれば、私が言った批判めいたことが自分に対して向けられたモノではなく女性全般に対して向けられたことだと思ったことだ。

この女性自身は尊敬に値する人だし、お仕事もリスペクトしている。だからと言って彼女が吐いたテキストはまた別。

しかししかし、自分に向けられた言葉を「女の人に厳しいですねー」と切り返すやり方は今思い出しても、実に不可思議である。どこをどう取ればそのように解釈出来るのだろうか・・・ご自分の夫をハズバンドと呼ぶのもいつか「なぜ?」ときいてみたいと思いながら2年以上経過してしまった。

彼女はとてもキレイな足をしていてやや思いつきでモノを言う傾向にありそしてそれを違うと言われても決して変えようとしない。まさに現代美女の鑑である。一見お嬢様キャラなのに心の奥底には女王様が潜んでいる。ツンデレならぬデレツン。好きな男子にはたまらんほど萌えるだろう。

何人かで飲むと必ず私ではない別の男性を指差して「結婚するなら○○さんがいいなー」と常に私以外の人を指名しているということに仕返しをしようと思って書いたわけではない。いつも指名してもらえないことにいじめられ萌えを感じているわけでもない。たぶん。



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なぜか関西弁

2009-05-23 | days

先日帰宅しようと家の近くを夜10時頃歩いておった。するとバンという音がしたので銃声かと思って伏せた(嘘)誰かが花火をやっている。しかも狭い路地のしかも木造の古い家がまだたくさん残っている所で。打ち上げ花火をやってるなと遠くで見て取れた。近くまで歩いて行くと、やっているのは高校生男女7人ぐらい。若者は悪いことするの仕事であるからある程度は許容する。と、今度は手に持ってする花火に火をつけてそこら辺に投げ始めた。しかもお年寄りが暮らしいている木造家屋の周囲で。

俺「おまえらここでなにやってんねん」

リーダーっぽい男「あ、花火やってますけど」

俺「こんなとこでやっとったら迷惑やぁないんか?」

男「はあ」

俺「やめろや」

で若者(オス3人メス4人)がやめる風だった。のでその場を去るとまたパンと音を立てて花火をやり始めたので、ゆっくりと振り返って戻った。すると奴らは速攻で逃げた。



さて問題です。どうして彼らは走って逃げたのでしょうか?


1.叶美香のお面を付けていたから
2.その日に限ってスッピンだったから
3.実はクサナギツヨシズムを実践してたから
4.私の腕の先はハサミでできているから


正解は・・・



というようなことを言いたくて書いたんじゃないんだよ~頼むよ~(誰に?)

どういうわけか怒っているとき、で相手がいるときに関西弁になってしまう。私だけじゃないように思う。でも、なぜ?関西弁(大阪弁との違いが分からない)の方がその場合の使い勝手がよいのだろうか?関西弁は攻撃的な言葉で標準語はそうでもないのか。そのように聞こえるのだが歴史的にどうしてそうなったのかということと、そう聞こえる根拠など不明な点は多い。

ちなみに、関西弁の女の子の喋りにやや萌えを感じる。それが東北弁とかだとさらに萌え度はアップする。私は方言とか訛りってなくさない方がいい派なので、もし私のハートを射止めたいという奇特なボーイズアンドガールズは方言丸出しで喋ると良いと思う。





今日の教訓







窓に屋根を取り付けている
男に言った。
なんでやねん



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情熱大陸の紀里谷和明を見て

2009-05-22 | film, drama and TV

5月17日の放送を見た。熱く語る、礼儀正しい男のようである。しかし他人に求めるモノは多く高く、なかなか一緒にうまくやっていけないタイプの人のように見えた。特に「どうして絵が下手って決め付けるんだよ。練習すればいいじゃん」と大学生に熱く説教したり、その他やたらと正論を大上段から打ち込んで来る。

最近正論を正論らしくガッツリと語れる人が少なくなった。周りとうまくやっていくことにプライオリティを高く持つ調整型の人間が増えた。そういう意味で紀里谷氏のような絶滅危惧種に「おー」という賞賛を感じる。しかし同時にウザイ。実にウザイ。私に対してこんな風に語られたら「黙れ!」と言いたくなる。という自分のリアクションを自分の中に感じて、

あー よく考えたら 俺紀里谷と同じだー 酔っ払うと必ず正論ぶっこいてるわー 

とちょっと自分を省みた。つまり、ウザイのは私自身なのだ。彼の中に見えたウザさは自分を映す鏡だったんだろう。


以上、いつまでたっても反省の日々である。


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『運命の人』(一)(二)山崎豊子

2009-05-21 | books

「運命の人」(一)(二)山崎豊子 文藝春秋社 2009年(初出は文藝春秋2005/5~2009/2)

この人はいったい幾つになったのだろう。まだ精力的に執筆していることに驚く。私は彼女の作品をいったい幾つ読んだのだろう。

舞台は昭和46年から47年にかけて。沖縄の返還、日中国交正常化の時代。主人公弓成は毎朝新聞政治部キャップ。大柄、傲岸不遜で強烈なキャラの持ち主。外務大臣小平(大平のこと)に可愛がられ、日々忙しい。外務審議官とも親しくしており、その事務官ともまた懇意にしている。事務官から極秘情報が弓成の元へ。米国による沖縄返還の密約には米国が復元補償費として支払うべき400万ドルを支払わずに、日本が対価として支払う3億2千万ドルの内に含めてしまうというもの。

弓成は大スクープのネタを手に入れる。しかしネタ元を守るため記事に出来ない。業を煮やして彼は野党の議員に書類を渡すことにする。その書類を手に、野党議員が国会で質問をしてから、大きな問題が巻き起こる。外務上の極秘事項を漏らしたのは誰なのか、野党議員に情報を提供したのは誰なのか。続くマンハント。結果、逮捕起訴された弓成。闘いは「国民の知る権利」VS「国益を守る」へ。政界、マスコミの裏側をえぐりながら進む度迫力ノンフィクション・ノベルここに。

いやいやいや。面白い。2日で一気に読んでしまった。実は最初は完全なフィクションだと思っていたので、それにしては実際に起きた事件が、あるいはそれを連想させること、そして誰だか分かる政治家の名前が妙に多い。あれ?作品の冒頭に「この作品は、事実を取材し、小説的に構築したフィクションである」とあるのに後で気がついた。

ハマコーや田中角栄、佐藤栄作などすぐにピンと来る人物たち。沖縄返還の密約については、詳しくは北海道新聞のここを読むと、現実の事だとよく分かる。

また逮捕され裁判に臨む弓成の姿は、記者・官僚と立場が逆なのに外務省の佐藤優氏のことを思わせる。しかし何より驚くのは山崎豊子の筆の滑らかさと鋭さ、全盛期と何ら変わらない。いや今が彼女の全盛期なのかも知れない。もう84歳か。老女かくあるべしという見本である。

ちょうど「不毛地帯」がドラマ放映されるとのこと。主演唐沢寿明がどこまで政界フィクサーと呼ばれた瀬島龍三(原作のモデル)に迫れるか楽しみである。勿論録画しても観るつもり。私は個人的に瀬島龍三という人物には並々ならぬ興味を持っているので。

「運命の人」というタイトルと内容との関連がいまのところ見えない。5月下旬に出る第三巻と6月下旬に出る第四巻を読めばきっと分かるのだろう。池田信夫氏は「事実関係を忠実にたどっているので、率直にいって小説としてはあまりおもしろくないが、事件を知らない人には読んでほしい」と書いているが私は小説としても充分に面白いと思う。


最後に気に入った部分の引用を


「それにしても、自国の議会対策しか考えないアメリカと、自国の国民のことなど一顧だにしない日本政府。弓成が入手した三通の電信文がなければ想像もつかないカラクリが、闇の中へ葬り去られようとしている」(一巻148頁より引用)

「イギリスのコモンロー(慣例法)に、クリーンハンドの原則というのがある。人を責める者は、自分の手がきれいでなければならないという意味なんだ、毎朝新聞は今、知る権利を強く主張しているが、もし毎朝側の手が汚れていたらどうする」(二巻49頁より引用)



「運命の人」(三)のレビュー
「運命の人」(四)のレビュー





運命の人(一)
山崎 豊子
文藝春秋

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運命の人(二)
山崎 豊子
文藝春秋

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【このブログの説明・目次】

2009-05-20 | digital, blog & twitter
1.「ふるちん」とは単なるあだ名でアダルト系・エログではありません。
2.特に一貫したテーマは何もなく、日記とも違います。最近は本のレビューが多いですが、旅行記もあれば、新作コントなど「笑い」を創ってみたり、音楽や考えてること・回顧録等書いております。基本的に普段はアホ中心です。
3.ここで記事更新する度に、下の目次も更新しており、全記事が載ってます
【目次(アメブロ)】ふるちんの「頭の中は魑魅魍魎」の☆目次☆★目次★


4.リンクフリーです。その他、コメント、TB、バトンなど、このブログのルールここ
5.本のレビューにINDEX作りました。作者名の50音順です。
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作者た~な~は~
作者ま~や~ら~わ~









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『パラドックス13』東野圭吾

2009-05-20 | books

「パラドックス13」東野圭吾 毎日新聞社 2009年(初出サンデー毎日2007/5/20~2008/5/18)


近未来(であろうが設定された時代は不明)にP-13という現象が起きる(それが具体的に何であるかは327頁になれば分かる) 日米政府はそれが起きると予測される3月13日13時13秒にはじっとしていろというよく分からない対策を立てる。その時が来ると、東京には数人の人間しか残っていない。東京は瓦礫の山。「漂流教室」を髣髴とさせる。協力して生き残ろうとする男女。誰もいなくなった首相官邸に残された書類から、P-13が何か判明する。そのP-13が再び起こるであろうとの予測に基づき彼らはある選択をする。さて、その選択は吉と出るか凶と出るか・・・

うーむ。よく言えば、軽く読める。あっと言う間に読める。深く何も考えなくていい。
悪く言えば、何も残らない。あー面白かったという爽快感も特にない。

軽SFというよりハードSFが扱うであろうようなP-13というブラックホールその他と関わる宇宙物理学的現象が、半分くらいしか面白くない。理論的裏づけが一応あるSFが面白い条件、①充分それが起こりうる ②起こる過程を理解するのが面白い ③もし起こったら大変なことになると納得できる の内、①はゼロ、②はちょこっと ③についてしか私は合点しなかった。

ネタは悪くない。特に数学的連続性と動物、植物、人間の相違については非常に面白かった。またこの世に取り残された人たちの行動について考えさせられるエピソードもあった。しかし総じて、ネタを巧く料理できていない上に、人々のエピソードが軽く読み飛ばせるほど薄っぺらいモノなので、結果として駄作となってしまった。

SFと軽エンターテイメント小説の両方をやろうとしてどちらにもならなかったという虻蜂取らずだ。だからと言って東野圭吾を読むのをやめるつもりはないのは過去に凄い作品を読ませてくれたからに他ならない。





パラドックス13
東野 圭吾
毎日新聞社

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今日の教訓




13歳の原田さん、
ハラダックス13


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ボクシングはじめた

2009-05-19 | sport

先日横浜にある大橋ボクシングジムの体験入門をしたのだ。その2日後、正式に入門することにした。入会金18900円、月謝12800円 合計31500円也。決して安くはない。もう2度と行かなかったら、キャバクラで一晩で3万使ったようなものだ。いや違うか。まあそれはいいとして、

どうして突然ボクシングなどはじめることになったのだろうか?

1.ボクをいじめた亀田をいつか倒したいから
2.燃え尽きたままリングにいるのに飽きたから(ジョー?)
3.男の汗の臭いが好きだから
4.私の先祖は小野妹子だから。彼って拳闘士だもんね。あれ?遣唐使?遣隋使だったけ?

燃焼の三要素は「燃える物」「酸素」「発火点」である。百田尚樹の「ボックス!」を読んだこと、高校の友人がラグビーしている姿を見た事。この二つが発火点になっていると思う。それまでやりたいやりたいという気持ちという名の酸素と燃える物は溜まっていた。しかしきっかけ=発火点がなかった。一時本気でやりたいと思った事があったんだけどうやむやになってしまっていた。言わば忘れていた所へ、私のハートに火が着いたわけ。

まあ昨日誕生日を迎えたわけであるが、このボクシングジム入門を自分へのプレゼントとする。それはburdenとかobligationというような負荷義務ではなく、権利とか喜びであるので、そんなのがプレゼントかよという意見にはあらかじめ申しておく。

今後この「ボクシング死闘記」はたまに書いていくつもり。リングネームはふるメタル・ジャケ夫に決まった。







大橋ボクシングジムカード

大橋ボクシングジムカード


↑ 大橋ボクシングジムの会員証
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ハッピバースデイトゥミー

2009-05-18 | days

<その一>


本日5月18日は私の誕生日なんですよ。イエーイ!やっと14歳になりました。これでタバコも酒も競馬もパチスロも全てバッチグーです。ところでねー僕のママはまだ31歳なんですYO!シングルマザーってやつです。僕が言うのもなんなんですけど、和服が似合って木村多江さんに似た小股の切れ上がったいい女なんです。誰か貰ってやって下さい。エブリボデーたのむよん!



<その二>

本日目出度く誕生日を迎える事に相成りました 御米を三十俵ほど頂戴致しました なんでも米寿と云う事で或るからだそうデス 実に有難い事で御座います 数えで歳を表わす方が楽だったのですが、こうして戦争も終わり平和な日々が続くのも・・・靖国に眠る・・・我が同胞たち・・・ぐぐぐ・・・(涙)

以上、新郎の祖父ふるメタル達吉さんの祝辞でございました。ぱちぱちぱち。続きまして新婦の叔父による詩吟でございます。

べんせ~ しゅくしゅく~



<その三>

ええ。もちろん買いましたよ。いや~ずっと欲しかったんですよ。でも30にならないと買えないなんてね~(笑)でももう今日から私も仲間に入ることが出来ました!やったー♪VIVA30!楽しい30!愉快な30!毎日ごくごく飲みますよ。え?そうですね、私は完熟マンゴー味が好きかなー・・・
























ドモホルンリンクル





ええ、ドモホルンリンクルですよ、なにか?













今日の回顧

もっと普通に自分が自分の自分による自分のための誕生日を祝ってあげられるような人になりたい。


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