頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

電話に出てはいけません

2006-08-31 | days
先日、携帯が鳴った。ま、実は比較的最近の話だ。

俺は電話帳に入ってない知らない番号にはまず出ない。着信履歴は全て「伊東美咲」とか「びよんせ」とか「非通知」だ。この数ヶ月非通知が非常に多い。しかし全てワン切り。非通知のワン切りになんの意味があるかさっぱり分からない。もちろんこっちからかけ直せない。

マナーモードにしてるとポケットに入っているにもかかわらず気がつかないことが非常に多い不感症な俺なので、たいていは後になって気づく。

しかしその非通知ワン切りに出てやろうキャンペーンをはっていたので、音だしモードにしていた。しかしまた音だしモードにしてたことも忘れてた。
自分でびっくりするメロディーが流れた。それでどきっとする俺も意味不明。しかし、非通知ではなく、知らない番号が。非通知を期待してたので、出るか迷った。そして出るべきではなかった。しかし手が滑って出てしまった。そして段々このあたりから話が危険ゾーンに踏み出してる。

もしもし

ひさしぶり 誰だか分かる?

こういうこと言うやつは大体怪しいので速攻切ろうとすると

○○だよ

げ げ げげげのげ

だいーーぶ前におつきあいしていたかもしれないてゆうかしてた○○だ。よくわからんが非常にやな予感がかけめぐった。長年の勘で分かる。旧交を温めるとかそんな美しいことがあるわけがない。

で、ほんにゃらかんにゃらで、うんともかんともで、

会いましょう!

なんで?

会って話したいことがあるから

電話じゃだめなの?

だめです!

無視したいところだが、俺に負い目がないかというとありまくりなので、断れない。みんなはこれがXXとかYYとかを期待するかもしれないし、俺も期待したいんだが、やはり長年の経験と勘は「やめとけ」と言ってる。負い目さえなければ、いろんな言い訳ぶっこき→じゃあ、そういうことで→着信拒否
なのだが、大体10年どこじゃない久しぶりしかもどうやって俺の携帯番号知ったのかも怖いので、承諾した。涙を呑んで。

で、後日某所で待ち合わせた。もちろんこの俺が遅刻しない訳ないんだが。そして遅刻してるので走る振りをしなくてはならない。
で、彼女を発見して、ものすごいスピードで本物かどうか確認し、年月の流れその他もろもろを1.2秒でやってのけた。本物だ。

で、着席してみたら、隣に女の子がいた。なんだこいつの確認はその1.2秒の間にできなかった。放置。

で、彼女とひさしぶりーーうんちくーーかんちく というありがち無駄会話をしたら、

これ、あたしの娘

はじめまして

ああ、はじめまして

この子ね、






あなたの娘よ




フリーズした。予想もしない展開に。なんのリアクションもできなかった。
しかたないので、娘に

えええええええっと、ほんと?

はい!パパ!


再度フリーズした。親子でフリーズさせた。もう言葉もなんも出てこない。
頭をかけめぐるのはシングルマザー・認知・養育費・慰謝料・損害賠償……

ここでの正しいおとなのリアクションは

へえええそうなんだあ いやいやいやまいったねええ かわいいねえ おれににてるねええ いやいやいや じゃあこんどでずにーらんどでもいっとく?ってゆうことでじゃあ (2万ぐらいテーブルに置き、すたすたすた)

しかし正しくないフリーズ現象をしばし起こしていたら、

ぎゃはぎゃは(母)
ぎゃはぎゃは(娘)

嘘だよー
嘘ですよー

え?その嘘だってゆうのが嘘ってことはないよね?びくびく

だいじょうぶ
だいじょうぶですよー

お前らふざけんなよ!心臓止まるかと思ったよ。
全然違った。似てるとか思ったこともおかしかった。

で、用件はと言うと彼女は高校生で、俺がコネがあるほんにゃらに非常に興味があって他に訊く人がいなくてほんにゃらってことだった。
ってことで話はおしまいにしたい。

なあんだつまんないね。そうほんとつまんかなったね。

以上。みなさんさよおなら。ぷー


今日の教訓?ああええっと変な電話にでちゃだめだぞってことで。ばいばいきーんぐアーサー










(読まなくていいです)















(スクロールするな)










でそのほんにゃらについてほんにゃらしてとっとと帰ろうとしたら、

メルアド教えて下さい!あと、番号も!

無料で女子高生のメルアドをゲットできるのは事態が通常であれば

よろこんで!

しかし、知ることより、知られることに若干の、いや大きな不安を抱きつつ、交換。

多少日々経過。

数日に一度くらい彼女(娘)からメールが来る。とゆうより彼女(母)のアドレス知らない。

そしていつも軽い頭痛がする。顔文字・絵文字が異常なほど多い。女子高生のメル友なんて持ったことに後悔した。そして携帯の問題なのかいつも改行位置がおかしく、解読するのが大変だ。そして膨大な記号を読み取ってみると、結局言いたいことは「今日疲れた」とか「はらへった」と言うことだけだったことに気づくのに数分かかる。古文書の解読か?

これが楽しいかと言えば、ぶっちゃけあまり楽しくない。夢の女子高生とのお近づきだったのに… いろんな意味でうざい。さすがの俺も。どんな記事にでもつけようと思えばコメントできる俺でも(嘘です) どんな記事にもボケられる俺でも(たぶん嘘です)返事書くことねえよ。てゆうかメール送ってくんなよ。たのむよ。といつも思っていた。


だいたい始まりがおかしいことは、おかしいことを生み出す。


あるときま、なんかあって深夜1時から2時にかけて彼女からメールが来まくった。音無しモードだと気がつかないので音だしモードにしてたが、どう考えてもずれ子が気づかない訳ない。てゆうか明らかに形相が変貌を遂げている。

怖いが仕方ないので、返事書く。必死こいて。PCは早いが携帯のメール打つのは苦手だ。長文は無理。指がつる。するとなぜかすぐにしかも長文が返ってくる。多少事情があるので、返事書かないとまずい また来る という悪魔のメール状態になった。深夜、寝室で。

で音だしはうるさいから音無しにした。ま、それ自体がヤバイのだが。そしていい訳をしなくてはならないのだが、まさか真実を言える訳もなく(いま言ってるが)相手の歳も言える訳もなく、

いや、友達が死んでね。で、お通夜どうするかってことで問い合わせ殺到でさ
と一人友人を殺してしまった。
そして今思い出したんだが、喪服いまだにしまいっぱなしだった。せめて着たふりしてけばよかった。

で、電気消した寝室で一人、おとなしモードメール受信・返信(しかも必死で)してる俺は悲しかった。唯一の収穫は携帯のモニターの明かりって意外と明るいのね、懐中電灯の代わりになるわってことが分かっただけだ。

さすがに、すみませんもう寝かせて下さい で電源切った。

結局26通のメールが来た。

そして女子高生の最近のお悩み相談的をしていたら、いろいろ最新事情が分かって勉強になったと言うよりも、読者さんたち元女子高生が女子高生だったときとほとんど変わってないようだ。

さてなんでこんな俺にとってのみ恐ろしい話カミングアウトしてるのでしょう?面白から?みんなに聞いて欲しいから?
残念ながら実は実話そんなエンターテーメンティングな動機じゃない。

理由

1.先日、「遊びにつれてけ」と依頼があり、断った。
2.すると「ふるちんてゆうんだ(笑)」
3.げ!「まさか読んだの?」
4.「ママに言っちゃおうかなあ(笑)」
5.「勘弁して下さい許して下さい」

この後の展開はあまり話したくないが、「○○に友達X人連れてけ」とか言う強行な要求におおじざるを得なくなってきたこと。いまだになぜ俺のことを探知したか分からないこと。
そしてさすがにまずくなってきたのでむしろここで書いてしまって、と言うことだ。面と向かって言わないこの奥ゆかしい奥床面積の広さだ。ま、読むと限らないということはあるのだが。そして万が一読んだら、なぜか週末行方不明になった俺を探さないでくれ。

そして☆☆ちゃーん、メールはお願いだから、携帯じゃなくPC宛にしてね。おぢさん、寿命がちぢむわ。てゆうかもう送ってこなくてもいいわよ。XXについては△△にもう頼んだから。お願いだから、そっちに連絡して。一人にして。ほっといて。




今日の教訓



①すべて実話

②多少実話
③すべて嘘
④すべてウド


ファイナル・アン・ルイス?




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なんとなく

2006-08-30 | days
今日更新お休み
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かえるさんからふつーなバトン

2006-08-29 | バトン
※RSSリーダーの調子が悪かったりして、最近他の人のブログへ行けてない。ごめんさい。

かえるさんからだいぶ前にバトンをもらった。

この俺に回されるバトンは、少しおかしいものが多い気がするが(それも当然か?)極めて正常なバトンなので、やってみよう。(にっとさんのも今度やりますよーたぶん)

【ふつーなバトン】


Q1 次にバトンを渡す方

そーだなー
あ・と・で考えとく(と言って忘れる)


Q2 お名前は?

ふるちん
ふるたん(migたんしか呼ばない)
ふるちゃん(誰か呼んで)
ふるーてぃ(誰か呼んでたっけ?)
ハンケツ王子
エビちゃん
「ふるこりん」の片割れ

Q3 おいくつですか?

永遠の16歳でっす!
でも、先日女子大生に28に見えると言われ、女子高生には30代前半てゆわれました。
おまいら全員ぶっ飛ばす。


Q5 ご趣味は?

ガールウオッチング

Q6 好きな異性のタイプは?

前にも聞かれたような・・・ん?まさか前やったバトンと同じじゃないだろうな?でも読み返すのめんどいし、かえるさんがくれたから続けよう。

じゃ、バージョンを変えて、

基本的には目が大きい方が好き。どっちかと言えばスレンダーが好き。
どっちかと言えば、暑苦しいより涼しげが好き。
どっちかと言えばフィレオフィッシュが好き。
どっちかと言えばミルク砂糖抜きが好き。
どっちの料理ショーなら関口宏の息子が好き。

Q7 特技は?

テレビ見ながら、有線で音楽聴きながら、飯食いながら、電話で話す。

Q8 資格はありますか?

うわ、これ間違いなく前にやったぞ。人をコロス資格とかはふざけたこと書いたような・・・書道初段が誰にも信じてもらえなかったよな・・・

エロ4段
アホ92段
ウルトラマンはだんだだん
お花買うなら日比谷花壇
ラフカディオ・ハーンはくわぃだん
江戸川乱歩はパノラマ島奇談


Q9 悩みはありますか?

びんぼー揺すりが止まらない。

Q10 好きな食べ物は?嫌いな食べ物は?

じゃ、最近のもの。

好き:マンゴー、パパイヤ、ライチ(昔好きじゃなかった)
嫌い:異常なほどドレッシングでびちゃびちゃなサラダ

Q11 あなたの愛する人に一言

メールいつもありがとう。
今度いつ会えるのかな?

Q12 渡す(回す)人の紹介

あ、忘れてた。
何人?え?50万人?
じゃあ、鈴木って苗字の人全員。
え?50万人以上いる?
じゃあ、スズキ○○ロー の人。

いやいやいやこの回す人がいつも頭痛い。

では
evo.さん
carenさん
まちゃさん

RSSリーダーの不調により、リンクが張れない。すまぬ。



今日の教訓



バトンは
気合だ!

アニマル浜口が
言ってない




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昔描いた絵

2006-08-28 | days
犬

現在のがりれお、通称がり。

だいぶ前に描いたやつ。なぜか発掘された。

ぬいぐるみ




今日の教訓



描くより
書くより
掻く方が
得意なくせに



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さっきベランダに出たら

2006-08-27 | days
猫がいた。

最近よくベランダで遭遇する。携帯で撮ってみた。心霊写真じゃないぞ。

昔は、犬派・猫派で言ったら間違いなくうなぎ犬派だったんだが、
あれ?土用の丑の日っていつだ?もう過ぎた?うなぎ食い忘れた。

じゃなくて、
気づいたら、いつの日か猫も意外とかわいいかも、なんて思うようになっていた。
何かのきっかけがあったのか、誰かのせいなのか、なんて物思ふ夜更け。24時。

時計の針が重なる今この瞬間、みなさんどんな深夜をお過ごしでしょうか?



今日の教訓



どうして
ニャンニャンする
って言ったんだっけ?




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NYで史上最大の恋愛?(3)最終回

2006-08-26 | days
(前回のおさらい:はみなスルーする可能性大なのでスルー)

今回は完璧な続きものの第三回
第一回はNYで史上最大の恋愛が(なぜ続きを読みたい人が多いのか不明)
第二回はNYで史上最大の恋愛なんてあるのだろうか(2)

では、本編へ。




色々あって、たぶん彼女と出合って10日ぐらい経っただろう。
願ったことすらなかった彼女の自宅への招待。

話している内に、すっごく感じがいい人、ただそれだけじゃない何かを感じた。
今日自分の気持ちを伝えないと、明日俺はNYを経って帰国してしまう。次にいつあえるかなんて分からない。

ついに告白の度胸を決めた。

どんな告白の言葉だったかは書きたくないのでご勘弁。特に変わってはいないと思う。陳腐な言葉だったろう。

しかし彼女の返事は鮮明に覚えてる。


彼女「ありがとう!すごくうれしい!」

俺「ほんと!!!」

彼女「うん。すごくうれしいよ・・・」

俺「・・・」(こころの中でガッツポーズ)

彼女「でも、あたしたちってつきあえないでしょ」

俺「どうして?」

彼女「だって、あなたは日本に帰ってやることがあるんだよ。あたしはNYにいるんだから、無理でしょ?」

俺「いや、いったん日本に帰ったら、またNYに戻ってくる。コロンビア大学か、NY大学に留学するよ!それだったら一緒にいられるじゃない!」

彼女「だめだよ!男の人が一度決めたことそんな簡単に変えちゃ。それにあたし、ずっとNYにいるわけじゃないんだよ。たぶんもう少ししたら発展途上国に行くことになると思う」

俺「・・・」

彼女「そしたら、どうするの?あたしについてくるの?そんな所であなたは何をするの?何か技術とか持ってるの?何かその国の人のためにできる技術があるの?大学行きたくたって、大学なんてないんだよ」

俺「・・・・・・・・・」

彼女「でしょ?」

俺「それは、確かにその通りかもしれないけど・・・」

彼女「あたし、すごく嬉しかったんだよ!好きって言ってくれて。あなたと過ごしたこの何日かすごく楽しかった。あたしもあなたのことがすごく好きになってたよ。でも自分からは言えなかったから」

俺「そうだったんだ・・・」

彼女「うん」

俺「そう思ってくれたこと、そう言ってくれたこと、すごくうれしいよ」

彼女「もしできるならあたしと過ごしたこの時間を忘れないでほしいな。あたしも絶対忘れないから」

俺「うん」


彼女に気持ちは伝えた。ベストはたぶん尽くした。彼女が自分のことを思ってくれてるのが分かって、ものすごく嬉しかった。

でも結論が結論なだけに、嬉しいのと悲しいのが入り混じってなんとも表現しがたい感情だった。

でも、なんだろう?下心というかそんなもんを持ってやって来た自分が恥ずかしくなった。



遅くなったので、帰ることにした。

ドアを開けると、昼間晴れてたのに、雨が降ってた。

彼女は傘を貸してくれると言ったが、断って帰った。

友人のアパートまではかなりの距離があるのだが、バスにも乗らないで歩いて帰った。物騒な街だったが、別に襲いたいやつは襲えばいい、と思っていたら、変なオーラが出ていたのか、強盗に合わなかった。

SINGING IN THE RAINという歌ががあるが、
CRYINGかWEEPING IN THE RAIN
だったのかもしれない。



翌日NYの空港を出て、LAはトランジットだけで、ホノルルに向かった。当時は大韓航空機撃墜事件があってまもなくだったので、大韓航空は帰りにホノルルに寄っても値段が変わらなかったのだ。しかしこれは軽い後悔を引き起こした。


まず、友人がよく利用しているというアウトリガーというホテルを予約してあったので、行ったら、部屋がでかすぎる。3000円くらいなのに、ベッドルームが二つのスイートルームだった。只でさえ一人が寂しいのでここを引き払った。ホテルの人は「何かご不満でも?」と気にしてたが。

ホノルルのビーチにまん前に小さなワイキキ・サークルホテルというのがあって、ここに移動した。部屋が2階で、昼過ぎまで寝てるとビーチで騒ぐ人の声が聞こえるのだが、かえってよかった。

昼間は当然のように、ビーチでねっころがる。ビール相当飲んだだろう。
もんのすごく日焼けしたので、日系ハワイ人に見えたらしく、フランス人・アメリカ人・日本人(英語で)に道聞かれた。

ま、それはいい。
いや、よくない。

夕方が最悪なのだ。

夕陽がどーーんと沈む。

すると、めっちゃ悲しいのだ。
夕陽があんなに悲しいものだとは思わなかった。

女の子なんてそこらにうじゃうじゃいるがなーんにもそんな気にならなかった。

ばったり友人に会って、ディスコ行くから行こうと誘われたが断った。
翌日また会ってしつこく「英語わかんねえから頼むよー」と言われたので、
年齢チェックとかつきあってやって、中まで一緒に入ってから5分で逃亡した。



それから随分ときがたつ。
ハワイに行こうと誘われたことがあるが断った。

どういう訳か、ハワイだけは2度と行きたくない・・・

---------------------------------


以上で、長い思い出話は終了。
あんまし面白くなかったらごめんなさい。
ただし一切嘘・誇張のない実話であるのでつまらなければ、そのせいかも知れません。


ちなみに帰国してからだいぶこの件は自分の中で引きずってしまった。と同時に、ダメな自分に少し自信がついたかもしれません。そしてそれ以来彼女とは2度と会ってません。一度、絵葉書をもらっただけ。


なぜこんな話を書こうと思ったかと言うと、長年忘れてたのですが、某親戚の奥さんがアメリカ人でこの間日本に来たときに、「NY行った事ある?」と聞かれ、「あ!思い出した」で彼女に話しながら、思い出したのがきっかけでした。

そうそう、この彼女が人生で出会った一番の女性だとか、そんな風には思ってません。その時はそうであったことは間違いないですが、もしそう思い続けていたら、その後の人生で恋愛なんてできる訳がないでしょうし。そして昔好きだった人が、実は一番だなんて、つきあってる人に対して失礼では、と思います。

いま現在好きな人が自分にとって一番の女性だと、いつも思っております。




今日の教訓


その顔で
愛を
語る
自分を
愛せない




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NYで史上最大の恋愛なんてあるのだろうか(2)

2006-08-25 | days
(前回のおさらい:NYでジュリアーニ市長に、必殺のつかみ「じゅりあーにでアルマーニ!」を伝授したふるちん。しかし気に入ってもらえずに、第二の必殺技「じゅりアーニーだよー、あははははは ってそれはエルモだった」を伝授できるのだろうか?)

前回はここ さすがにこっち読まないと意味通じないぞ。てゆうか、続きはもうちょっと先にしようと思ってたのに、お前さんたちのプレッシャーをひしひしギチギチ感じるぜ。

そして、しつこいようだが、オチも何も用意してない実話 特に笑えない。


で、
途中経過を全てすっ飛ばして、

カフェに戻った俺。

例の悪魔くんに

「きゃなあいとーくぅはあーーいんじゃーぱにーずぅ?」(彼女に日本語で話してもいいですか?)(とこてこて日本語なまり炸裂イングリッシュで)

「しゅあー!」
(先生の予想通りの展開)

邪魔者が理解できなくなってせいせいしつつ、
彼女に日本語で「ああええっとですねええ、明日ですねええ 実はこ・こ・こくれん行くつもりなんですがあ、全然分からないのでええ もももしよかったら、案内などしていただけ・・・」

彼女「もちろん!いいですよ!」
(先生疑って悪かった)

で、なんとオフィスの電話番号をいただいてしまった。

これがナンパであるかは議論の分かれるところであるが、そうだと仮定すれば、人生最初で最後のナンパは、大成功だったのだ。はっはっは!


で、時は流れて、ない。

翌日朝一番で速攻で電話した。当たり前だ。

俺「ハローハロー?」

彼女「ごめんなさーい!仕事が立て込んでいて、案内できないんです。受付に行くと、ツアーがあると思うので、そこに行けば案内してくれる人いますので」


_| ̄|○


昨晩の大成功の花は散った。
桜の花より早く散った。
たぶん既に涙目になっていただろう・・・

彼女「でも、お昼だったら、ご一緒できますけど、どうですか?」


散った花びらが、地面から木へと戻ってきた。


俺「もちろんです!ご一緒させて下さい!」


まさか全くこくれんなんて興味ゼロだってことがバレてはまずいので仕方なく、そのツアーとかゆうのに参加はしたが、たぶん何も耳に入ってなかっただろう。

で、念願のお昼。

さすがにどこで食ったかは全く記憶にない。

しかしなんかたぶんこじゃれたレストランかなんかに行ったに違いない。
ところが彼女とかわした会話も全く記憶にない。

ところがどういう訳かその晩に映画を見る約束をしたのだ。

その晩は、なぜか
「ウォール街」マイケル・ダグラスのインサイダー取引の話だったが、確か封切られたばかりで、並んだ。
終わった後で食事したと思う。しかしなぜ女性とウオール街?

で、なぜか次の日には
「グッド・モーニング・ベトナム」
この映画が今でも大好きなのは、一緒に見た人だけじゃなくて、ロビン・ウィリアムズの無鉄砲さがそのときの自分と重なってたかもしれない。

で、またなぜかその翌日には
「月の輝く夜に」
シェールとまだ当時無名だったニコラス・ケイジの年上の女性との恋。さすがにこれは、年上の女性と見てる自分には他人事ではなかった。俺はそのとき22歳、確か彼女は26ぐらいだった。

とこの3つの映画を見たことは鮮明に覚えてる。
彼女とかわした会話を覚えてなくても。

ただ、一緒に食べる食事・一緒に見る映画・かわす会話
全てが楽しかったことだけは覚えてる。

例の男性は彼氏ではないこと、今はつきあってる人がいないこと、前に遠距離恋愛をしていてそのトラウマが尾を引いてる ということを聞いたことも覚えてる。

さて、
本来の予定ならそろそろフロリダに行かないといけないのだが、
そしてこんなことここで書いてていいのか分からないのだが、

行けなかったのだ。
彼女に会いたいから。

日中もちろん彼女は仕事なので、俺はNYの街をひたすらうろついた。一方通行が多い町だがそれも完璧に記憶したし、地図見なくても北から南から西東どこでも行けるようになった。タクシー運転手になれただろう。メトロポリタン美術館に何回行ったのだろうか・・・その辺りで面白を思い出したのだが、スルーしよう。

またこれは恥ずかしい以外のなにものでもない記憶なのだが、
ストーカーみたいなことをしてしまった。

彼女に「今日は仕事すごく遅くなるから会えない」って言われたんだ。

しかしビルの前で待ってれば、いつかは出て来るだろうと、延々立って待ってた。座るところなんてなかった。警備員ににらまれたら、場所変えて。いまでは絶対出来ないし、やりたくないし、やってはいけないことなんだろうと思う。

数時間経過して、彼女がビルから出てきた。

俺の姿を見て、
呆れたような、それでいて嬉しそうな顔をしていた。


そんなこんなで時は流れて行ってしまう。
ここで重要なのは、俺たちは付き合ってないってこと。
その手のことをお互いに一言も言ってない。

だったら、どうして毎日のように会っていたか?分からない。


しかし、もう明日NYを経ってLAに行かないと日本に帰れないって日がやって来た。
そのことを彼女に話したら、

「じゃあ、家へ来なよ。料理作ってあげるよ」


うーむ。きわめてピュアな気持ちでいた俺も、一人暮らしの女性の家へ行くとなったら、やはり期待してしまうものはある。

で、俺は何を思ったのか、NYのブルックス・ブラザーズで買ったばかりのスーツ・シャツ・ネクタイをして行ったのだ。でも靴は買えなかったので、なぜか旅の間ずっと履いていたワラビーズ(デザートブーツっぽいやつ)相当笑える格好だっただろう。

彼女の住まいはマンハッタンの中の某所で、なかなかの所だった。

ずっと忘れてたことを思い出した。うわ・・・

俺、花束持って行ったんだ。やばい。そんなことそれ以前も以後もやったことねえ。まじ恥ずかしい。

で、彼女の住まいはデュプレックスと言って、中2階があるとっても広いとこだった。

彼女が料理を作ってくれたし、ワインも飲んだ。確かイタリアンだったよな。

それでたくさんお話したんだ。

過去の自分のとっても良くなかったことも話した。それを話した上で、きちんと自分の気持ちを伝えようと思ってたんだ。どうやらそんなダメな自分でも受け入れてくれたようだった。

話してる内に、どんどん彼女のことが好きになって行った。

思い切って、告白した。


(つづく・・・)


(分かった。怒るな!明日アップするよ。明日こそ最終回にする。も~週末はアクセス減るし、本のレビューとか小ネタにしようと思ってたのに・・・)



今日の教訓




ブログ書いて
なぜ
叱られる?



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オシムって意外と(サッカー日本代表の真実その7)

2006-08-24 | laugh or let me die
※昨日のNYの記事長かった(3000文字以上)ので、今日は一休みしなはれほれひれはれ




おっしぃー「さて、フリーキックですが、その真髄を教えましょう!ちゃー・しゅー・めん!」

一同「・・・」

おっしぃー「もう一度行きますよ。ちゃー・しゅー・めーん!ちゃーで、走り出す。しゅー、で足を後ろに引く。めん!で相手を見ながら、キック!」

サントス「もしかして・・・」

阿部「プロゴルファー猿?」

元祖代ゼミの浪人生俊輔の後を継いだ、2代目田中達也「あれ、好きだったなあ・・・」

川口「お前いくつなんだよー」

おっしぃー「はいはい!私語は包みこむように、ってそれはMISIAだった。つつしんでお受け致しますって、それは貴乃花だった。

はいっ!木を切りなおして、じゃなくて気を取り直して、次行きます!

ディフェンスです。極意はかめ・はめ・は!です」

浪人生田中達也「出た!ドラゴンボールだ!なんだか楽しいぞぉ」

おっしぃー「田中くんはディフェンダーじゃないでしょー」

田中「すみません」

おっしぃー「フォワードがボール持って向かってきたら、お腹に力入れて、両手をお腹からぐっと突き出して、かめ・はめ・は!」

おっしぃー「りぴーと・あふたー・みー!」

一同「イエッサー!」

おっしぃー「かめ・はめ・は!」

一同「かめ・はめ・は!」

おっしぃー「べりー・ぐっ!」

おっしぃー「次はコーナーキックですが、これはみんなの協力が必要です」

一同「よろこんで!」

おっしぃー「コーナーで蹴った後、みんなは地面を思いっきり蹴って、砂嵐を起こして下さい」

田中「それってもしかして・・・」

おっしぃー「そうです!消える魔球です!星くんに負けてられません!砂嵐起こすことによって、相手ディフェンダーたちの目からボールが消えるのです!」

サントス「まじすか!すっげえ」

おっしぃー「今日から私のことを


おっしぃ一徹と呼んでもいいですよ」

一同「いってつ!」



おっしぃーの言いなりになって、必死でピッチをスパイクで蹴り、砂嵐を巻き起こそうとする日本代表たち。砂嵐が本当に起きるかということ以前に、審判に怒られないのだろうか?

さらにそれ以前にこんな古い漫画なぜおっしぃーが知ってるのだろうか?日本に来た目的は実は漫画喫茶に行きたいだけなんだろうか?まさか「キャプテン翼」でサッカー学んでるのだろうか・・・


もっとそれ以前に読んだ人で分かる人がどれだけいるのだろうか・・・



今日の教訓


それ以前に
オシムは
無駄に
でかい



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NYで史上最大の恋愛が

2006-08-23 | days
※以下すべて実話。

ときは、結構むかし。大学4年の終わり。卒業旅行で生まれて初めての飛行機・パスポート&海外。国内の飛行機すら乗ったことなかった。

友人たちはつるんで行くやつが多かった。しかし男ふたりでヨーロッパ・・・俺には絶対無理。男ともだちっつうのは旅行用じゃねえだろ。大勢で行くのは別だが、二人の旅行で男と行ったことは一度もない。今後もない。キモイ。某旅行(中国)で諸般の事情で、ツインルームに男と二人になったが、すっげえふぃーるばっどだった。

なので、当然ひとり旅。この後数年後突発的東南アジアひとり旅っつうのもあるが。初めての飛行機とか色々おもしろ事態はあったんだが、とりあえず今回はタイトルに忠実に行こう。

別名「ふるちんアメリカ一人旅、の内の終わりの方編」

今あるか分からないのだが、俺はデルタ航空のスタンバイチケット(3万ぐらい)を買った。40日間アメリカ国内なら乗り放題なのだ。ただしスタンバイなので一切予約できず、満席だと乗れない。しかしいつも乗れた。

予定では、シカゴ→アイオワシティ(映画「フィールド・オブ・ドリームス」のど田舎」→ラスベガス→サンフランシスコ→プロヴィデンス(ボストンの近く)→NY→フロリダのキーウエスト界隈→たぶんヒューストンかニューオーリンズ→LA しめて40日ぐらい。(その間に遭遇した事態もなかなかなのだが、いつか機会があれば)

で、NYまでは完璧にこなした。



さて何があったか?


NYは知り合いが二人いたので、そこにただで泊めて貰う。
一人は大学の後輩のお姉さんがハワイ大学だかで一緒だったという、28歳ぐらいのサラリーマンアメリカ人(こんなの知り合いじゃねえぞ)
一人はコ○○○○大学の○○スクール行ってるアメリカ人(腐れ縁あり。こいつが狙ってた子が、実は・・以下省略)

で、まず最初は会ったこともないのに空港まで迎えに来てくれたの家へ。ロングアイランドはご存知だろうか?NY郊外の閑静な住宅地。道路と家の間に芝生の庭があるってやつ。あんな感じの家に、両親と住んでた。姉ちゃんが結婚して家出た(となりだよ)っつうので姉ちゃんのいい匂いのする部屋に。

いやいやよかったね。アメリカンファミリーとの触れ合い。みんなめっちゃいい人だったし、姉ちゃんの息子と遊んだモンね。

でそのBが優しいことに頼んでないが自由の女神とかあちこち連れてってくれるのさ。初対面なのに。有給までとって。

で、たしかそこに2泊ぐらいして、次の日はそのんとこに移動。今のNYは大きく変わったけど、その当時のNYはひどかった。しかもコ○○○○大学もそいつんちもハーレムの南端。ま、死ぬ思いもしたが。まあいい。

で、今日でお別れってことで、優しいがチャーニーズタウンでうまいもん食おう!っておごってくれた。生まれて初めてペキンダック食った。こんなうまいもんがあったのか・・・

で、じゃあ、リトルイタリーのカフェ行こう!

え?リトルイタリー!まじすか!ゴッドファーザーっすね。マフィアいるんでしょ?アル・パチーノいる?

いねえよ。

でリトルイタリーに潜入した。まじマフィア気分だった。
生まれて初めてにがーいエスプレッソを飲んだ。マフィアも大変だと思った。

そしたら、隣の席にカップルが。

どう見てもアメリカ人の男。
アジア系の女性。

会話が聞こえて来るのだが、彼女の英語が完璧すぎて、中国系か韓国系か日本人か区別できなかった。

この辺りから物語は始まる。


完全に彼女にハートを奪われてしまったのだ。
あまり一目惚れはしないんだが。というより一目惚れって言葉よりもっとずっと大きな感情だったと思う。キモイとかゆうな。

なぜそんなに惚れたのかは分からない。そのときも今も。
ただ、この人と話さないと一生後悔するって思った。

すると相手の男性がトイレに行った。

実は、みず知らずの人に声かけるとか、道聞くとかになんの躊躇もしない。人見知りの意味が分からない。ところが、ナンパってしたことない。やり方も分からないし。さらにこの人のことを、って思えば思うほど猛烈に緊張してきた。

しかし意を決し、

ホンニャラ(すみません、もしかして日本の方ですか?)
オーホンニャラ(ええ、そうです)


なんと日本人だったのだ!
で自己紹介した、大学卒業間近で卒業旅行で・・・
したら、彼女は

あたし、この秋からこくれんにつとめてるんです。

こ・く・れ・ん?

国連か!あの国連か!(軽く腰抜かしそうになった。そんな風に見えないもん)


彼女とお話する前からすでに200%は好きだったはずなのに、お話したらすっげええ感じよくって、800%になってしまった。

しかし悪魔が。
彼氏が戻ってきた。

そりゃそうだよな。

こんなイケてないしかもどーでもいい大学生だもんな。

こころで泣きつつ、Bにそろそろ出るかと言われ、後ろ髪引かれながら、カフェを出た。

しかし、どうしてもあきらめ切れん。しかしうんともかんともなーんにもわからん。

Bに、実はあの女性に惚れてしまった。なんか知らんがすげえ好きになってしまった。と言ったら、

説教くらった。

「人生にチャンスなんてそう何度も来るもんじゃないんだ!目の前来たら、ゲットしないでどうする!」
「あ、いや、しかし・・・どうやって・・・」
「よし俺が秘策を授ける」(嘘臭いかもしれないが、これほんとに実話)
「なんでしょうか?」
「おまえがあのカフェに戻る。で、最初にあの男性に話しかけるのだ。下手くそな英語で、「彼女と日本語で話してもよいですか?」だめっていうわけないだろ?そしたら彼女に「あした、国連行くつもりなんですけど、全然分からないので案内してもらえませんか」って言うんだよ。やだって言わないぞ。」
「せんせい!ありがとうございます!完璧です」
(内心、こいつは28にもなって彼女いねえだろと思いつつ)(しかもNYのリトルイタリーでかわす会話にしては実に低レベルだと思いつつ)
「あの男性は彼氏じゃないんですかね?センセイ?」
「俺の目に狂いはない。彼氏じゃない!」
(根拠ゼロ。信憑性ゼロなんだが、俺も自分に都合のいいほうに解釈した)


カフェに戻ることにした。



(つづく・・・)(かな?)



今日の教訓


ただ単に
字数が多くなったからですが



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気持ち悪い写真

2006-08-22 | days
いやいやいや~

ど~も~

この間UFOキャッチャーで、

日清焼きソバUFOを

ゲットしたふるちんでーす。



昨日の文章長かったので、特に反省の意味をこめないで、画像でもご賞味あれ。

某野毛山動物園で撮った写真。

くりくりくりっくでおっきくなるけど、あんましオススメしないよ。

でも、暑い夏が涼しくなるかな~







後悔した人への今日の教訓


むしろ楽しかった人への今日の教訓



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彼女にもらったもの、ねだったもの

2006-08-21 | days
いやいやいや~みんなげんきぃ?
お盆休み終わった?俺も天国じゃなくて地獄からお盆に帰って来たよ。子孫誰も来てなかったけど。

さてネタでなし、オチも特にないむかし話。実家に帰らなかった人にはおじぃちゃんからお話し聞いてる気分になってね。


さて、
ま~こ~見えても、女の子とつきあったことぐらい、片手では足りないので、両手両足使ったら、ふられた回数足らないよ~

ん?
ま、いいか。

彼女からなんかプレゼントもらう、あるいはもらったのは、誕生日かクリスマスだよな。

で、全く予告無しにもらうこともあるが、

「ねえ、なにがいい?」
なんてとっても優しいことを言ってくれる方もおる。彼女でもなんでもないやつは、だいたい嫌がらせのような変下着とか、変パジャマとか、変ペナントとかくれるが、速攻で捨てる。

で、俺のリクエストなんだが、今記憶にあるのは、なぜか時計ばかりなのだ。理由不明。
だいぶ恋愛初心者の頃、聞かれたので、

「時計」と言ったのが始まりだろう。ただ単に時計持ってなかったからだが。

確か、シチズンのどーでもいい感じの皮ベルトの極めてコンサバなやつだった。

ところがだ! 時計っていいかも?
俺はアクセサリーの類はほとんど身に着けない。でも時計ならいつもしてる。ので、

なーんとなーく いーつーもー 彼女と一緒気分イレブンいいきぶん♪

というよく分からない理由と、単に聞かれても困るので、いつも「時計」って言ってたことが多い気がする。つきあいが長い場合、好みが分かってるから、大丈夫だが、そうでもない場合、軽くキケンではあるが。

ま、ここだけの話だが、ほぼ○○の約束までしておった、しかも結構家族ぐるみのお付つきあい&長いつきあいの彼女に、突如として、理由がなくただ

「わかれて」

と言われたときは、さすがにホトケと呼ばれていたほど温厚な俺もキレて、そしてなぜか、

「じゃあ、時計買え!」
と言って強引に買わせたこともあった(うーむ。やなこと思い出した。ちなみにタグ・ホイヤーだった)

リクエストさせてもらえない場合のありがちなモノとして手作り系がある。バレンタインの、崩れた茶色い塊はギリギリ許す。食わないで、弟とか犬に食わせたが。

しかし、手編み・・・

ほぼ勘弁して欲しい。

もんのすごく不器用な子から、マフラーもらったときはやな予感がかけめぐったが、予想通りひどかった。なんだあれは?イニシャルが読めねえぞ。
しかしいちおうお付き合いしていたので、涙を飲んで使用した。早く冬が終わるのを祈ったもんだ。

一番恐ろしかったのは、付き合ってもいない子から、もらったセーターが妙に複雑な作りでうまくてかえって怖かった。もちろん着てない。

手編み系では、唯一誰とは言わないが某ず○子がくれたセーターはすばらしかった。さすがにデザインは今には合わないので、全く着てないが、むかしは結構着た。

しかし女性からもらって一番嬉しかったのは、

着物。和服。

なんと田舎のばあちゃんが、手作りしてくれたのだ。なぜだかさっぱりワカランが。濃いブルーの縮緬ぽいやつで、普段着れないので正月に着てた。しかしその後、引越しを繰り返してる内にどっかに消えた。

ばあちゃんはもう亡くなって長いが、改めて「ばあちゃん、ありがとう!」



といい子ぶるのも似合わない。



たぶん大学生の頃だが、「誕生日なにがほしい?」と聞かれ

夢野久作全集!
「なにそれ?」

「ほん」
「うーんと、今度本屋さんでみとく」

数日後
「やだ」
「どうして?高いから?」
「そーじゃなくて、あんな気持ち悪い本あげたくない」



そうそう。この話したくて、てかこの話思い出したので書き始めたのに、なんて長い前振りなんだろう。


高校生から大学にかけて、夢野久作に傾倒しておった。
どうせ誰も知らんと思うが、昭和初期に大活躍した作家だ。ミステリーというより、幻想怪奇に若干近いが、それもちと違う。ジャンル分け不能だな。日本探偵小説全集とかに入ってはいるが。

日本三大奇書と言えば、
「虚無への供物」中井英夫
「黒死館殺人事件」小栗虫太郎
「ドグラ・マグラ」夢野久作

ドグラ・マグラはさすがに日本国民必読の書なので読んでない人は読みなさい。これは当時まことしやかに言われたんだが、この本読んで、3人の人が気が狂ったとか。(マジで)映画にもなってるが、あれはオススメしない。

高校のとき、ドグラ・マグラあんまし怖かったので(ホラーじゃないのに)自分の部屋出て、台所で読んでたもんね。

個人的には「氷の涯」ていう短編が好み。


だからと言って、彼女にプレゼントとしてリクエストした俺は相当頭がおかしい。それは認める。

だからと言ってもし、三一書房の全集(確か全て収録はこれだけのはず)をくれる人がいたら、謹んでお受けする。

チョーダイ!

大人になってからも、まだ引きずっていた証拠は、
新宿ゴールデン街に深夜プラス1という汚いバーがある。日本冒険小説協会会長、元コメディアンの内藤陳さんのお店だ。「深夜プラス1」はギャビン・ライアルの冒険小説の金字塔だが、ま、それはいい。(でも、読め)
いつだか忘れたが、昔いやすんごい昔にその店に行って、ボトル入れたんだ。しかもカティサーク。したら、店員が「名前なんにします?」そこの伝統で、ボトルに書く名前は冒険小説の登場人物にしなきゃいけないんだ。

で、当時人生投げ捨てたた俺は
「呉一郎」
「え?まさかあの・・・」
「そうです。だめですか?」
「いや・・・いいんじゃないですか」

呉一郎とはドグマグの主人公の名前。しかしこれが冒険小説のわけないんだが。しかしこのこころ広い店員は馳星周だ。当時まだ小説家デビューしてなかったので、ここでバイトしておった。評論家「坂東齢人」として書評書いてた時期かは忘れた。んな話はどうでもいい。

それだけドグラマグラっ子だったって寸法だ。


そうそう、最近のミステリーはつまらん!とか最近の小説ってだめ!とか言うじじぃばばぁたちは、昭和初期のめくるめく小説を読みなさい。久生十蘭もおるぞ。当時の時代の先端を行き過ぎていた雑誌「新青年」の傑作選とかも出てるので、今読んでもぶっ飛ぶもんがある。意外と読んでない江戸川乱歩などもよい。「D坂の殺人」「二銭銅貨」とかね。

彼女のプレゼントの話から、なぜ昭和初期の本すすめてるんだ?
どんな話の流れだったんだ?

ま、いいや。


今日の教訓



ねえ、なにが欲しい?
そうだな・・・
過去を消して欲しい


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Skypeついに導入しました

2006-08-20 | digital, blog & twitter
知ってる?

Skypeって?

Skypeのサイト

ソフトインストールするだけで、PCを通して電話できるんだよ。
相手もSkype入れてたら、通話料無料!

すばらしい!

しかし、俺のPCにはマイクがついてないので、やっとヘッドフォンと一体型のヘッドセットを買ってきました!ヨドバシで1000円ぐらい。

いやいやいや~
すごいねIT社会。

ネットでなんでも調べられるし、ブログでは言いたい放題。

そしてついに電話も無料。

レッツエンジョイIT社会!

俺はITを使い倒してやるぅ

電話つかいまくりだぁ















今日の教訓



相手が
いねえ


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男子高校生との会話

2006-08-19 | days
先日某男子高校生と会話した。特にオチもなくネタでもないが、お盆だし、短い話がよいでしょう。


俺の携帯を指差して

Zくん「ああ、SHですねー。バッテリーの持ちが悪いんですよねー」
俺「そうそう。それ以外はいいんだけどねー」
Z「あ、ボクの待受け見ます?」

で見せる

Z「これ誰だか分かります?」
俺「あーあ、ええっと、MAXの左の方。なんだっけな、○○ナ!」
Z「MAXはみんな○○ナですよー。でも当たってます!左の方ですよ。ってゆうか、この待ち受け見て、初めてMAXだって分かったひとですよー。うれしーなー」
俺「おいおい、俺は芸能通かよ。じゃあ、俺の待受け見る?」

で見せる

俺「だれだか分かる?」
Z「全く分かりませんが、化粧品のCM出てそうですね」
俺「スルドイ!まさに出てる!肌美精に出てる国分佐智子さまだ!」
Z「知りませんねえ」
俺「じゃあ、これは?」
Z「知りませんねえ」
俺「カリスマモデル、Aliceさまを知らないのか!じゃあ、これは?」
Z「知りませんねえ」
俺「なぬ!西遊記にも出てた水川あさみちゃんを知らない!じゃあ、これは?」
Z「知りませんねえ」
俺「なぬ!小早川伸木の恋にも出てた片瀬那奈ちゃんを知らない!」


うーむ。男子高校生すら知らない女優さんを携帯待ち受けにしてる俺。

なぜだかいかがなものかと思った夏。

なぜだかイカがなもの食いたい夏。

イカソーメンなどをあーんして欲しい夏。

みなさんイカがお過ごしですか?



今日の教訓


今日の教訓を
オチに使うのは
やめにしたい


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若手お笑いコンビ、ふるこりんが帰って来た

2006-08-18 | laugh or let me die
(前回のおさらい:コリン星の王子ふるちんと、ゆうこりんの夢のスーパーユニット『ふるこりん』前回M-1グランプリ出場を果たしたのか?詳しくは7月3日のここ




ふる「ど~も~」

ゆうこりん「も~ど~」

ふ「お、ゆうこりんいいねえ。モード学園?」

ゆ「ううん。もどしちゃった」

ふ「おいおい。お客さんの前でローゲーしちゃいけないってアレだけ言ったのに」

ゆ「ええ?エロゲーしちゃいけないって意味じゃなかったの?」

ふ「おいおい。キミはエロゲーなんかやらないでしょ?」

ゆ「その可能性はいなむらジェーンだな」

ふ「おいおい。って、何度おいおいしないといけないのさ」

ゆ「うちの甥っ子かわいいんだよー」

ふ「おいおい。聞いてないよ~」

ゆ「聞いてよ~」

ふ「分かったわかったわかたこういち、宇宙に行く!」

ゆ「なにそれ?意味わかんねえよ!」

ふ「あ、ゆうこりんそういう言葉づかいしちゃだめだぞー。イメージを大切にしないとね?」

ゆ「あ、わかった。なんてったってアイドルでしょ?」

ふ「そうそう!そんな古いことよく知ってるね?」

ゆ「だってふるちんよく唄ってるじゃん。お風呂場で」

ふ「あ、そうだったね、っておい!ってこらこらこらこららららららららららら!」

ゆ「なーに?」

ふ「どうして、風呂場で唄ってるの知ってるのさー?」

ゆ「だって・・・シクシクシク クシクシクシ メシメシメシメシ」

ふ「なんだよー、そんな複雑な泣き方するなよー。わかったわかったわかめらーめん!」

ゆ「一緒に入ってたよね?」

ふ「・・・・・」

ゆ「お風呂」

ふ「・・・・・」

ゆ「ね?ね?ねーむーみん、こっちムイテ?」

ふ「俺はムーミンかよ」

ゆ「そうかも!あたしノンノン!」

ふ「いや、ゆうこりんはミーだな。おれ、スナフキン」

ゆ「ええーー、むーかーつーくーー。ふるちんなんて砂布巾だろうが!」

ふ「また、そういうファンの皆様をがっかりさせる発言する~ だめでしょ!めっ!」

ゆ「い~な~せだね~ 夏をつれてきたひぃとぉ~ なーぎーさまでー噂走るよー めッ!♪」

ふ「お!こりゃまた古い曲持ってきたねえ。いいねえ。め組の人BYラッツ&スターだね」

ゆ「え?MEGUMIの人じゃないの?」

ふ「どーいう意味なのさー」

ゆ「知るわけないじゃんかよー」

ふ「おいおい。せめて巨乳の人とかなんとかボケてちょーだいよ!」

ゆ「やだ!やだやだやだあきこ!」

ふ「ねえ、ゆうこりん?」

ゆ「なーに、ダージリン?」

ふ「おい、おれはいつから紅茶になったのさ」

ゆ「まちがいた。ダーリンだった。すまぬのお」

ふ「めんどいから、つっこまない」

ゆ「ええええ、つっこんでよー お・ね・が・い」

ふ「なんかすぐにそっち方面にもってくの、よしなさい!」

ゆ「どっち方面?」

ふ「いやいやいや~ も~ そ~じゃなくてさー、ゆうこりん、今日さー、バイト何時から?」

ゆ「知らない」

ふ「知らないって、もー。 お客さんみんな寝てることきづいた?」

ゆ「ぜーんぜん」

ふ「きみにはいつもあきれさせられる・・・」

ゆ「AKIRAが刺される?」

ふ「誰だよそれ。大友克洋?布施明?中尾?北斗?」

ゆ「ぜーーんぶわがんねえだず」

ふ「だと思ったよ」

ゆ「分かり安くってかわいいでしょ?」

ふ「ねえねえゆうこりーん、今度からちゃんと台本書いてからにしようよ」

ゆ「えー。めんどくさいめんどくさい麺堂クサイ ってだれ?」

ふ「知らないよ!もー!ゆうこりんとなんてやってられなーーーい」

ゆ「あ、ふるちんどうして帰っちゃのおー!ねえ!おーい!」





ゆうこりん「あーあ、ふるちん怒って帰っちゃった。だからホストクラブのバイトなんてやめれって言ったのに。え?あたし、メイドカフェでバイトしてると思うでしょ?

ぶー。

道端で、コリン星への切符売ってるんだ。

え?今?

うーんとねえ、保育園の昼寝の時間に忍びこんだんだ。すごくない?」




今日の教訓

今回珍しく
先を何も考えずに
ただ書いてみた
なんじゃこりゃ?
もしかして
アドリブログ?


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迷彩パンツを買いました

2006-08-17 | days
(携帯から見てる人のためにたまにはこんな形でアップ)

こないだこの迷彩パンツを買った。

俺のリアル顔を知ってるやつは
「うわ!やっちゃったよ!ただでさえ、あれなのに、こんなもん履いたら」
ってゆうに違いない。

それでいいのだ。

だって安かったんだもん。

だってレバノン行くんだもん。戦地にはやっぱ迷彩でしょ?
もう顔も迷彩タトゥ入れたし。

え?ジャーナリスト?
いいえ。
え?テロリスト?
ええっと、びみょー。

違う意味でテロりに行くんだよね。
いや、平和活動かな?

だって



今日の教訓



弾丸が舞う
レバノンの地で
俺は歌う
ばばん・ば・ばんばんばん!
あー
れーばーのんのん


※追記:これはSHIPSで買った。



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