頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

続ゝおんなのみち(ポエム習作)

2011-07-30 | poetic inspiration

二の腕がゆれる

だから彼氏ができないの

でもだからこそやせられないの

だって他に原因があったら

どうすればいいの

嗚呼こんなにもこんなにも



犬はかわいい

でも飼わない

死んだとき悲しいから

だから恋もはじめられない

終わったとき悲しいから

嗚呼こんなにもこんなにも



おんなのしあわせ

それはどこにあるの

砂場でコインを探すようなものなの

はじめから

コインなんてないんじゃないの

嗚呼こんなにもこんなにも



コメント (3)

『雑司ヶ谷R.I.P.』樋口毅宏

2011-07-28 | books

「雑司ヶ谷R.I.P.」樋口毅宏 新潮社 2011年

怪作「さらば雑司ヶ谷」の続編。

教祖が死んだ。太郎はその跡を継ぐのか。盛り上がる信者たち。反対する叔父。入り乱れたバトルロイヤルの行方は。

うーむ。相変わらずすごい。なんというかここまで妄想が発達アンド発展するのは異常を通り越して、異常以上…いやダジャレですまん。何を書いてもネタバレになりそうでそれを避けると何を書いたらいいのやら。

・完全に続編なので先に「さらば」を読まないと何のことだか分からない。
・「さらば」を楽しめた人なら必ず楽しめる。
・「さらば」を受け入れない人には楽しめない。

セカチューとか踊る大捜査線がちょっとしたブームを呼んだとすれば、この雑司ヶ谷シリーズも同様にゾウシガヤンたちを増殖してもおかしくないと思う。コアな作品にはコアなマニアがいるし、なんと言うか、雑司ヶ谷シリーズには玄人受けするというかマニア好みっぽい匂いがする。

荒唐無稽、エロ、グロ、ナンセンス、バイオレンス。

しかし宗教についての記述なんてすごく読ませるし考えさせられる。無茶苦茶破天荒なストーリーにも身を任せてしまえば、慣れる慣れる。慣れてしまえば、ぐいぐい読んでしまう。そんな作品だった。

最近疲れていて、なんとも薄味のレビューにて失礼。面白かったんだからもっと熱く書かないといけんよな。



雑司ヶ谷R.I.P.
樋口毅宏
新潮社
コメント (2)

続おんなのみち(ポエム習作)

2011-07-26 | poetic inspiration

今日はじめて

薄手のブラウスの下に

黒いブラをつけてみた

オトコたちの視線て

痛いとおもってたけど

気持ちよかった

鏡に向かって

エロいってつぶやいてみた

嗚呼こんなにもこんなにも



このオトコでいいか

と思う

このオトコがいい

じゃなくて

まだ付き合ってもいないのに

嗚呼こんなにもこんなにも



結婚てめんどくさいって

もっとゆって

もっとゆって

しなくていいって

思えるから

嗚呼こんなにもこんなにも



おひるに食べた

カレーうどん

汁がちょっとブラウスにはねた

一日中気になったけど

だれもみてなかった

嗚呼こんなにもこんなにも




コメント (2)

オン・ザ・ビーチ

2011-07-24 | music

この季節になるとちょっと口ずさんでしまうのは、クリス・レアの「オン・ザ・ビーチ」

でもCD持ってない。歌詞もうろ覚え。ビトウィーンズィアイズオーヴロー。ローの眼ってなんだ?

歌詞を見たら、アイズオヴラブか。なるほど。以下を読むと実になんというかシンプルと言うか、あからさまというか、ちょっと口に出して言い出しにくいくらい恥ずかしい。でも名曲は名曲。

昔、マツダのエチュードという車のCMで使われたので日本でもよく知られているはず。



Between the eyes of love I call your name
Behind those guarded walls I used to go
Upon a summer wind there's a certain melody
Takes me back to the place that I know
On the beach
Down on the beach







コメント (2)

おんなのみち(ポエム習作)

2011-07-22 | poetic inspiration

OL生活もう七年

石の上にも三年と言うけれど

三年で辞めたあの子はもうバツイチ

嗚呼こんなにもこんなにも



東上線で帰る

隣の女があれ買って貰った

これ買って貰ったと友達に話してる

どんな子かと顔を見ると

嗚呼こんなにもこんなにも



やっとできた彼

はじめて行った彼の部屋

テーブルの上にパソコン

キーボードの上に縮れた毛が一本

嗚呼こんなにもこんなにも



はじめて買ったレギンス

外で履く勇気がなくて

履いたまま寝てみる

嗚呼こんなにもこんなにも




コメント (6)

『哄う合戦屋』北沢秋

2011-07-21 | books

「哄う合戦屋」北沢秋 双葉社 2009年

1549年信濃の地の領主、遠藤吉弘のもとで軍事を仕切ることになった天才合戦屋石堂一徹。小笠原長時、武田に囲まれながらも領地を広げていく。石堂に負うところが大きいと知りながら、娘の若菜と石堂の仲がよくなることが気に入らない。石堂の軍略が優れていると知っていながらも…人間は将棋の駒であると豪語する石堂の打つ手とは。

いやいやいや。これは面白かった。文句のつけようがない。

石堂一徹、若菜の人物設定が巧い。ちっちゃな豪族が飲み込まれるか飲み込むかの緊迫した状態にあるのを、「緊迫した状態にある」と書かずに情景を描写することで伝えようとする様がいい。先が読めないストーリー展開がいい。

若菜という天真爛漫でみなに愛される娘の苦悩する様もまたいい(これは読んだ人みながいいと言うと思う)

現実にはいなかった遠藤、石堂が「もしかしていたのかも」と思わせるのは、現実にいた武田や小笠原、村上、上杉らの武将の名前と混在させているからだろうか。そのリアリティの隙間感がまたいい。

表紙に描かれたヒゲを生やした男は石堂にしてはいい男過ぎる。実写にするなら元関取で格闘家の戦闘竜、若菜は夏帆にすると美女と野獣感たっぷりになるかと思う。絶対却下されるだろうが。

あらためて、「いい人なのにブレる」遠藤と「ブレない」石堂のコントラストがこの小説のひとつの軸なんだなと思い、そしてこの夏は「ブレない」男になりたいとバランスボールに乗りながら思う。

ぐらぐら。




哄う合戦屋
北沢秋
双葉社
コメント

だらだらサマー

2011-07-20 | days

暑かったり、台風が来たり。

なでしこジャパンの決勝が始まる前に寝てしまったり。

朝起きると背中の上の方がかゆかったり。

ユニフォームが肩からずり落ちる女の子たち…

…なでがたジャパン

ビスケットをくわえて走る11人の女子たち…

…なびすこジャパン

とつぶやいても不発だったり。


こんなときは爽やかに。

John Mayerのライブ映像からNeonを





コメント (4)

『さらば雑司ヶ谷』樋口毅宏

2011-07-16 | books

「さらば雑司ヶ谷」樋口毅宏 新潮社 2009年

5年ぶりに中国から帰国した俺が向かったのは故郷、雑司ヶ谷。祖母は教祖で、すげえ力と金を持っている。昔つるんでた悪い仲間たちは死んだり殺す側に回ったり。親友の京介を殺した芳一への復讐、昔好きだった雅子への思い、中国で俺を蹂躙した閣をどうしてくれようか。複雑に絡みながら…

いやいやいや。なんじゃこりゃ?これが読み始めて思わず発した我が独り言。ずっとこんな感じが続く。一言で言えば「超ウルトラスーパーB級バイオレンス」

細かいエピソードの進め方は強引でB級。なのに全体として破綻していないのはすごい力量なんだと思う。バカバカしいのについ読んでしまう。体に悪いと知っているのについ食ってしまう深夜ラーメン、ついやってしまうドラッグのようなものだ。「民宿雪国」と同様に。

宗教、グロテスク、エロ、深くて狭くて、広くて浅い。

夏目漱石パスティーシュはあるし、小説内小説「ごころ」なんかも実に読ませる。そしてそして。長い引用許されたし。


「むかし、いいともにオザケンが出たとき、タモリがこう言った。『俺、長年歌番組をやってるけど、いいと思う歌詞は小沢君だけなんだよね。あれすごいよね、”左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも”って。俺、人生をあそこまで肯定できないもん』って。あのタモリが言ったんだよ。四半世紀、お昼の生放送の司会医を務めて気が狂わない人間が!まともな人ならとっくにノイローゼになってるよ。タモリが狂わないのは、自分にも他人にも何一つ期待をしていないから。そんな絶望大王に『自分はあそこまで人生を肯定できない』って言わしめたアーティストが他にいる?マイルスに憧れてトランペッターを目指すも、先輩から『おまえのラッパは笑っている』と言われて断念して、オフコースが大嫌いで、サザンやミスチルや、時には海外の大物アーティストが目の前で歌い終えても、お仕事お仕事って顔をしているあの男が、そこまで絶賛したアーティストが他にいて?いるんなら教えてちょうだい。さあさあさあ」(46頁より引用)

「愛が神へと導かれていくことを示唆しているのよ。どう、すごいでしょ?歌うことがないからとりあえずラブソングを歌っている連中とは違うのさ。誰もが気軽に聴けるポップソングの中に深い真理をこめたフレーズを織り交ぜる。それが大事なんだよ。エリート主義や選民意識は要らない。敷居は低く、でも分かる人にはよりその深みと凄さが分かる。それがポップソングの優れたところなんだ。私にポップソングの深みと有効性を教えてくれたのはビートルズじゃない。ましてジャズでもない。オザケン、小沢健二なのさ」(47頁より引用) 



ストーリーとは無関係なので取り上げてみた。なんだろう。この文章の力。小沢健二なんてあまり興味ないと思っていたのに、ちょっと聴いてみようかと思わせる。小説から外に出て何かをさせるのが真の小説の力だと思う。そしてこの小説には力がある。

しかし超B級であることには変わらない。

ミシュラン三ツ星シェフが作った闇鍋のようなものだろうか(どんな喩えやねん)

毎日カラダが溶けそうなくらい暑い。この本を読んでココロも溶けてしまった。

では、また。





さらば雑司ヶ谷
樋口毅宏
新潮社






コメント (2)

サーブ、レシーブ、ボッレー

2011-07-15 | days

ってかさー あれキモイよねー

そうそう。キモイキモイ超キモ

てかウザいよね

ウザいウザい

うわ。これかわいくね?

超かわいいー

さっきムカついたねー

ムカついたー


以上20代前半のカップルの会話on the 東京駅京浜東北線プラットホーム

うむ。

会話のほとんどが「キモイ」「ウザい」「かわいい」「ムカつく」で構成されている。

うーむ。

近頃の若者は…

本来もっとずっと複雑な感情を、簡単に無理やり4つぐらいのカテゴリーに押し込めている。

そんな無理しているから、突然爆発するのだろうか。



そんな人たちは、

サーブ、レシーブ、ボレーしか言わないコーチみたいなものだろうか。

固め、味濃い目、油多目以外無言のようなものだろうか。

いや、それもなんか違うような気がする。



鈴木雅之で「恋人」





コメント

『絆回廊 新宿鮫X』大沢在昌

2011-07-14 | books

「絆回廊 新宿鮫X」大沢在昌 光文社 2011年(初出「ほぼ日刊糸井新聞」2010年2月19日~2011年4月22日)

新宿鮫が帰ってきた。前作「狼花 新宿鮫IX」から5年。

殺人の罪で刑務所にいた大男が警官を殺すために拳銃と必要としているという情報が鮫島に入る。その事件を追いかけようとすると、暴力団関係の捜査の邪魔になるとして情報を得ることができない。鮫島が無理に追いかけようとすると、人が死ぬ。中国残留孤児2世、3世による謎の組織「金石」とは。

うーむ。久しぶりにいいものを読ませてもらった。新宿鮫ウエルカム・バック。

ほぼ日で連載されていたのだが、PCで小説を読むということに慣れないのか面白さが半減してしまったので、連載は2回しか読んでない。webマガジン幻冬舎なんかにあるエッセイのような一回読みきりの方がウェブ上の読書に向いているように思うけど、如何?

従来の新宿鮫を楽しんできた人なら何の問題もなく楽しめると思う。どの作品から読んでも楽しめるというのがウリらしいんだけど、私は最初から順番に読んだ方がいいと思う。本エピソードは続き物ではないけれど、シリーズ登場人物晶や藪、桃井に関してあまり説明があるわけはないので。

物語は大男の事に最終的には集約されるんだけれど、その前にばら撒かれる前振りが巧い。なぜ待つ者がいるのか、金石との関係はなんなのだろうか。大男の執念があまりにも強力過ぎて、若干無理があると思いながら読んでいたのに、結局最後まで読んだら何の違和感もなくなってしまった。

そして衝撃的な終わり方をする。まさか、そんな。

愛と暴力を描く純国産ハードボイルド、一度お試しあれ。





絆回廊 新宿鮫X
大沢在昌
光文社
コメント   トラックバック (2)

富士山登山2011

2011-07-13 | travel

先週の土曜の夜22時から富士山に登ってきた。

晴れて、でもそれほど暑くなく、寒くもなく絶好のコンディションだった。(4年連続で7月に登っているけどベスト)






星がキレイだった。撮れてないけど。







↑は買ったばかりのおニューザックのオスプレー。背中や肩の当たり具合はベリーグッド。

途中のもろもろ全てはしょって、ご来光へ。

順調にいけば、4時半の日の出に間に合うはずだったのだけど、頂上付近の渋滞のため間に合わなかった(渋滞は土日必ず起こる)

ので9号目付近で見ることにした。











いや~ 感動したね。

みんな雄たけび上げたり、拍手したり、万歳三唱してたよ。

その気持ちはよく分かる。







ご来光をぼーっと眺める、我がふるさんファン倶楽部のメンバーたち。


今回iPhoneしかも3GSで撮ったので大した写真ではなかったが、それはむしろ、登ったことのない人にはぜひご自分の眼で見て欲しいからなんだよ。

父島に行って船の上から見た海に感動したのに、その後でNHKのハイビジョンで父島の映像見たら、そっちの方がキレイで愕然としたわけ。人間の肉眼よりハイビジョン眼の方が優秀なんだ。

これで一応、デジタル一眼レフ重いから持っていかなかったのと、持って行ったコンパクトデジカメのバッテリがなくなっていたことに関する言い訳は完璧に出来たと思う。

では、今日の「言い訳講座」はこれまで。

キン・コン・カーン・コーン。


コメント (4)

男たちのメール

2011-07-11 | days

30を過ぎた男性友人たちの多くは携帯にメールをくれるときに、絵文字を入れる。

ちょっと気持ち悪いと思っている。

未成年男子なら。女子なら。

しかし、三十路過ぎてその絵の入ったメールは…

私は携帯よりずっと前にPCでのメールに勤しんだ「テキスト原理主義者」なので、メールには基本的に、絵文字、顔文字は入れない。

文末につけるwも最初は意味が分からなかった。

あざーす!って何だよ。othersかと思ったよ。

でも、

実は顔文字も絵文字も使い方がよく分からない。

分からないだけなんだよー。




さあ張り切って歌っていただきましょう。

河島英五さんです。





コメント (2)

「あなたの人生の物語」が分からない分からない

2011-07-09 | books

すっげえ評判の高いSF短編集。それはテッド・チャンの「あなたの人生の物語」

なにしろ、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞しているんだから。Amazon.co.jpでもAmazon.comでもその他でも翻訳家山岸真さんも高い評価をしてるんだから。

だからおいらも高い評価したいと、仲間に入りたいと、そう思って読んだんだ(はだかの大将風に)

「バビロンの塔」ちょっと難しかったな。「理解」うーん。「ゼロで割る」うーん。「あなたの人生のための物語」お。これは読みやすい。異星人とのコンタクトと死んだ我が娘の思い出の交互の描写ね。うんうん。えっとオチが。オチが全然分からないです。

まだ本は半分残ってるにも関わらず脱落していまいました。

みんながいいって言うんだから、いいんだろな。

おいら、やっぱ、あたま、わるい、んだな。

あたま、わるい

いるわ、またあ(ひっくり返してみました)

頭悪い、いるわまたあ

おっと期せずして回文出来上がり。

あーあ

このブログなにがやりたいんだろうな…

では、また。






あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
テッド・チャン
早川書房
コメント

イケメンが好きですか?

2011-07-08 | days

某知り合い(イケメン)のつぶやきはいつも、とってもポジティブ。

「仕事が○○でうまくいった」「料理が○○でうまくできた」「車の運転が楽しい」「毎日が充実している」的なもの。

あんまりネガティブなつぶやきが多いのもあれだけどさ。

でも、なんか気持ち悪いんだよね(本人に面と向かって言えるほど傍若な無人じゃないけど)

女子からするとこういう男はどうなんだろうか?

自虐的であればいいっていうわけじゃないけど、謙遜があまりにもない奴もなあ。

顔が良ければそれでいいのかなあ。顔が良ければそれでいいのかなあ。

顔が良ければいいんだろうなあ。顔が良ければいいんだろうなあ。

私は根が暗くてジメジメしているからか、同性でも異性でも悩み傷つき失敗して転げまわっているような人が好きだし、真に友人になれるのはそういう人なんだよね。

あー。暑い。

では、また。



コメント (2)

映画「きな子」

2011-07-07 | film, drama and TV

警察犬になれそうにないきな子と杏子(夏帆)との二人三脚。ストーリーは説明不要ですよね。

まさか私がこんな映画を観るなんて…というような作品。「南極物語」とか「ハチ公物語」のような映画を一度も観た事がない私が観るとは、長く生きていると何が起こるか分かりません。

もっとふざけた作品というか、笑える&か・わ・い・いーだけの作品だと思ってなめていたら、意外にも真面目に警察犬育成を描いていたのでちょっと驚いた。

えっとそれ以外に特に言うことがないわけで、

お先に失礼します。



きな子~見習い警察犬の物語~ [DVD]
松竹
コメント (2)