頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

新しい薬売ります

2010-05-05 | laugh or let me die

え?なに?腰が痛い?え?何夜眠れない?え?何毛が生えない?

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和泉元彌
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『武士道セブンティーン』誉田哲也

2010-05-04 | books

「武士道セブンティーン」誉田哲也 文藝春秋社 2008年

あの剣道ガールズたちが帰ってきた!高校二年生になって、福岡へ転校してしまうほんわか西荻早苗。姓が変わって甲本になったのに、なぜか表示が河本に。剣道一直線の磯山香織は相変わらず一直線な日々。後輩の田原になぜか付きまとわれ、中学のときに知り合いだったヘタレ男清水も付きまとう。横浜と福岡。生き方も剣道も両極のように違う二人。離れていても友情は・・・

いやいやいや。「武士道シックスティーン」のときにも書いたが、いい。とてもいい。相変わらずいい。途中までちょっとダレ気味というかマンネリかな?と思ったらラストへのたたみかけるような展開を読んで、ああ読んで良かったと思った。

武士と武者の違い、早苗が福岡で出会う剣道の高度スポーツ化(=勝つ)、香織のお父さん=警官が大変な目に会い、と読みどころは多く、考えさせられる事も多い。

エイティーンを読むのが待ち遠しい。セブンティーンもシックスティーン同様映画化に向いた作品だと思う。市原隼人主演の「ボックス!」も楽しみにしている。





武士道セブンティーン
誉田 哲也
文藝春秋

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カップ麺とかダジャレとか

2010-05-03 | laugh or let me die





英数国=エースコック 

なるほど。理社の立場がないではないか。

ダジャレと言えば、風俗店の店名ネーミングってダジャレがなかなかだったりする。先日見かけたのが凄くインパクトがあったんだけどどうしても思い出せない。

タモリ倶楽部のだいぶ前の放送で紹介されていた、痴漢車トーマスとか、サワリーマン金太郎なんて思わず、巧い!とつぶやいてしまった。あと、知り合いに教えて貰ったのに大きく笑ってしまった。その名も、


リーマン・ブラジャース


不況とかその原因とか、サラリーマン略してリーマンとか色々と世相を含んだ秀逸なネーミングである(と書いておこう)

黄金週間真っ盛り、みなさんいかがお過ごしでしょうか。せめてこのブログを読んでいる人だけに幸が多くありますように。










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『モンスター』百田尚樹

2010-05-02 | days

「モンスター」百田尚樹 幻冬舎 2010年(書き下ろし)

市川隼人主演で映画化される「ボックス!BOX!」と同じ作者による作品。

主人公は尋常でないほどのブスで東京に出て短大に行って親から仕送りを止められようやく就いた仕事は安月給で美容整形して人生を切り開きそして復讐をしようとする話。

最初面白くないと思った。しかし彼女が整形を受ける辺りから急に面白くなって後は一気読みだった。

なぜ彼女が整形手術を受けようと思うのか、そしてなぜ何度も受けようと思うのか。彼女はどうして風俗で働こうと思うのか、なぜなぜなぜが実に丹念に描かれる。どうして彼女がそうするのかその内面、事情がよく分かるので(=感情移入してしまう)スムーズにストーリーが入って来る。ラストは賛否両論あるだろう。私はうーん。違うラストであって欲しかったかな。しかしラスト以外のそれまでのプロセスの方が読みどころだと思うので、終わりが好みとは違うからと言って全てが好みとは違う、とはならない。初めから8割ぐらいまで読んで良ければ全て良しだと思う、この作品は。なぜならミステリじゃないから。

美しくないという事はどういう事なのか、美しいという事はどういう事なのかモテルモテナイという功利主義的な側面から哲学的側面まで色々と考えさせてくれる。

誰が整形手術を受けたいと言ったら、少なくとも即ダメだとは言わないだろう。この本を読んだ後の私は。








モンスター
百田 尚樹
幻冬舎

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鯨喰ってます

2010-05-01 | days
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