頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

一枚の看板

2008-05-31 | travel
コメント (4)

眠れない夜に甘いキッス

2008-05-30 | laugh or let me die





いつものメニューではなくて、
甘味系に走ってしまった。

でもねー
ボクがわるいんじゃないよー
ボクはわるくないんだよー

甘いキッスというより・・・・・・






今日の教訓






甘えてるキッズ



人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (2)

『星を継ぐもの』ハードSFの大傑作

2008-05-29 | books

SFについてはやや、いやかなり食わず嫌いであった。いやいや正直に言おう。名作傑作と呼ばれる本、ほとんど読んでない。ところが、本棚を何かを探してごそごそやっていたら出てきたのがこれ。ん?こんな本買ったっけ?







『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン 東京創元社 1980
Inherit the Stars, James Patrick Hogan 1977

手元にあるのは1985年、26版とある。SF読みでない俺の本棚になぜあるのかと思い出してみたら、だいぶ前にもらったものだった。当時交際中の女性から「これは大変面白いのでぜひ読みなさい」というようなご神託を受けつつ、そのまま放置していたものであった。たぶん数ページ読んで挫折したのだろう。しかし21世紀にもなったことだし&どういうわけかSF読みたいような気分になったので読んでみた。

さて、内容であるが、

2050年代、月から遺体が発見される。その遺体は我々と同じ人類であるように見える。ところが分析が進むと、その遺体は5万年前の物であると判明する。さて、この遺体は一体何者なのか?

冒頭に謎を提示してその解決のカタルシスを味わうという文脈では完全にミステリーの手順を取っている。SF読みでない筆者(俺)でも楽しめたのはそれがあったからだろうか。その5万年前の遺体が地球にいた人類だと仮定するとある矛盾が生じる。しかしそうでないと仮定すると別の矛盾が生じる。色んな学者が色んな仮説を提示してくれるが、それを否定したり肯定したりするプロセスが実に知的刺激に満ち満ちている。

SF読みではないのだから、詳しいわけではないのだが、ハードSFというのは科学の理論なんかを駆使して作り出していくサイエンス・フィクションのことを言うらしい。だとすれば物語的側面は蔑ろにされてしまいそうだが、この「星を継ぐもの」についてはそんなことは一切なかった。その辺は巻末にある鏡明氏の解説が非常に参考になる。


  月面で、真紅の宇宙服を着込んだ死体が発見される。それは人類が生まれる以前から、そこにあったのだ。はたして、何者なのか、その死体は。
 すでに使い古されたアイディアかもしれない。エドモンド・ハミルトンの「虚空の遺産」、アルジス・バドリスの「無頼の月」、あの「2001年宇宙の旅」といった作品も、それと似たアイディアからはじまる。けれども、いったいそれは何者なのか、それではじまり、その謎を解明し、それだけで終わる作品というものは、ほとんどない筈だ。「星を継ぐもの」は、その死体の謎の解明だけで書かれている。近未来の科学技術や知識のすべてが総動員されて、その謎に迫っていくわけだ。何度も解答が提示されるたびに、逆に謎が深まっていく。ミステリ専門誌のEQMMで、レヴューが載ったというが、たしかに謎解き小説としても、よくできている。けれども、問題はその解答ではなく、それを得るまでの過程だ。ぼくが、なぜ、これをサイエンス・フィクションと呼ぶか、読み終えた人なら、わかってもらえるだろう。 (鏡明氏による解説306ページより引用)



なんだか鏡氏に全て書かれてしまったようだ。それだったらこの引用だけでこのレビューにしちゃえばいい所だが、それは単なるパクリにしかならない。ので、少し違うことを。と言いつつ鏡氏の解説上回ることなど叶わないが。

ミステリーとして面白いのみならず、近未来を描く小説として秀逸だと思うのはその近未来の風景。ややハッピーな近未来に思えないこともないが、戦争&紛争に明け暮れる近未来は別の作品で描かれているからそうじゃないのもまた良いだろう。個人的にはエイヴィスで借りるのはレンタカーではなく、レンタル・ジェットであるところなんて結構ツボに入った。

瑕疵があるとすれば(これはネタバレになってしまうので書けないが)ラストで明らかになる諸々の事柄の内、その核心部分に当たる事柄はここ最近の研究によって否定されてしまうこと。しかし1977年に自分がいると思えば何の問題もない。そういう事を気にし始めると古い作品など読めない&観られないのだ。

 脳がヒリヒリとしながら読み、
  そして、
   ラストで後頭部を鈍器でガツンとやられた そんな作品だった。

「星を継ぐもの」というタイトルも最後まで読むと、なんと意味のあるタイトルなんだと納得した。







今日の教訓




サイエンス・・・
フィックション!
壺から出てきた
フィクション大魔王






人気blogランキングへ
自作面白ネタブログランキング


他に未読山脈から発掘されたSFたち。


コメント (3)

達磨といふたいやき屋に並んでみる

2008-05-28 | days

小川町の交差点のところでなんか行列ができている。

交差点を渡ってみると、





なぜ故に?たいやきで行列と言えば、人形町の柳屋か麻布十番の浪花屋だろう。ちなみに俺は柳屋のたいやきが、おやじのたいやき製造過程を見ながらというのも込みで、好みだ。え?どうでもいい?いや、あそこのは旨いぞ。

しかし何となくたいやき喰ってもいい的な気分だったので(どんな日本語やねん)並んで買ってみた。









見ての通り、たいやきのはみ出し部分が込みなのだ。へぇ。で、喰ってみたが、

まあまあだった。決して不味くはないが、だからと言って行列するほどでもなかろう。

どっちかと言うと、行列の後ろにいた老夫婦の会話が面白かった。

ん?

あれ?

どんな話をしていたか忘れてしまった。

仕方ないので新製品でも。




今日の教訓







ドーナツ型した、
タイヤきー
いかがっすかー


人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (6)

あたしが生まれて初めてメイクをしたあの日

2008-05-27 | days
むかーしむかーしのお話

とある舞台でとある役柄を演じなくてはならなかった。

で、

オカマ(推定)風のメイクさんに、かなり濃いメイクを施された。
彼女「あら あなた化粧映えするわねーねー見てよー」
その場にいた他の者たちも口を揃えて「あらー似合うわねー」と言う。
似合うと言われればイヤな気はしない。たとえそれが意にそぐわないメイクという行為であっても。


それから時は流れ、

俺が崩れかけたアパートで一人暮らししてた頃

ボーローアパートの自室に帰ると、

そこには不審な輩たち。

拉致られた。女の先輩率いる3人組の女たち。
すると、なぜかその先輩にメイクされた。両腕は他の女につかまれたまま。
うーむ。意味ワカラン。

なぜ彼女らは我が聖なる館に侵入したのだ?
あーそのうちの一人と付き合ってたから、合い鍵渡してたんだー

いや。渡してねえ。っつうかこいつらと付き合いたくねえ。
ただ単に鍵かけてなかっただけだった。

で、

拒否しようと思えば拒否れないことはなかったんだが、その女先輩にはあまりにも借りが多く、拒否れなかった。

で、

メイク完成

その後のことは思い出したくない。
なんと
合コンにかり出されたのだ。

うーむ。軽いトラさんとウマさんが蘇る。
後のことは全て割愛させていただきたい。

などということを、メイクをばっちり決めた俺の写真が発掘されたので思い出した。

それからメイクがやみつきになったということはない。たぶん。





今日の教訓






GNPって
グロス・なしでは・
ぷんぷんぷん
って、意味よね?







人気blogランキングへ
自作面白ネタブログランキング
コメント (2)

映画『現金に体を張れ』キューブリックの初期傑作と古い映画の見方

2008-05-25 | film, drama and TV

20世紀最高の映画監督と言えば、故スタンリー・キューブリックでしょう。ブログが良いのは、なぜそうなのか気が向いたら書けばいいし、気が向かなければ書かなければ良いこと。まあ少なくともここは映画ブログではないしね。

と言うわけで、最近書籍と同様に古い作品探訪と称して古いモノに触れている。

「現金に体を張れ」監督:スタンリー・キューブリック 製作:ジェイムズ・B・ハリス 1956年 The Internet Movie Databaseを見ていたら、additional dialogueはジム・トンプソン(小説家の彼のことだと思う)によるとあった。昔、間違いなく観ているはずなのに、かなり忘れていた。

競馬の売り上げを強奪しようと企む男たち。ただそれを描くというだけの映画。

という一言で片付けられるわけもない。冒頭に無駄な前振りが一切なく、いきなりずどんとストーリーに入り込む。この遊びの少ないステアリングみたいな感じが何ともたまらない。何時に誰々が何をした。その何分か後に誰が何をという細かい時間の切り方をしながら話は進む。今観ると非常に新鮮だ。また、一度何時まで話を進めてから、突如として話を戻して別の角度から描写する。この考えに考えぬかれた脚本、映像の切り方。たまらないたまらない。

ほぼ唯一と言っていい登場する女性。この人をイラッとさせる話し方。昨今イラッとすることはよくあるとは言え、50年前の女性にこれだけイライラさせられるとは。うまい。原題はThe Killingなのに邦題は「現金に体を張れ」 これは邦題が完全に原題を上回ってしまった稀有な例。The Killingだと確かにラストはそうなんだけど、それでは面白くもなんともないタイトル。現金に体を張れとは、ほんとにそうなんだよねー 体を張らない奴は・・・としみじみ思うよねえ。それにタイトルに惹かれてつい観てしまうような邦題だと思う。







現代の複雑かつ、CG多様かつ、科学的捜査やらをてんこ盛りにした作品に慣れてしまっていると、つまらないと思うかも知れない。それもむべなるかな。だったら古い作品など見なければいいんだが。

「古い映画」を楽しむコツは、

 ・なんでもかんでも現代に置き換えない。
 ・その時代に生まれ育ったと思い込みながら観る。


以上が難しければ、

 ・足し算引き算をしながら優しく観てあげる。

このシーンに何が描かれていないから面白くないと感じるならそれを補ってあげつつ観ればいいのだ。もちろん脳内でね。なんだか淀川長治になったような気分だが、まあいい。




今日の教訓





現金な
体に貼るは
サロンパス



人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント

『治療島』セバスチャン・フィツェック、ドイツのベストセラーサイコスリラーはいかがなもの?

2008-05-24 | books

「治療島」セバスチャン・フィツェック 柏書房 2007年
Die Therapie, Sebastian Fitzek 2006

ドイツのアマゾンでは何週も第一位だったと言う。多少の期待を持ちつつ読んでみた。






結論から言うと、ビミョウ。

舞台はベルリン。マスコミ等でお馴染みのスター精神科医ヴィクトルが主人公。彼の愛娘、ヨーズィが原因不明の奇病にかかってしまう。彼女のため仕事も辞めた。あちこちの病院へと彼女を連れて診てもらう。すると、ヨーズィが行方不明に。ヨーズィが来ていないという病院の説明が正しいのか、それとも確かに彼女を連れて来たという記憶のある自分が正しいのか。それから4年後、彼はとある島で暮らすことになった。彼の元へやって来た見知らぬ女性。彼女が語り始めると、それはサイコ・スリラーへの幕開けだった。

うーむ。あっと言う間に読み終わってしまった。 ① → だからノンストップ・ジェットコースター・サスペンスだった。 → だから傑作だった。 ② → 読み飛ばせるどうでもいい箇所が多かった。 → だからあっと言う間に終わった。 → だから言葉の無駄遣いが多く、それほどでもなかった。

この①と②が混在しているのが正直な感想。まあ6・4で②が多かったかな。

サイコ・スリラーは読むのが久しぶり。いっとき読みまくったので飽きたんだろう。この治療島をサイコ・スリラーと呼んでいいかやや躊躇するものがある。サイコな容疑者を追う、プロファイラーとかUCLAの医学部精神科の医師(ジョナサン・ケラーマンだね)とか捜査当局の格闘がサイコ・スリラーなんだと思う。たぶん。治療島は読んでいる途中でデ・ジャブに襲われた。夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んでいるかのような気分になったのだ。主人公が語ることが、果たして真実なのか疑うってことがこの治療島の読み方であると思うので、それはサイコ・スリラーとは若干違うように思う。

良かったのは、何と言ってもラスト。それまでがややダルイ。特に中盤を過ぎてからラスト寸前に至るまでは特に新しい事実が出てくる訳じゃないのでツライ&ツマラナイ。ここに時間をかけてじっくり読むことは無駄だと思う。この辺をすーっと素通りする勇気があれば、そこそこに楽しめるはず。

まあしかし、年に2、3冊しか小説を読まない友人がいたとすればその人には決して薦めない。もっと他に読んで欲しい本はいくらでもあるから。しかしながら、ケータイ小説の類のように読みやすいことは読みやすいので残念ながらそれほど読書体験がない一般大衆には受けてしまうような気がする。





今日の教訓





ダルビッシュの妻がぁっ!
サエコスリラー



人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (4)

ヤヴァイ

2008-05-23 | days
トイレには電波が入らない店にいた。
でも電話かかって来る予定だったので、ちょっと携帯持ってもらっていた。

→2分ぐらい、トイレへ

戻って来たら、

携帯を

俺の方に向かって投げた。力強いフォームで。

え?キャッチボール?

いやいやキャッチ携帯?

なに、どうした?

携帯を見ると、

メール受信

件名:無題

本文:合コンあるけどいつなら来れる?

il||li _| ̄|○ il||li

il||li _| ̄|○ il||li

il||li _| ̄|○ il||li



なぜよりによってこのタイミング・・・

「いやいやこれは、

合気道コンプライアンスの集まりでええ」

信じてもらえるわけもなく、

以下ドラマか?って状態


俺が飲んでたウイスキーの重いグラスをがつーんと胸にぶつけ、
自分の飲んでた、なんか変な名前のカクテルを頭からかけられた。

il||li _| ̄|○ il||li

俺のリアクション=呆然とするのみ。ノー・リアクション

リアクションの神様出川さんだったらどうしていたんだろうか・・・


行き着けでもなんでもない初めて入った店なので、

(苦笑)すら店員にもらえず、どっちかと言えば
(無視)(早く出てってくれ)的だった。
(おしぼり)すらくれなかった。

いろんな意味でその店には2度と行かない。







今日の教訓








あーあー
こんな経験
してみたいなー



人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (4)

京都で見かけた風流なタバコ自販機

2008-05-22 | travel




たまたま見かけた自販機。うーむ。左側に寄ると、





うーむ。右側に寄ると、








今日の教訓





京都は
なんもかんも
古いんどすえ
OSはやっぱり
MS-DOSえ





   と
にほんブログ村 お笑いブログ 自作面白ネタへ
コメント (2)

Ken Hirai Live Tour 2008, FAKIN' POP 歌詞忘れMCぐだぐだ

2008-05-21 | music

広島でのライブ初日に行って来た。特に平井堅ちゃんの大ファンというわけでもないのだが。ニューアルバムFAKIN' POPは時間がなくてほとんど聴いてなかったが。広島グリーンアリーナはスポーツ用のアリーナの様。収容人数は横浜アリーナと同じくらいか。大ファンでもなく、アルバムもろくに聴いていない者がライブに行く意味、そしてライブのレビューを書く資格があるのかは私が決めることではなかろう。うんうん。

そうそう。ライブが始まる前のグッズ売り場。のけぞってしまうほど行列していた。正直言って売っているグッズはかなり「そんなもんいらねえぞ」的だったが。しかしいくつもまとめ買いをする人がいて、なんだか日本の経済は堅ちゃんが引っ張っているような気がしてきた。

さて始まったライブ。冒頭、偽平井堅(たぶん裏声)が登場して、その後に本物登場。なんだか声の調子が今ひとつなのかな?と感じた。かなりキーの高い曲が続くのだが、無理に高いキーを出しているようにそのときは感じた。

 ・ FAKE STAR vs POP STARというダンサーによる寸劇のようなモノがあったが特に面白くはなかった。なぜPOP STARのアンチテーゼみたいな位置にFAKE STARを置いているのか結局よく分からない。
 ・ しかし後にあった、平井堅一人二役のビデオ映像によるFAKE STAR & POP STARのインタビュー映像は笑えた。愛犬ハッピーも登場。
 ・ 2時間半のライブの割りに曲数が少ないように感じた。衣装替えが多く、堅ちゃんが歌っていない、幕間が多かった。
 ・ 堅ちゃん、ダンスは結構頑張っていた。
 ・ なぜか舞台照明に緑色を使うことが多かったが、あまり映えていないよう。
 ・ 好評Ken's Barがミニ・バージョンで登場した。これはなかなか。
 ・ アコースティック・ギターの音が、ピッチ、鳴り全てにおいて完璧だった。素晴らしい。

と、辛口の感想を持ちつつ観ていた。すると、哀歌(エレジー)をとてもいい感じで歌いあげている我らが平井堅。ところが、ものすごくサビの伸びがいい箇所で、歌詞が出てこない。あげくの果てに「ごめんなさい」と小さな声で。うーむ。しかし直後のMCで、「さっき裏でマネージャーにめっちゃ怒られました。歌詞忘れるのはいいとしても、ごめんなさいなんて言ってはいけないだろうが、と」ライブの最中に怒られるとは。

で、今回のMCなんだが、これはヒドイと言わざるを得ない。言葉が出てこない。なにかと言うと「ありがとうございます。楽しんでますか?」と繰り返す。ラジオでは軽妙なトークを披露しているのだから。他のライブ会場ではMCが良かったようなので、この日5/17に調子が悪かっただけなのかも知れない。堅ちゃん本人が披露していたのは、本来気分を上げていかないといけないのに、原爆ドームを見に行ってしまったりして、下げの気分になってしまったとか。

比較的しーんとしているときに「堅ちゃーん!」という黄色い声が上がるがそんな中「結婚してーー!」と叫ぶ女性。これはライブに必ずあると予期できる事態。上手く返しておきたい。しかしただしどろもどろになるだけの堅ちゃんはちょっとね。確かウィンブルドンでグラフが伊達さんと戦ったとき、観衆の中の男性が Will You Marry Me?と叫んだ。観衆が爆笑する中、グラフは How Much Money Do You Have?とすかさず切り返したことを思い出した。堅ちゃんはエンターテナーなんだからグラフを見習いましょう。

と、ダメダメMCと歌詞忘れはあったものの、そして前半は何となくピンと来なかったのが、後半はびしばしと来た。KISS OF LIFE、STRABERRY SEX, TWENTY TWENTY TWENTYが確か連続していたと記憶しているが、歌の伸び、盛り上がり共にさすが。最初声の調子が悪いと感じたのは誤りで、むしろ声の調子はすごくいいという事が分かった。

まあそんなわけで、前半はやや難ありだったものの、後半でかなり盛り返してくれた、そんなライブであった。



 閑話休題

ライブの金銭価値ってとっても難しい。今回のライブは自腹を切っていないのでいくらだか知らないのだが。CDの3000円は著作権の事を考慮に入れても高すぎると思う。しかしライブは高いとか安いと評価するのがいつも難しいと感じる。

ライブが良かったかどうかは単にそのアーティストのファンであるか否かだけでなく、お客個人の精神的肉体的コンディションにも大きくよる。それは製作サイドが関知できない領域。

とは言うものの、お客のコンディションをパフォーマンスで変えてしまうのが本物のアーティストなのかも知れない。などとお好み焼きを食いながら思ったりした。





今日の教訓



最初から
スタンディング
だったら
いす、なくって
いいっす。


人気blogランキングへ
自作面白ネタブログランキング
コメント (3)

映画『ビル・ポーターの鞄』障害者を描く秀作

2008-05-20 | film, drama and TV

1955年から話は始まる。実話に基づいているとのこと。冒頭、ヘレン・ミレンが旦那さんにネクタイを締めてあげている。どうやら彼の仕事の面接があるらしい。その面接がある会社まで彼女が車で送ってあげる。面接でその会社が求人しているのは訪問販売だと分かる。その面接で彼は落ちてしまう。しょげてビルの外に出ると、そこにはヘレン・ミレンが。「この地区で最も売り上げの少ない所の担当にしてもらうように言いなさい。それなら何も失う物はないのだから、大丈夫なはず」なるほど。怖い奥さんのアドバイスによって、仕事を得ることになった、彼ビル・ポーター。

さて、この初めのシーン数分だけで、3回驚いた。

・彼は言語に障害があり、上手く話せない。
・彼は右手がない、もしくはあっても動かない(義手かも知れない)
・ヘレン・ミレンは奥さんではなかった。母親だった。

この3つ目の 彼女=母 は特にその後の展開を多少予感させつつのいい意味での驚きを与えてくれた。

ネタバレしないように少し筋に触れると、ビル・ポーターの鞄とは、訪問販売の仕事について会社から支給されたブリーフ・ケースの事。ドクターバッグとかダレスバッグのようにも見える。原題のDoor to Doorとは訪問販売のこと。ビル・ポーターがきっとこのDoor to Doorビジネスで大成功を収めていくのだろうと、「だってこれ映画だもん」的視線で観ていると肩透かしをくらった。失敗したというよりは成功したのだが、「大」成功とまではいかない。しかし、ある地区を担当することになって、彼の訪問販売がどのように「最初は門前払いしていた人たちが、いつの日か喜んで迎え入れていたのか」を知るのは面白い。





見所は、「セールス、営業の仕事をしている貴方が非常に参考になる必殺営業トークを学べる」というような汚れた見方をすることによって見て取ることができるのではなく、

何と言っても、主役のビル・ポーターを演じた。ウィリアム・H・メイシーだろう。言語と体のハンデキャップを演じることもあるし、1950年代の彼から1990年台の彼まで演じることもまたある。少しずつ老けてゆくのだが、ビジュアルの見せ方もまた上手い。

障害がある人が必死に生きている様というのは、他に「赤ちゃん」「動物」と合わせて映画界ヒットの三種の神器と言ってよいだろう。だからあまりそこを評価したくはない。そこだけを観てしまうとこてこてになってしまう。そうではなく上記のメイシーのちょっと信じがたいほどの演技、後は自分のハンデキャップに同情されることを非常に嫌うビル・ポーターの生き方についてどう考えるかという辺りだろうか。

あまり言いたくはないのだが、必死に石に齧り付くようにして生きているとその先には必ず何かが見えてくるのかも知れない、とは思いたくないのに思ってしまった。こういう似合わないことを思うたびに、俺って結構普通なんだよなーとしみじみしたりする。




今日の教訓




「俺の鞄」
詰まっているのは
砕けた夢の欠片なのさ



人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント

偶然

2008-05-18 | poetic inspiration

我々はどうやら偶然の産物らしい。

進化も単に偶然がなしたことのようだ。そこに必然を求めるのは、君との出会いは必然だったんだよと言う事と似ている・・・・・・かも知れない。

このブログを書いているのも偶然にブログを書きたいという欲求が生まれたが故であり、あなたがこのブログを読んでいるのも単なる偶然。

などと戯言を思うは、今日自分の誕生日だから。

偶然誕生した自分が、偶然今日まで死なないで、偶然何かをして、偶然何かを思って、そして、偶然ブログを書き始め、偶然まだブログを続け、そして、

偶然貴方と出会った。

そんな偶然に乾杯しつつ。





今日の教訓



And in the end, it's not the years in your life that count. It's the life in your years. (結局は、あなたの人生にどれだけの年月があったのかではなくて、あなたの年月にどんな人生があったかなのだ)
Abraham Lincoln

若いときには、われわれは愛するために生きる。年をとると、生きるために愛する。
ラヴルモン


A diplomat is a man who always remembers a woman's birthday but never remembers her age. (外交家というのは、女性の誕生日を常に覚えているのに、彼女の歳は決して覚えていない、そんな人種なのだよ)
Robert Frost


Maturity has more to do with what types of experiences you've had, and what you've learned from them, and less to do with how many birthdays you've celebrated. (人間のさー成熟とか成長って言うのはね、あんたがどんな経験をしたとか、そこから何を学んだかってことに大いに関係あるんだけどー、あんたが何回誕生日を祝ってもらったかなんてこととは関係ねえんだよ。わかる?)


実はねー 俺の太もも切るとねー 年輪があるんだよ。
ふる





人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (6)

チチヤスヨーグルトのある風景

2008-05-17 | laugh or let me die








頼まれもせずに勝手にタイトルを付けてみた。


「これ、ヴィダルサスーンでやってもらった髪型なんだからね」

「まつ毛じゃないよ、前髪だよ」

「華がない?なんですとー!あー鼻がないか」

「耳が一個しかないとかいちいち言わんでよい」

「母のチチは高いけど、父のチチはヤスい」

「左下にTMって書いてあるけど、TMネットワークじゃないよ。え?TMレボリューション?誰?」





人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (5)

サラリーマンNEO シーズン3ってどう?

2008-05-16 | film, drama and TV

このブログ左側に「サラリーマンNEO」というカテゴリーがあるのをすっかり忘れてレビューしてなかった。いやしてない理由は明確で、

面白くないから。

シーズン1、シーズン2まではすごく面白かった。それがシーズン3(2008年4月スタート)になって、めっきりさっぱり面白くない。

・ セクスィ部長のマンネリ化 何をやっても同じに見える
・ 新企画が全て不発
・ やれば必ず笑いが取れるはずの、社内スタントマンが放送されない
・ 吉瀬美智子が新加入したが、既に飽和状態なので正直言って邪魔

シーズン3で初めてサラリーマンNEOを観た人は面白くないと思っただろう。だとすればシーズン1を観ることを薦める。あるいはシーズン3を観て「なんて面白いコントなんだろう」と感心してしまった人は大変幸せな人なのでそのまま生活していけばよろしいかと思う。




今日の教訓




奈良にいる
ナラリーマン




人気blogランキングへ
     自作面白ネタブログランキング
コメント (3)

「怒りオヤジ3」今井康裕VS小倉優子 がんばれゆうこりん

2008-05-16 | film, drama and TV

先日の記事 「怒りオヤジ3 エド・はるみ登場で面白くなった」 で書いた、非常に人をイラッとさせる素人、今井康裕。どうイラッとさせたかは既に書いているので省略。

約2ヶ月経って、今井氏再登場。説教をする名人は小倉優子。さてどんな説教をするか期待して見た。エド・はるみさんは実に的確で「そうそうそうなんだよ。いいこと言うね」という説教をしていたが。

ゆうこりん、意外なほどちゃんと説教してた。

「そういうのって自分勝手でしょ?」
「そんなんじゃ彼女できないよ」
「(かなり気持ちの悪いコミュニケーションを彼女に強いる今井に対して)あたしが彼女だとしてそういうことをしていたら、それを他の人には言って欲しくないな」

今井氏に対してイラッするのはまた変わらないのだが、それよりもゆうこりんが非常に優しくまともな人だと分かったことが大きい。人は見かけによるともよらないとも言うが。




今日の教訓




そうだ。
ふるこりんのこと
忘れてた


※参照 お笑いコンビふるこりん、初登場は2006年7月の
「新作コント」





にほんブログ村 お笑いブログ 自作面白ネタへ
コメント (2)