頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

バッジ

2012-12-30 | days


古今東西色んなバッジがある。ニコちゃんマークと呼んでいた黄色いバッジや登った山のもの、ライブのお土産もある。

会社の社章をスーツの襟元に付けるのは昔は当たり前だったが、あれを付けるとどこの会社に勤めているかバレバレなので、個人情報がなんちゃらということで最近は付けないのだろうか。

しかしそれだと校章を付けた学生は、どこどこのお嬢様お坊ちゃま学校だとバレたら誘拐されてしまうから付けないのだろうか。

個人情報なんちゃらはめんどくさい。

おなかの中に赤ちゃんがいますというバッジを付けている女性をたまに見かける。

あれはたぶん、私は妊娠しているのだから席を譲ってくれ的なアピールをするために着用しているのだろうと想像している。

席を譲る側からすると、非常に分かりやすいので、もっと大きいものしてくれるとありがたいと思う。

先日夕刻、電車に乗っていた。そのバッジをかばんに付けている女性を見かけた。

しかし、ちょっと小柄。

いや、結構小柄。

いや、小柄というよりちっちゃい。

うーん。

どこから見ても小学生の女の子だった。

あれはなんだったのだろうか


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『きりこについて』西加奈子

2012-12-28 | books
「きりこについて」西加奈子 角川書店 2009年

生まれてすぐに周囲から「ぶす」だと認識される顔立ちだったきりこ。しかし子供時代は幸福にすぎてゆく。拾った子猫の名前はラムセス2世。彼はきりこのことが大好きだ。きりこはどうやって子供時代を幸福に生き抜いていけたのだろうか。猫の秘密とは。そして自分が「ぶす」だと自覚してからが小説の後半。きりこの人生は意外な方向へ転がってゆく…

おお。大げさな言い方をしたくなる。ミッキーは(エッセイ「ミッキーかしまし」によるとミッキーマウスのような耳をしていたのでそう呼ばれていた)いや、西加奈子はとんでもない天賦の才能があるのはないか。

使われている言葉は平易だ。小学生でも分かる。たぶん。後半のアダルトな展開はどうだろう。たぶん大丈夫。

簡単な言葉で書かれているのに、ぶち込まれている世界観、哲学、倫理は深い。深すぎる。

猫という生きものの世界、死ぬとはどういうことか、どうやってきりこは子供社会で女王として君臨できたのか、自己認識、中身と外側の区別などなど。

考えさせるだけじゃなく、ニヤッとしてしまう箇所も多い。

きりこんが猫にラムセス2世という名前をつけたとき、

ラムセス2世は、みなしごの自分を、王様だと言ってくれるきりこの思いやりが嬉しかった。2世、という響きも「やるときはやるで」という、秘めた戦闘力を予感させるようで、大変気に入った。(10頁より引用)


パァパのマァマの愛情の楽園から離れた場所にあっても、霧子は両親の愛情にひたひたと浸っていた。通常の人間ならのぼせてふやけて貧血になり、扇風機の前で気絶してしまっているところだが「きりこ」は頑丈だった。(32頁より引用)


猫に似ている人間と猫との違いは言うに及ばないが、最も重要なことであり、決定的なことは、知ってることと、知らないことの違いであった。猫たちは、月の黒い部分を知っていたし、毛皮を撫でる風の体温を知っていたし、甘い匂いのする土を知っていた。それは人間たちのまったく知らないことだった。そして、猫たちは、存在意義というものを知らなかった。無駄なロジックを知らず、言い訳も嘘も偽りも虚栄も強欲も知らなかった。猫たちはすべてを受け入れ、拒否し、望み、手に入れ、手放し、感じていた。猫たちは、ただそこにいた。(129頁より引用)


この本を薦めてくれた友人は、「ぶっ飛んでる」と言っていたが、本当にぶっ飛んでる傑作だった。

では、また。


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『冷血』高村薫

2012-12-26 | books
「冷血」(上下)高村薫 毎日新聞社 2012年(初出サンデー毎日2010年4月18日号2011年10月30日号)

東京北区西ケ丘で歯科医師一家4人殺害事件が発生した。容疑者2名はほどなく逮捕される。2にはどうやって犯行に及んだのか、詳しくしつこい描写が続く…

うーむ。高村薫節は健在。まるで調書を読んでいるようだ。

ネチネチとした描写と言えば、ドストエフスキーのようでもあるし、感情を抑えた筆致はトルーマン・カポーティのようでもある(と言っても、こっちの「冷血」は途中までしか読んでないけれど)

謎が解かれていく様を楽しむ作品ではないし、何かのカタルシスを得られるわけでもない。

ある人間たちをじっと追いかけたカメラが映し出す記録映画のようだ。面白い面白くないという境地をもはや超越しているように思う。

怨恨などの殺人における恨みというような内面描写は、読む者に同情を与えることもあるが、そのような動機のない本作のような殺人は読む者を心を荒んだものにする。

それがいいことか悪いことかは、私には分からない。

では、また。


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クリスマス

2012-12-24 | days

こんな方たちもおっしゃってました。

我々も祝いたい、と。









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『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』佐々涼子

2012-12-23 | books
「エンジェルフライト」佐々涼子 集英社 2012年

もし自分の家族が海外で亡くなったとしよう。その場合、どうやって遺体を日本へ運べばよいのだろうか?現地の葬儀社はいい加減。日本へ送るうちに腐敗が進み、成田に着く頃には単なる汚物と化しているかも知れない。じゃあ自分で防腐処理をしてから運んでみる?国境を越えて遺体を輸送するには色々とややこしい手続きが必要らしいけれど。

本書は、エアハースという、日本で亡くなった外国人を本国へ輸送する、あるいは海外で亡くなった日本人を同様に日本へ輸送する会社のメンバーを描くドキュメントである。

映画「おくりびと」がもたらす静かな雰囲気とは逆に、熱いものがこみ上げてくるはずである。同じ死を扱ってるにも関わらず。

山科という会長よりも、強烈な印象を残すのは木村利惠という社長。ド派手な格好をしているのに、超がつくほど熱血漢で仕事は異常なほど丁寧。国際霊柩送還という、エアハースの登録商標だという見慣れない仕事の全貌と利惠という女性の生き様がメインテーマだ。

「働く」ということはどういうことなのか。「人のために」働くことと「自分のために」働くことの共通点と相違点。仕事をまあまあこなすことと徹底することによってどういう差異が出て来るのか。などというような労働論についてちょいと考えさせられる。

読めば、冒頭にあげたような近親者が海外で亡くなった場合、この会社以外に頼もうとは思わなくなるだろう。

第10回開高健ノンフィクション賞受賞

では、また。


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『残り全部バケーション』伊坂幸太郎

2012-12-22 | books
「残り全部バケーション」伊坂幸太郎 集英社 2012年

相変わらずの伊坂ワールド連作短編集

<残り全部バケーション> 離婚を期に、家族三人は離散することになった。その日に父の携帯電話にやって来たメールは見知らぬ男からだった。犯罪の下請けをしてうる溝口と岡田。岡田が足を洗う条件は知らない者にメールを送って、いい返事がもらうことだった…(意外な展開)

<タキオン作戦> 虐待を受けている子供を見かけた岡田の作戦。光より速い粒子タキオンを使って、どのように虐待を止められるのか…(アクロバティックな解決法に思わずのけぞった)

<検問> 女を拘束して後部座席に乗せ、移動する二人。運転席には溝口。助手席には太田。検問に近づいたので拘束を解く。警官はトランクの大金を見たはずなのに。女は何者なのか…(うーむ)

<小さな兵隊> 同級生の岡田君は問題児だ。ドッジボールは隠すし、壁をペンキで塗りたくった。しかし学校へ不審者がやって来ると…(巧い)

<飛んでも8分> 当たり屋として、後ろの車に衝突させたのに、溝口は車に轢かれて入院。同時にボスの毒島の命を狙う者がいる…(このラストはすごく好きだ)

以上の5本。

伊坂幸太郎の凄さは、前振りを振りっぱなしにせずに回収すること、尋常な頭では思いつかないストーリー展開をすること、登場人物の不可思議な存在感、短編それぞれの結びつき、そして無意味さにある。

警察の検問があるということは何か理由がある訳で、その理由がちゃんと後でストーリーと絡んでくる。純文学的な小説は勿論、ミステリ、もしくはミステリ的な小説でも、前振りがあるにも関わらず後で何の説明もないものがある。(マンションに帰ってきたら、隣人に睨まれた → 以下なぜか説明しない。おいおい)伊坂幸太郎は、文字数は多くない代わりに無駄な文字がないから緊迫した気分を持続しながら読める。

タキオンに関しては、どこかでタキオンのことを見聞きした(例えばスタートレックとか宇宙戦艦ヤマトとかで)として、それをこんな形で小説にぶち込めるだろうか?どういう脳みそをしているのだろうか。白みそだろうか、赤みそだろうか。そういうことではないか。

登場人物については、今回はやはり溝口の言動が一番光っているだろう。

溝口さんはおそらく今までの人生において、金銭という意味でも経験という意味でも、貯金をほとんどしてこなかったのだろう。(187頁より引用)


短編それぞれの意外な関連もまた巧い。ある人物がストーカーに関してこんなことを言っていた。

勝手に好きになる奴ってのは、その反対に、勝手に怒ったり、勝手に憎んだりするもんだからな」(160頁より引用)


どの人物が言ったのかは教えないが、こんな台詞にもいちいち「そうなんだよな」と頷いてしまう。

無意味さと言えば、ストーリー全体を読んで、じゃあどんな意味があるのかと問われるとよく分からない。教訓だの愛だの平和だの無常観だのというような「分かった感じ」を一切拒絶している。その孤島のおける孤高なナンセンスがたまらない。

もっと字がみっちりと詰まった分厚い長編を書いて欲しいとも思うけれど、今のこの形式が一番彼にフィットした形なのかも知れない。

では、また。


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『路(ルウ)』吉田修一

2012-12-20 | books
「路(初出(ルウ)」吉田修一 文藝春秋社 2012年文學界2009年1月~9月、2010年2月~2012年2月号)

台湾新幹線の受注において、日本の新幹線推進を担う総合商社。大学生の時に行った台湾で出会った青年のことが忘れられない春香はその商社にに入社し、台湾新幹線事業部に配属になる。台北に赴任し、彼氏とはめったに会えなくなる。葉山は建設会社を退職した後暇になったら妻の具合が悪くなってしまった。様々な者たちの視線で描く、台湾新幹線の物語と、台湾の物語。

人との出逢いが後に何をもたらすかなどその時点では分かるわけもなく、過去にしたことあるいはしなかったことを後で悔やむ。

何を言おうとしている小説なのか読みながら判然としなかった。いまだにそれはハッキリとしない。

小説とは、必ずしも何かを求めて読むものでもなく、作者が言おうとしていることを理解するべきものとも限らない、なんてことを思った。

では、また。


路(ルウ)
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ババぬきするとき持ちにくい

2012-12-19 | travel
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『神去なあなあ夜話』三浦しをん

2012-12-17 | books
「神去なあなあ夜話」三浦しをん 徳間書店 2012年(初出読楽2012年1月号~8月号)

「神去なあなあ日常」の続編 相変わらずの世界

あらためてストーリーを振り返ると、横浜出身の18歳勇気君が三重の山奥神去村に住み、林業に携わりながら村の人々との面白く熱い生活を描くというもの。同居させてもらっているのは天才ヨキと怖い奥さんみきさん、繁ばあちゃんの一家。ヨキも勇気も社員であるのは中村林業株式会社で、冷静な清一さんが社長。勇気が好きな直紀さんは小学校の先生で姉の夫である清一さんのことが好き。勇気の片思いの恋の行方、神去村の過去やヨキの親のことなどが今回のテーマ。

林業に関してはこんな表現があった。

「いまは、また状況がちがうで。勇気みたいに若いもんが、ようけ山に来てくれる。ええ時代になったもんや。いまにして思えば、弟の若いころは、ばりばり働いて金もうけすることが一番ええことやちゅう風潮に、世間も俺も染まっとったのかもしれん」
「そんな風潮だったら、俺は落ちこぼれ確定ですよ」
「うん。当時は気づかんかったが、不自由なことやった」
三郎じいさんは首を振った。「やる気のある若いもんのおかげで、林業は変わった。俺は、林業の全盛期も衰退期も知っとるが、いまの雰囲気が一番好きや、この調子なら、林業は時代に応じて生きのびていけるかもしれんと、希望を持っとる」(231頁より引用)


読んでいるとふわっと温かいものにくるまれているような感じがする。同時に、山での暮らし、田舎での暮らしにものすごく憧れを抱いてしまう。

先日読んだばかりの奥田英朗の「噂の女」では地方都市の嫌な部分が目立ったので好対照だった。地方の「都市」に住むのと「田舎」に住むのでは違うのかもしれないがよく分からない。

知り合いの女性とこの本の話をしたときに(彼女は前作は既読、本作は未読、三浦しをんは私より多く読んでいる)、彼女は「神去なあなあがしをんの作品で一番好きなんです。森のシーンが本当に自分の目の前に森が現れたように感じるのです。彼女の描写力はすごいです」と言っていた。

なるほど。それを意識しながら読んでいたら、確かに森が木が周囲を覆っているような気がしてきた。

都会に疲れ癒しを求めてる人にオススメ、などと言ったらありきたりの言葉になってしまうだろうか。

では、また。


神去なあなあ夜話
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『噂の女』奥田秀朗

2012-12-15 | books
「噂の女」奥田秀朗 新潮社 2012年(初出yom yom、小説新潮)

最初の短編のラストが、なんだよーこんな終わり方かよーと思いながら次を読んだら意外な続き方をする連作だった。独立した短編として成立しているけれど、続き物的側面が非常に強い作品。

会社の先輩が買ったばかりの中古車が壊れたので別の先輩と一緒にクレームしに行くというのが最初の短編。さもしい人のココロがメインテーマなのかとちょっとがっかりしたら、実は糸川美幸(美人ではないが巨乳で男好きのする見た目)という女がその中古車屋に勤めていて脇役で登場するのだが、彼女が主役なのだ。彼女が麻雀屋で働いているのを客の立場で描いたり、料理教室の生徒だったりするのを第三者の視線で描くのだ。彼女は一体何者なのだ…

うーむ。巧い。先がどうなるのか楽しみで仕方がなかった。

基本的には、ダメ人間(=普通の人間)に大変厳しい。それ以外は地方都市の経済の疲弊、コネ社会、役所の腐敗に対しても大変厳しい。もっと厳しく書いてしまうと社会派ミステリになってしまうところをギリギリ留まっている感が結構好きだ。悪女小説なんだけれど、それ以上は言えない。読んでおくれ。

「パチンコの女」は失業して暇なのでパチンコしている女性の立場から描いているのだが、こんな表現があった。

麻衣は玉が出たことにほっとした。勝ちたいのはもちろんだが、それより時間をつぶせることの方がありがたい。午前中で二万も負けると、さすがに午後は打つのが怖くなり、そうすると行くところがなくなる。(143頁より引用)


ギャンブルはこの国では禁止されているんだから換金システムはどないなっとるねん、というような事を言いたい、わけではない。

「暇つぶし」についてちょっと考えさせられた。

趣味が特にない人(若い人も老人も)は、暇な時にどうしているかと言えば、テレビを見ているか、ゲームをしているか、パチンコ(もしくは他のギャンブル)でもしていているのではなかろうか。他の能動的な暇つぶしは全て「めんどくさい」のだろう。

もしテレビをずっと見てるしかすることがないとか、パチンコ以外趣味がないという人がすごく増えてしまったらその社会とはどんな社会なのだろう。

自分では物を考えない人ばかりだとすれば、為政者にとっては御しやすい社会だろう。(なんてマクロな物の見方なのかしら。おほほ)

私自身がパチンコしかすることがなくなってしまったらどうなるだろう。

朝から晩まではお金が続かずにパチンコすることができないから、一人で家にいてイライラしてしまって、たぶん何か反社会的なことをしてしまうと思う。小人閑居して不善を為す、とね。(なんてミクロな物の見方なのかしら。うほほ)

良い暇つぶしが出来ないと、私の老後は臭い飯を食うことになりそうだ。

どうでもいい話にて失礼。本はすごく面白かったよ。


噂の女
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『繚乱』黒川博行

2012-12-13 | books
「繚乱」黒川博行 毎日新聞社 2012年(初出サンデー毎日2009年2月8日号~2010年2月1日号)

「悪果」の極悪コンビが帰ってきた。大阪府警暴力団犯罪対策係刑事の堀内は前回の問題で退職して愛人と東京で暮らしている。伊達は愛人のヒモに刺され懲戒解雇されてしまった。現在は競売屋の調査員をしている。伊達が仕事で東京に行ったときに久しぶりに堀内に会うところで幕は開く。大阪のパチンコ屋が多額の借金を抱えて競売の対象になるらしい。調べれば、出て来る出て来る、暴力団、怪しげな金融屋、元警官の顧問、バブル期に大儲けした怪しい紳士たち。パチンコ屋の利権などたかが知れてるはずなのに、どうしてこんなに。鼻が利く堀内と伊達が突っ込んで行った先には…

いやいやいや。痛快無比。一気読み。何の無理もないスムーズな流れ、次どうなるんだろうという期待、魅力的な人物造形。

作者が大阪人を中心に置いて描く悪漢小説には、単に「悪い奴を主役にすると面白いよねー」というような悪=グッドが根幹にあるような薄っぺらさも感じないし、どんどん悪がエスカレートしていくようなありがち感もない。

連載なのにどうしてこんな風に丸ごと一冊ちょうどよく物語が収まったのかとも思う。

登場人物の中に、末松恒産という会社が出てきてバブル期に大暴れしたという話が出て来るのだが、これは住専から2000億引っ張った、あの末野興産の話なんだろうと思ってニヤッとしてしまった。

中学生がこんな本を読んで、ボクは将来金融屋になるよ、なんて思ったらそれはそれで面白いと思う。

では、また。


繚乱
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連想

2012-12-11 | travel



世界最大の花、ラフレシア@ボルネオ

辺りには何とも言えない匂いが漂う

咲いている姿、枯れた後の姿

何だろう…

女の一生

という言葉を連想した







でも

雄花と雌花があるそうなんだけれど
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『ミッキーかしまし』西加奈子

2012-12-09 | books
「ミッキーかしまし」西加奈子 筑摩書房 2007年(初出Webちくま20061月27日~2007年7月13日)

「円卓」「地下の鳩」「漁港の肉子ちゃん」「さくら」「ふくわらい」の西加奈子のエッセイ。

「モテル時期」というタイトルで最初の書き出しがこんな感じ。

若い頃貧乏だったお話は、何度か書かせていただいてます。
じゃがいもばかり食べて運子がキュートに硬くなったり、空腹を海苔をかじることでキュートにごまかしたり、近所の氏神様にたまにお供えしてある千円札をキュートに借りたり、貧乏にまつわる話には意外と事欠かないのですが、そんな私が常用していた買い物エリアがあります。(48頁より引用)


この先どんな話が続くか気になって仕方がない。そして毎回期待を裏切らない。何度も吹き出しそうになってしまった。電車内読書はキケン。

この西加奈子と三浦しをんの二人のセンスや物の考え方がすごく好きだ。気取らずかわいこぶらず、精神的にはおっさんだけれど真っ当なことを言う。

見た目の問題は置いておいて、精神的にはこういう人を恋人もしくは妻にしたいものだ。(と言ったら友人に「おまえアホ?」という顔をされた)

では、また。


ミッキーかしまし
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生きてるって言ってみろ

2012-12-07 | music





深夜のテレビ番組で紹介されているのをたまたま観た

後頭部を鈍器で殴打されたような衝撃

友川カズキというアーティストによる「生きてるって言ってみろ」






こっちも強烈だった

「トドを殺すな」

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君子危うきに

2012-12-05 | travel
ボルネオ島のリバークルーズ

近づきすぎて、もうちょっとで襲われそうになるという瞬間



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