頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

カレー

2010-06-30 | laugh or let me die









1: 上はフツーの人用 下は腹黒い人用

2: 上は今日作ったもの 下は三年寝かせたもの

3: 上は体内に入るもの 下は体内から・・・(削除)


最近どうも妄想の加速度が落ちてきた。夏バテなのかしら。



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『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦

2010-06-29 | books

「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦 角川書店 2010年(初出野生時代2007年4月号~2008年10月号)

アオヤマ君=ぼくは一生懸命に考えて、ノートにたくさんたくさん書いて、日々健気に生きる。歯医者のお姉さんが出すペンギン(!)、仲のいいウチダ君とハマモトさんと一緒にめぐる冒険。

いやいや。こういう子供の冒険譚には弱い。しかも主人公が真面目に現実に立ち向かいつつ、でも子供らしい面を大いに発揮していると。アオヤマ君はとてもかわいいし、ハマモトさんもいい。そしてアオヤマ君が大好きなお姉さん。こんなお姉さんがそばにいたら・・・お。妄想してる場合じゃない。

なぜか出現するペンギンは何かのメタファーなんだろうな、と想像しながら読んでいたけれど、意外な展開がまた良かった。子供の視線を借りた、世界理解の本だと思う。


「世界の果ては遠くない」
「世界の果ては折りたたまれて、世界の内側にもぐりこんでいる」(205頁よりアオヤマ君のお父さんの台詞)

「ぼくらはだれも死なないんじゃないなかって」
「ほかの人が死ぬということと、ぼくが死ぬということは、ぜんぜんちがう」
「ほかの人が死ぬとき、ぼくはまだ生きていて、死ぬということを外から見ている。でもぼくが死ぬときはそうじゃない」(262頁から264頁で展開されるウチダ君の仮説)



このウチダ君の仮説がすとんと入ってきた。その意味で私にとってこの小説が哲学のように感じられたのだ。

まあしかし小難しいことは抜きにして、少年少女の瑞々しい夏の冒険がそこにはあって、そしてそれを充分堪能させてもらった。





ペンギン・ハイウェイ
森見 登美彦
角川書店(角川グループパブリッシング)

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久しぶりに、読みかけの本たち




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店名にツッコンでください17

2010-06-28 | laugh or let me die


隠れた名店
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『夜行観覧車』湊かなえ

2010-06-27 | books
「夜行観覧車」湊かなえ 双葉社 2010年(初出小説推理)

「告白」「少女」「贖罪」「Nのために」を何とも表現しがたい感情を抱きつつ、しかし気になって読んできた。そして最新作は、坂道の悲劇とでも言おうか。

ひばりが丘という高級住宅街で殺人事件が起こる。被害者は父。加害者として母親が逮捕される。物語は、事件のあった家の向かいの家=遠藤家と、事件のあった家=高橋家の者たち、そして短く、近所の小島さと子の独白が途中に入る形式。殺人事件があったことよりも、家庭内で暴れる娘彩花と無関心な夫啓介を抱える妻真弓の方がよほど大変ではなかろうか。事件の真相、それ以外を大きく描きながら物語は・・・

ふむ。ふむ。読んでいると気分がとても悪くなる。書いた人が悪いとか書き方が悪いというような意味では全くなく、登場人物がいかにも現代の日本にいそうで、しかもとても感じが悪くて気分が悪くなる。読みながら、彩花って(知り合いの)某みたいだとか、啓介って、小島って、と現実の世界とオーバーラップさせてしまった。オーバーラップさせすぎてしまったので(小池龍之介さんが言う、自我を刺激しすぎてしまったので)、いやーな気分になった。

いやな気分になったのは作者の湊さんの問題ではなく、読む私の問題だ。読んでも全く気分悪くならない人もいるだろう。そういう人がすごく多いのかよく分からないけど。何も生み出さず誰にも何も貢献しない女子中学生が、なに、家で暴れてるんだよこのやろー、的気分である。

結末については賛否両論かと想像する。私は賛である。嫌な気分が一掃されないまでも、もやもやが晴れた感じがするのと、(本読みにとっては重要な)ストーリーの帰結としていい終わり方だったと思う。勧善懲悪がいいとかハッピーエンドがいいとかというわけじゃなく、うまくそこへストンと収まった感あり。

湊かなえという小説家について不満だったのは①人間が描けていない ②ストーリーに現実感からややずれたフワフワ感=作り物感を感じるという二点があった。しかし今回、そのどちらも払拭された。

うまい表現が浮かばないのだが、湊かなえは、大好きな子じゃない(と自分では思ってる)のに、ついついその挙動を見てしまう同じクラスの女の子、だと思う。どんな表現やねん。





夜行観覧車
湊 かなえ
双葉社

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6月25日(金)のつぶやき

2010-06-26 | digital, blog & twitter
03:36 from HootSuite
サッカーみてますか?わたしはみてますよ。主審がビリー隊長に似てる?
03:47 from HootSuite
どわーーーーー
04:25 from HootSuite
日本代表としてはちょっとない展開なので、どうしていいか分からず バウムクーヘンを口へ
04:55 from HootSuite
ベントナーって、デュラン・デュランに似てる。名前がわからんが
05:18 from HootSuite (Re: @moonlit_subrosa
@moonlit_subrosa 生きてるぜ、べいびー
05:22 from HootSuite
ばんざーーーい
05:49 from HootSuite (Re: @bolacha
そうか! RT @bolacha サイモン・ル・ボンじゃない? RT @m_i_: あ、何か懐かしい顔だなと思ったら… RT @full3: ベントナーって、デュラン・デュランに似てる。名前がわからんが
22:41 from TwitBird iPhone
北区、いや帰宅中なう。ジムは行けなかった。しかし今日は一日が長かった。ちかれたー。
22:43 from TwitBird iPhone
RT @ququri 恋人の条件は簡単だ。私に無いモノを持っていて、私より強靭なこと。自他共に、その人の可能性を信じられる人であること。私はその人に見合う存在にまで成長できたら、結婚したいと思っていたりする。
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友人宅のトイレ

2010-06-25 | days

某友人の家に行った。

飲めば凶暴、飲まなくてもゴリラのような男。

前科はあるに違いない。

そんな彼の家でトイレを借りた。

すると、






ペンギン






うーむ。

あいつはこんな趣味があったのか。

トイレを出た後、彼の顔を正面から見られなくなった、梅雨の晴れ間、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私はとても眠いです。では、また。



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6月23日(水)のつぶやき

2010-06-24 | digital, blog & twitter
18:35 from TwitBird iPhone
外涼しいなー
18:40 from TwitBird iPhone
サッカー、敗退した強豪国で、裏ワールドカップやるというのはどうだろう
20:54 from TwitBird iPhone
空手経験者が今日の練習パートナー。彼のミドルキックをミットで受けていたら、 左手首が悲鳴。脇腹にあんなの貰ったら肋骨折れちゃうよ。でも楽しかった!
21:02 from TwitBird iPhone
今日Mother最終回じゃなかったっけか?は や く か え ら ね ば
21:11 from TwitBird iPhone
去年からスポーツのときはソフトコンタクトつけてる。長時間つけてると乾くなー。
22:22 from TwitBird iPhone
うっかりさん(田中裕子)が言った。チアガールがたちあがーる。笑ってしまった。
23:11 from TwitBird iPhone
Mother最終回終わった。いいドラマだったなー。これから洗濯しながらイングランドを観る。日本よりイングランド応援してることは御内聞に
23:32 from TwitBird iPhone
ルー二ーもよく動いてるし、ランパードもジェラードも球まわしいいし、イングランド負ける気がしないなう。一点しかとってないなうけど...
23:38 from TwitBird iPhone
安心と書いて安い心と読む... RT @moonlit_subrosa 今ひとかけらもないものが残るのか…@moonlit_subrosaさんに1つだけ残るものは『安心』です。 http://shindanmaker.com/14394
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シンクに

2010-06-23 | days

もう7年ほど使用したシンク。

勿論一度も掃除はしていない。

なにやら軟体がいるなと思ったら、







なめくじ







聖なる神のように見えたからちゃんとお清めした。









なめくじに塩




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6月21日(月)のつぶやき

2010-06-22 | digital, blog & twitter
01:39 from HootSuite
するに10点 RT @satokeen: 帰宅。嫁は旦那の帰りを待って起きていた。上はタンクトップ。下はパンティー一丁。これは…。もしかしたらもしか………しないに1万点!
23:31 from TwitBird iPhone
さっき外で、ジョギングしながらタバコ吸ってるおじさんを見た。
23:37 from TwitBird iPhone
土曜二時間半ジムにいた。翌日筋肉痛祭開催。今日は軽く終わらせた。
23:40 from TwitBird iPhone
練習パートナーが今日はアメリカ人だった。レスリング経験者だと。確かにガタイがいい。そしてアメリカ人らしくない?無口な人
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『民王』池井戸潤

2010-06-21 | books

「民王」池井戸潤 ポプラ社 2010年(初出ポプラビーチ)

首相が漢字読めないのも、大臣がもうろう会見してしまうのも、実はその裏側には!想像を絶するその真実とは・・・何と、首相とその息子の中身が入れ替わっていたから・・・

いやいやいや。最初はどうかなと思って読んでいた。トンデモ本とそうでない本の間をギリギリ進む。バカバカしいなあと思っていたにも関わらず、段々とハマってしまった。面白いぞ。実際に起きた政治事件が先にあって、それをふまえて創ったフィクション、ファンタジーと言っても構わないと思う。

勿論、普通首相と息子が入れ替わってうまくいくわけがないのがうまくいくのが小説なのだが、期待との若干のずれが心地いい。

不祥事を起こす大臣がいて、対立する政党があって、通さないとならない法案があって、政党のバックアップをする利益享受者がいて、というような堅い話は最小限度に抑えてあるのでとても読みやすい=薄っぺらい、と簡単に片付けられないから=悪くない小説である。

245頁から246頁にかけて炸裂する翔の台詞(見た目は首相の武藤泰山)がいいし、356頁で翔の就職の面接での面接官の台詞も良かった。

「君みたいにさ、理想論ばっかりいってる若者ていうのは質が悪いんだ」そういったのはハゲのほうだ。「だが理想論すら語らない若者はもっと質が悪い」


ふむふむ。マンガやドラマ、映画になりそうな予感がする。おじさんとイケメン大学生の入れ替わりはビジュアルに生えるだろうし。






民王
池井戸 潤
ポプラ社

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6月19日(土)のつぶやき

2010-06-20 | digital, blog & twitter
00:25 from HootSuite (Re: @moonlit_subrosa
@moonlit_subrosa ほぼ日手帳はめっさオススメ
00:25 from HootSuite
うまい! RT @moonlit_subrosa: @full3 キックだけに、足が、と…
00:30 from HootSuite
ウイスキーをしょうが湯で割るという変飲み物どりんくなう
01:24 from HootSuite
RT @willmonia: 天才だろwww RT @Hase_Moto: 鬼才あらわるw RT @hal_laquish:...えっと同じ電車乗ってたバカ高校生。「htmlって何?」『放課後ティータイムメーリングリストだろ』とかいう会話するのマジやめてください。おじさん 30歳にもなって吹いちゃうんで。
01:42 from HootSuite (Re: @antipfizer
@antipfizer 神田は最近行ってないなー。アイリッシュパプなんて洒落た所も行ってないや。ちぇっ。連れてっておくれ。
01:44 from HootSuite
今日ジム行けなかった。明日は3時の練習に間に合うように行くなり。買い物して本屋めぐりしてオランダ戦までに帰ろう。
02:22 from TwitBird iPhone
SONGS再放送なう。安全地帯いいよ!テレビみながら熱唱中
02:31 from TwitBird iPhone
これっきり、だなんてけしてーいわーせないー♪
03:07 from TwitBird iPhone
寝る
18:15 from TwitBird iPhone
ジム練習終了。全体練習1時間の後サンドバッグ打ったりミット打ちでプラス1時間計2時間の長目だった。明日休みだからまあいいでしょ
19:13 from TwitBird iPhone
横浜そごうなう。なんかみんな急いで帰ろうとしてる。おらも帰らないと。木村カエラはかえらないと?
21:07 from TwitBird iPhone
オランダ代表が、おじさんばかりだという意見あり。同意
21:12 from TwitBird iPhone
わお! RT @willmonia RT @narita_seiki: RT: @strangerxxx: RT @keisei_1092:RT @o_m RT @matsutakeumeko RT @magn0ah : 【公約】日本が勝ったら好きな子に女装して告白する
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『今宵、バーで謎解きを』鯨統一郎

2010-06-19 | books

「今宵、バーで謎解きを」鯨統一郎 光文社 2010年(初出ジャーロ2008年春号~2009年秋号)

巷でおこった未解決事件を、バーでの会話の中で解決していく短編集。ネタはギリシア神話。

1998年の奇書「邪馬台国はどこですか?」に較べると、バカミス度が減ったというか小粒になった感じがした。しかし毎回ギリシア神話ネタにもっていく豪腕ぶりは相変わらず。読みやすいし、ちょっとアカデミックな気分にもなれる。

堅い本読んで疲れたとき、合間に読むなんていいのではないかと思う。

と、とても短いレビューにて失礼。

オランダファンの私は、今晩の日本VSオランダどっちを応援しようか・・・





今宵、バーで謎解きを (カッパ・ノベルス)
鯨 統一郎
光文社

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邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
鯨 統一郎
東京創元社

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『初陣 隠蔽捜査3.5』今野敏

2010-06-18 | books

「初陣 隠蔽捜査3.5」今野敏 新潮社 2010年(初出小説新潮2006年6月号~2010年5月号)

「隠蔽捜査」、「果断 隠蔽捜査2」「疑心 隠蔽捜査3」に続く第3.5弾は連作短編集。語り手は警視庁刑事部長伊丹。


<指揮> 福島県警本部刑事部長から警視庁に異動になる伊丹。後任との引継ぎが・・・

<初陣> 警察庁長官官房総務課長は隠蔽捜査シリーズでおなじみ、竜崎。裏金について調べていると、伊丹へ・・・

<休暇> 伊香保温泉へ一人で旅行しようとする伊丹。しかし事件が起こって・・・

<懲戒> 選挙違反のもみけしをしようとした刑事。懲戒処分にすべきか迷う伊丹・・・

<病欠> インフルエンザの伊丹。こんなときに事件が。竜崎のアドバイスは・・・

<冤罪> 碑文谷署で誤認逮捕が。どうすべきか竜崎に相談すると・・・

<試練> 堅物の竜崎を試すために警備部長の藤本は美人キャリアの畠山を竜崎につけようとする。その話をきいて、伊丹は・・・

<静観> 大森署管内で不祥事が続く。署長の竜崎は気にしていない様子。それを見て伊丹は・・・


てな感じ。<試練>で少し登場する畠山は「疑心 隠蔽捜査3」に登場するはず。どうしてそのような登場をすることになったのかが分かる。また<静観>では、静観すべきときは右往左往せず静観するのがベストであるという教訓が身にしみた。伊丹も私もついウロウロしてしまうタイプなので。





初陣 隠蔽捜査〈3.5〉
今野 敏
新潮社

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サラダはここに入れましょう

2010-06-17 | days






サラダが虫かごに
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『虐殺器官』伊藤計劃

2010-06-16 | books

「虐殺器官」伊藤計劃 早川書房 2007年

2009年に34歳で亡くなった伊藤計劃の2007年のデビュー作。対談やインタビューをまとめた「伊藤計劃記録」が今年出版されたのでそれを書店で目にした人もおられるかも知れない。

本書は、近未来、アメリカ情報軍の特殊検索群i分遣隊大尉として暗殺を行うクラヴィス・シェパードが「ぼく」という一人称で語る。先進資本主義諸国と較べ虐殺が進行する国にはジョン・ポールという男の姿が。どのようにして虐殺が行われるのか。ジョン・ポールを追いかけながら目にする核戦争後の世界は・・・

いやいやいや。こりゃ凄い。面白い。表紙がマンガのようなタッチの本はなんだか苦手で基本的にはあまり読まない。しかし「虐殺器官」は近未来・軍事・情報を絡めながら、国家観や哲学的な問いなどこちらにこれでもかと考えるネタをくれる。

ことばを実体としてイメージする「ぼく」とは違って、「国家」や「民族」という抽象を現実としてイメージできるひとがいる(=こういうひとが政治家や官僚である)という話。あるいはルツィア・シュクロウブが言う、言葉が認識を作るのではなく、現実認識の方が言葉に先行するという話。ジョン・ポールの言う、腎臓などの臓器と同様「心」も遺伝コードで作られている(=我々は遺伝コードで生成された肉の塊にすぎない)という話。

虐殺の文法が存在するという本書の本筋と絡んで、これらのネタがぐいぐいと飛び込んで来る。映画化希望。

最後に計画を計劃とするこのセンスが私はとても好きだ。





虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
伊藤 計劃
早川書房

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虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤計劃
早川書房

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伊藤計劃記録
伊藤計劃
早川書房

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