45歳、ミチル。いわゆる「美魔女」である。バブルの頃にはずいぶんいい目に会ってきた。男とも色々つきあった。結婚したこともあった。でも他に好きな男ができたから別れた。そして気づけば、無職。そんな彼女のかなりリアルな生きざまとは……
これは収穫。すごくよかった。表紙の漫画チックな感じから想像するよりも中身は読み応えあり。
こういう人っているよね、から、こういう人っていやだよねー、を経て、いつの間にかミチルを応援している自分がいる。
彼氏と別れたミチル。
恋愛しないとすることがないような女性だから、こんな風になっちまうんだよーと軽くツッコミを入れつつ読む。
あかんあかん。「だってしょうがないでしょ」が口癖の人は幸せになれないんだよ。やめなよーその口癖、と思いつつ読んだりもする。
と先輩に言われたりする。
しかし、ミチルは頑張りそして人生の失点を取り戻そうとする。
女の幸せは、「結婚」にあるのか「子供」にあるのか、「仕事」にあるのか、「自由」にあるのか。
読みやすいのに、考えさせる。苦いのに、甘い。そんな大人味の小説だった。
今日の一曲
バブル。と言えば、バブルガム・ブラザーズでWON'T BE LONG
では、また。
これは収穫。すごくよかった。表紙の漫画チックな感じから想像するよりも中身は読み応えあり。
こういう人っているよね、から、こういう人っていやだよねー、を経て、いつの間にかミチルを応援している自分がいる。
彼氏と別れたミチル。
恋愛していないとすることがない、というのも発見だった。彼と会ったり、電話をしたり、という時間だけでなくて、美容院に行ったり、ネイルサロンに行ったり、服を買ったりする時間も必要なくなってしまう。何をすればいいのだろうか。
恋愛しないとすることがないような女性だから、こんな風になっちまうんだよーと軽くツッコミを入れつつ読む。
「だって、しょうがないじゃない」とミチルは意味もなくつぶやく。
あかんあかん。「だってしょうがないでしょ」が口癖の人は幸せになれないんだよ。やめなよーその口癖、と思いつつ読んだりもする。
「君はこれからも、こういう気持ちや時間がずっと続くと思っているかもしれない。人生が終わるまでずっと続く、と。でも、それは違う。そういうことができるのは、人生のほんのわずかな時間だけなんだよ。それに気が付いた時には遅いんだ。人生は終わりに差し掛かっている」
と先輩に言われたりする。
しかし、ミチルは頑張りそして人生の失点を取り戻そうとする。
女の幸せは、「結婚」にあるのか「子供」にあるのか、「仕事」にあるのか、「自由」にあるのか。
読みやすいのに、考えさせる。苦いのに、甘い。そんな大人味の小説だった。
今日の一曲
バブル。と言えば、バブルガム・ブラザーズでWON'T BE LONG
では、また。