漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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冬の養生・精のつくもので腎を養う(補腎剤)

2021-11-12 | 冬の養生法

腎を補うためにはズバリ、精のつくものを食べることです。

『腎精』は『生命の根源』をなすものといわれ、これは親から受け継いだ先天的な生命力と毎日よい食事をすることで充実すると言われます。

「この食材は精がつく」という言い方にも生殖能力の精だけでなく、『腎精』つまり命の根源としての栄養を意味していると思います。



さて、精のつくものというとこってりしたもので、例えば肉や骨ですね。

中医学でも、「有情のもの」つまり動物性のものが特に良いとされています。

ですが肉ばかりでは胃がもたれ、それらを煮込んだスープだけでもおなかがゆるくなる人もいます。

料理は様々な食材でメニューを組み立てますが、それはメインの食材を消化しやすいように工夫することでもあるのでしょう

そこで、補腎する漢方薬「補腎剤」です。

補腎の漢方薬には、補腎するこってりした生薬をスムーズに体内で利用できるように、胃腸の働きをサポートする、血流を促す、溜まりものを掃除するなどの生薬が、考えつくされた最良のバランスで配合されています。

漢方薬の補腎剤は、簡単に補腎できる食事メニューのひとつなのですね。

精がつく生薬・腎精について; (coocan.jp)

久しぶりに帰ってきたノスリ。丸顔で愛嬌がある。肉食だがしばしばトビやカラスに蹴散らされる、か弱い(?)猛禽類。

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