漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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加齢による過活動膀胱や夜間頻尿は、脳萎縮や動脈硬化の現れ

2021-11-16 | 老化・血流

先日夜間頻尿について薬剤師会の研修を受け、やはり「補腎活血」が大切だなあと実感しました。

加齢による排尿のコントロール問題で多いのが、

・過活動膀胱(昼夜かまわず頻回に尿意を催す)

・夜間頻尿(寝てから排尿に2回以上起きる)

原因は「トシだから」?トシだから体がどうなっているのでしょうか?

過活動膀胱では、脳の萎縮による尿コントロール力の低下。認知症へのはじまり。

夜間頻尿では、動脈硬化による腎臓や膀胱の機能低下。脳梗塞(かくれ脳梗塞)やうっ血性心不全のはじまり。

中医学では「補腎」「活血」が老化予防に良いと言われます。

「腎」には「脳」も含まれます

たとえば夜間頻尿でよく宣伝されているのは「八味地黄丸」これも「補腎剤」のひとつ。
六味丸を基本とした処方で、いくつかの種類があるので、体質に合ったものを選ぶとよりよく効くでしょう。(八味地黄丸、杞菊地黄丸、八仙丸、瀉火補腎丸、牛車腎気丸など)

そして「活血」漢方薬の良いところは、ただ血管を広げるだけでなく、体の緊張をほぐして隅々までつまり末端の毛細血管の環境もよくすることができる点です。これ重要ですね。事件は末端で起こっているのですから。「活血」の漢方薬も種類が多く、漢方専門のところでご相談の上選択するのが良いでしょう。

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