そうとう「漢方薬剤師の日々」のテーマとずれてますが。
前回の記事「昔の日食・・・」にコメントをいただいたら、
覚えていることが人によってすごく異なることに妙に感動し、
そうしたらふと、
小学校に上がったばかりのころ友人と二人、《人さらい》にさらわれそうに
(いまなら《誘拐》か)なったことを思い出しました。
今、のんきにブログを書いていられるのはその友人のおかげです。
木造のアパートに住んで、同い年の女の子とアパートの空き地で遊んでいたら、
知らないお兄さんが近づいてきて、
「あの山へ行かない?ピクニックしよう」と誘われました。「おいしいお菓子もってるよ」
のんきな私は「へ~、お菓子・・・」
と、
「やくちゃん、あっち行こう」と私の手をひっぱり、
「ええっ?・・・」引っ張られながら歩く私。
だらだらと、お兄さんはついてくるようです。
二人はアパートの角を曲がりこんだのに、
振り返って数秒後、またふら~と暗いお兄さんの姿が角に見え、
その時やっと、私は全身で《怖い!》と思いました。
そこは、アパートの窓が並んだ側なので、部屋に入りたくても入口がありません。
「やくちゃん、走って!」
「うん!」
もう後ろを振り返るのも恐ろしく必死に走ってアパートをさらに回り込み、
やっとそれぞれの部屋に走りこみました。
ということでなんとか逃げることはできたのですが、
その後も、
自分でもどこまでマヌケなのかと落ち込むほど友人と対応が違ってました。
私は、
話せば心配するかもとか面倒なことになるかもとかグダグダ考えた挙句、母に告げずにいました。
母は部屋を出て夕飯の支度に共同台所へ・・・
そのうちアパートの廊下で大騒ぎが始まりました。
と、母がすごい勢いで部屋の扉を開け、
「アンタ、なんでアタシに言わないの!!!」といきなり怒鳴り
私の腕を引っ張ってみんなのところへ連れていきました。
すでにアパートの住人たちの輪の真ん中にちゃんがいて、
「こんな服をきていて、こんな顔でメガネをかけてて」
と一所懸命説明しています。
(えっ、お母さんに話したの? そんなに重大なことだったのか)
「ねえ、やくちゃん、メガネかけてたよね!」
「えっ、メガネ?・・・かけてなかったんじゃない?」
(だって、力の入らないぼーっとした感じの彼の視線、覚えてるし・・・)
「ウソ!、メガネかてたヨ!!黒いの!」
「あ、う、かけてたかも・・・いや~かけて・・たかな、やっぱり」
まったく役に立たない私の記憶。
楽しそうにお花がいっぱいのお山でピクニックしてる様子を
頭の中に描いたことは覚えているけど・・・
着てるものまで説明できたちゃん、
その後どんな人生を歩んで、どんな仕事してるのかなあ。
先週の日曜日、もう咲き始めていた萩の花。月日が過ぎるのは早いなあ。
前回の記事「昔の日食・・・」にコメントをいただいたら、
覚えていることが人によってすごく異なることに妙に感動し、
そうしたらふと、
小学校に上がったばかりのころ友人と二人、《人さらい》にさらわれそうに
(いまなら《誘拐》か)なったことを思い出しました。
今、のんきにブログを書いていられるのはその友人のおかげです。
木造のアパートに住んで、同い年の女の子とアパートの空き地で遊んでいたら、
知らないお兄さんが近づいてきて、
「あの山へ行かない?ピクニックしよう」と誘われました。「おいしいお菓子もってるよ」
のんきな私は「へ~、お菓子・・・」
と、
「やくちゃん、あっち行こう」と私の手をひっぱり、
「ええっ?・・・」引っ張られながら歩く私。
だらだらと、お兄さんはついてくるようです。
二人はアパートの角を曲がりこんだのに、
振り返って数秒後、またふら~と暗いお兄さんの姿が角に見え、
その時やっと、私は全身で《怖い!》と思いました。
そこは、アパートの窓が並んだ側なので、部屋に入りたくても入口がありません。
「やくちゃん、走って!」
「うん!」
もう後ろを振り返るのも恐ろしく必死に走ってアパートをさらに回り込み、
やっとそれぞれの部屋に走りこみました。
ということでなんとか逃げることはできたのですが、
その後も、
自分でもどこまでマヌケなのかと落ち込むほど友人と対応が違ってました。
私は、
話せば心配するかもとか面倒なことになるかもとかグダグダ考えた挙句、母に告げずにいました。
母は部屋を出て夕飯の支度に共同台所へ・・・
そのうちアパートの廊下で大騒ぎが始まりました。
と、母がすごい勢いで部屋の扉を開け、
「アンタ、なんでアタシに言わないの!!!」といきなり怒鳴り
私の腕を引っ張ってみんなのところへ連れていきました。
すでにアパートの住人たちの輪の真ん中にちゃんがいて、
「こんな服をきていて、こんな顔でメガネをかけてて」
と一所懸命説明しています。
(えっ、お母さんに話したの? そんなに重大なことだったのか)
「ねえ、やくちゃん、メガネかけてたよね!」
「えっ、メガネ?・・・かけてなかったんじゃない?」
(だって、力の入らないぼーっとした感じの彼の視線、覚えてるし・・・)
「ウソ!、メガネかてたヨ!!黒いの!」
「あ、う、かけてたかも・・・いや~かけて・・たかな、やっぱり」
まったく役に立たない私の記憶。
楽しそうにお花がいっぱいのお山でピクニックしてる様子を
頭の中に描いたことは覚えているけど・・・
着てるものまで説明できたちゃん、
その後どんな人生を歩んで、どんな仕事してるのかなあ。
先週の日曜日、もう咲き始めていた萩の花。月日が過ぎるのは早いなあ。