
気温変動が大きくなり紫外線の影響も受けやすく、肌は不安定になりがちです。

「何つけてるの」「何食べてるの?」
素肌がきれいな人には、つい質問攻めにします。当然その答えはいくつかあると予想します。遺伝的な素因のほかに、生活の仕方のさまざまによっても肌の状態が違ってくることを認識しているからです。
「昨日寝てないから、今日は肌がガサガサ・・・」
皮膚は健康な人でも体調、気候、食べ物などの影響を受けます。
このことは慢性皮膚炎に悩む人の生活を否定しているのではありません。アトピーという難治性の疾患は「ちょっと薬を塗る」という方法だけでは到底治るものではないということです。

ちょっとした傷や炎症と同じように「つけて治す」という感覚でアトピーに向かうと、あれも効かない、これもダメの連続です。
皮膚のバリア力が弱く外界の刺激を受けやすい、炎症を回復するのに時間がかかりまた次の刺激を受けて炎症がおこる・・・
慢性化してしまうのは、皮膚の力が落ちているからでしょう。
順序よくじっくり元気な皮膚を「造って」いく養生が必要です。
「アトピーだからどうしよう」ではなく「元気な皮膚を造るために何をどうすればいいか」そんなところから考えてみれば、解決策が具体化するかもしれません。


これまでの漢方対策の経験で言えば、小学生くらいまでの慢性皮膚炎は、胃腸を丈夫にする対策をしっかり行えば、治る力が増すようです。
(もちろん大人の場合も大切な対策です)
食べた物がきちんと消化され栄養としてしっかり体内で働いてくれれば、肌は順調に層をなし、やがて抵抗力のあるつやつやした肌が訪れるでしょう。
皮膚は絶えず代謝していてどんどん入れ替わっています。回り道だと思わずこのことを実行してみてください。
「胃腸は悪くない」
「ちゃんと食べてる」
そう言わずにもっと食べることを見直してみましょう。







⇒あなたがふだん実行するとよいこと
参考)胃腸の漢方
六君子湯、黄耆建中湯、星火健脾散(参苓白朮散)など
炎症が強い時は
あっさりしたもの、さっぱりしたメニューを選びます。
辛い物、味の濃いもの、消化の悪いものを控えましょう
睡眠不足厳禁です。
ハーブティーとして五行草や五涼華などもおすすめ。
⇒皮膚対策のハーブティー

第一の対策は

規則正しく寝ましょう。
新しいスキンケアを試すにしても、そおっと始めてくださいね。
症状に波があっても

クヨクヨしないのも体のため

