マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

円左衛門さんからメール

2010年03月15日 | 身辺雑記
 一昨日、円左衛門さんからメールがありました。彼は落語観賞会「やねせん亭」のプロデューサー。3月10日の「やねせん亭」の折、名刺交換をしていて、私の名刺にはメールアドレスが書かれています。それが切っ掛けで来たメールだと思います。
 メール件名は「ご来場 御礼」とあり、儀礼的な挨拶かと思い、読み始めましたが、途中でトーンが変わり、次の様な文章が登場して来ました。

 <ところで、ごく最近起きましたとても残念な出来事に、やねせん亭は翻弄されておりました。しかし、これも文化を支えて下さる皆様のお力で、思った以上に早期に乗り切ることができました>
 メールにはそれ以上の詳しい内容は書かれていません。彼のブログのアドレスが文末に登場していましたので、そこから入り、詳しい内容を知りました。こちらには次の様に書かれていました。

 <3月5日16時を幾らか過ぎた時、4階でやねせん亭の打ち合わせが終わり、受付に鍵を返しにゆくと、ふれあい館の館長に呼ばれ、以下のことを伝えられました。
 「ふれあい館の表に張ってある、やねせん亭のポスターを見た人がクレームを付けた。『入場料2,000円としてある。これは、収益を目的としているので、このような公の施設にはふさわしくない』なので、私はポスターをはがした。そして、これを所管の者に上申して、違反しているという判断が出た時には、やねせん亭には当会館を使用させない」>

 これに対して円左衛門さんは、館長に対し、「やねせん亭の目的は落語という文化の継承と発展であり、収益が主たる目的ではない。使用するための、やねせん亭の書類をすでに受理しておきながら、何の手続きもしない者の意見を優先するのは、違法なのではないか」等の異議を述べますが、館長は前言を撤回しないので、彼は文書で文京区役所に問い合わせます。最終結果として、今後、主催者を「円左衛門」から「やねせん亭実行委員会」に変更すれば良いとの回答を得ました。

 文化活動をお安い値段で提供しようとするとき、考えられる方法は、一つには公共の場を利用することです。次に考えられる事は、ポスター制作・ポスター貼り等の宣伝活動を含めて、いろいろな分野でボランティアの方に応援して貰うことです。「やねせん亭」を支えるボランティア活動は軌道に乗り始めたようです。会場使用では、論理的な「異議申立」文書を区役所に提出し、何とか事なきを得ました。
 「地域に落語文化を!」との円左衛門さんの情熱はより増したようです。(”アゲアゲ芸人”で検索すると彼のブログに到達可能です)