マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

フランス帰りの友と会う

2010年03月06日 | 身辺雑記

 3月5日(金)の昨夜、フランスから一時帰国した、大学時代の友人Oさんと元同僚のKさんと3人で、巣鴨の焼鳥屋「鳥吉」で”数献”傾けました。
 Oさんは3年前、大学を退職し、ご夫妻でフランスへ引越しました。住んだところはパリ郊外の「ヴァンセンヌ」。昨夜聞いた話では、パリからヴァンセンヌへの距離は、日本で言えば東京から中野辺りの距離にあたるそうです。

 Oさんとは大学在学中はそれほど親しくはありませんでした。大学卒業後、彼は東京工業大学の大学院で、数学では無く、物理学の「物性」の研究生活に入り、私は都立定時制高校勤務へ。当時私が住んでいた「西小山」は、彼の大学のある「大岡山」に近く、東工大の研究室に良く遊びに行くようになりました。更に数年後、彼が”世直し運動”に関わり始め、私とは更に心理的に接近し、組織発行の新聞を購読する様にもなり、親しさが増し、今日までの付き合いとなっています。二人で池袋の喫茶店「耕路」で「宮沢俊義著」の「憲法Ⅰ・Ⅱ」(有斐閣発行)の読み合わせをしたこともありました。その当時私と元同僚のSさんにも、彼の組織の機関紙の購読者になってもらい、OさんとKさんは知り合う事となり、昨夜の飲み会に参加して貰いました。二人は10数年振りの再会でした。

 フランスでの生活の様子を聞きました。家賃は15万円ほど。アパートメントながら、広い部屋を借りているのでやや高めの家賃だそうです。ここで彼は主として図書館に通い「数学史」を研究し、妻さんは絵を描いています。その妻さんのアトリエを確保する為、やや広い部屋を借りているとのこと。生活費は家賃も含め月25万円程度でなんとかやっているそうで、日本食(お米)等を食べようとすると高くなるそうですが、野菜は豊富で美味しく、反対に魚は品薄だとの事。
 「ヴァンセンヌ」は自然環境が素晴らしいとの事。なんと現地で取っている「朝日新聞」には「パリの空の下、自然戻った」とする記事が載ったそうです。今日、2月19日朝刊の記事を手に入れ読んで見ました。「石造りの街パリの中心街に都市化で消えたキツネなどの動植物が戻っている。その背景には様々な生き物が住む環境を取り戻そうとする脱農薬や緑化といった試みがある」と前書きされ、その地図には「ヴァンセンヌの森」が登場し、その森に登場するキツネの写真が掲載されていました。

 6時半から始めた飲み会、話題はフランスでの生活模様以外に「年金」「健康問題」「民主党政権」「普天間基地」など多岐にわたりましたが、気がつくと9時半、3時間も話し込んでいました。お土産に貰ったフランスワインとハーブテーを大事に抱え、毎度の事ながら、Kさんに自宅前までタクシーで送って貰いながら帰宅しました。