マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『長谷川等伯展』を観る

2010年03月12日 | 身辺雑記

 今日3月12日(金)、『長谷川等伯展』を観に「国立東京博物館」へ行って来ました。9時半入場開始のところを、30分前の9時には入口門に到着しましたが、既に70人ほどの列が出来ていました。昨日は15000人の入場者数とかの声が聞こえます。7日のNHK「日曜美術館」で放映された「夢の等伯 傑作10選」の影響も大きいと思います。かく言う私の背中を後押ししたのもこの番組でした。

 その番組、等伯の生涯をスケッチするとともに、彼の傑作10選を紹介し、等伯の絵の特徴をも語ってくれていました。10選の中で特に、「楓図壁貼付」、「松林図屏風」、「古木猿猴図」、「仏涅槃図」は直接鑑賞したいと思いました。「松林図屏風」は等伯の最高傑作と言うよりも、水墨画の最高傑作と言われています。

 この博物館に早めに入場する為には、前売り券が必須です。そこで勤務帰りの8日、上野駅「公園口」に、前売り券を買おうと出掛けましたが、ここは9時半からの当日券のみを扱っているとの事。勘違いをしていました。駅員さんに聞くと「JRでは、前売り券は”みどりの窓口”で扱っていますが、既に販売期間は終了しています」との事。已む無く、10日に、妻に「年間パスポート」を買って来て貰いました。4000円は高額ですが、この券で特別展だけでも6回の入場が出来ます。暇な時間が増えた昨今、この券を購入する年が増えました。

 9時35分、入場。多くの説明文は素通りし、まず「松林図屏風」の前に立ちました。墨一色で、霧の掛る松林とそのシルエット、遠方遥か雪山も描かれ、描かれてはいない”霧”が表現されていました。
 国宝「楓図壁貼付」は、楓、萩、菊等が咲く秋風景。楓は紅葉ばかりでなく、くすんだものや、まだ緑の葉等が混じっていて、色彩豊かです。緑と金箔のコントラストが鮮やかでした。
 11時少し前、会場を出ると既に長蛇の列。「入場までには1時間10分はお持ちください」との放送が流れていました。

 帰宅して、録画しておいた「傑作10選」を再度鑑賞しました。観てきた直後のビデオ、色々な事を気がつかされます。1ヵ月ほど前、「東京ケーブルテレビ会社」に連絡し、500ギガバイトのハードディスク内蔵のものに交換していました。50時間の録画が可能で、簡単にDVDへ
のコピーも可能な製品、1万円ほどで製品交換が済んでいて、気楽に録画出来ます。その記憶媒体DVDが今や1枚100円以下で購入出来、10年前と比較すると大幅なプライスダウン、有難い事と思っています。