どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『河鍋暁斎の底力@東京ステーションギャラリー』なのだ

2021年01月15日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 東京ステーションギャラリーで 2月7日まで開催している<河鍋暁斎の底力>を見に行ったのだ



ぼくが気になった作品なのだ

<鳥獣戯画 猫又と狸 下絵>なのだ(※全体像が載っているので 展覧会のチラシを載せるのだ)


ぼくらわ この作品を2015年にも見ているけど その時と見たのと違っていて 上のネズミの部分が新発見されて 新発見されたのを含めた展示わ 今回初めてだそうなのだ

暗闇の中 ネズミが灯りを照らし 猫又 タヌキ イタチ? 2匹のモグラが お囃子の音に合わせて 踊っていて愉快な場面で面白いのだ

新たな部分も増えたし 数年たったら 作品名が変更になっているかも? って思ったのだ ぼくらなら ベタだけど「真夜中の祭り」ってタイトルを付けるのだ・・・


<鳥獣戯画 梟と狸の祭礼行列 下絵>なのだ


上に載せた<鳥獣戯画 猫又と狸 下絵>と対の作品だそうなのだ

暗闇の中 夜目が効くフクロウを先頭に 頭にドクロを載せたキツネを 馬のように扱い乗るタヌキが描かれ 周りにいる カエルわ 彼らの召使いのような感じで 明かりを照らしたり タヌキに蓮の葉で天蓋(てんがい)のようにしていて 面白いのだ

この2点の作品わ 下絵となっていて 河鍋暁斎の描く 本図の鳥獣戯画が描かれているのかわ 知らないけど もし 描かれていたら どんな感じなんだろうって 思うし 見てみたいのだ!! 


あと 1章に展示していた<鬼と盲人>・<妖怪たち>も良かったのだ


本図わ なかったけど 河鍋暁斎の作品がいっぱい見れたし ぼくわ 新たなパーツが見つかって初公開となる<鳥獣戯画 猫又と狸 下絵>が見れて良かったし 対の<鳥獣戯画 梟と狸の祭礼行列 下絵>も良かったのだ



ここから先わ えこうの感想なのだ

東京ステーションギャラリー <河鍋暁斎の底力> 2月7日(日)まで

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

作品リスト
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/pdf/list_202011_kawanabe.pdf




展示構成

1.描かずにいられないー写生・模写・座画等

2.暁斎の勝負どころー下絵類

3.暁斎の遺産ー絵手本

本来なら、この展覧会が開催されている時期は違う展覧会が開催される予定でしたが、その展覧会が延期になったため、急遽<河鍋暁斎の底力>を開催することになったそうです。

展示しているのは、河鍋暁斎記念美術館の所蔵作品で本画(下絵を描き彩色を施した完成作品)や版画の展示はないが、素描、下絵、画稿、座画、絵手本など100%暁斎自身の作品約150点を展示を展示しています。

※チケットはローソンチケットで日時指定で購入出来て、販売枚数に達してなければ、美術館でも購入出来るそうなので、事前にチケットを用意した方がいいと思います。


気になった作品

1-22.龍図(牧谿の模写)

暗闇の中から顔を現した龍がドーンと描かれ、雄々しいというか、ちょっとユニークなお顔をしている。画面下には、荒ぶる波が描かれ、その中からももう1頭の龍が現れていた。


1-26.鷹の図(雪舟の模写) ※展覧会のチラシを載せたので、上に文字が載っています。


太い幹に止まり、上から眼光鋭く、描かれていないところにいる獲物を狙っている。鷹の羽の模様がいいし、木の下の部分の細く幾重にも分かれている枝もいい。


1-44.天狗集会之図(賛=秋月種樹)

天狗が集まり、皆で掛軸を見ていたりしている。木の上から一人の天狗が長い鼻に掛軸の紐をかけて掛軸を見せているのが、面白い。


1-49.群猫釣鯰図

池の中央にいる一匹にナマズを捕まえようと、画面上部にいる8匹の猫たちが狙っており、皆でないが、よだれを垂らすように舌をちょこんと出しているのが面白い。一番奥にいるリーダー格の猫は杖のようなものを持ち指示をしていて人間ぽかった。


1-59.竹虎之図

竹林の中から現れ、正面を向きこちらを威嚇するように、にらみをきかせるトラが描かれ、毛並みの模様も相まって迫力がありカッコいい。

トラの耳の左側が三角形で尖っているのに、右側は丸くなっているのが気になった・・・。


2-20.唐美人図 下絵

扇を天にかざし見る唐の美人が描かれ、優美だった。


2-26.川中島の戦い 下絵 ※部分画像


載せた画像は信玄のみだが、載せた画像の左側の下絵には謙信が本陣に馬で乗り込み、信玄との一騎打ちの場面が描かれており、そちらだと謙信の剣を軍配で受けているが、剣が軍配の真ん中あたりまで切り込まれていて、違いが見て取れる。

あと、一騎討ちの下絵の方だが、信玄の上の方に、鹿の角が2本生えたような兜も描かれ、どちらがいいか、考えていたのかも?


2-51.鳥獣戯画 梟と狸の祭礼行列 下絵


※下の作品に解説が載っています。


2-52.鳥獣戯画 猫又と狸 下絵 ※全体像が映っているのでチラシを載せます。


解説には、こう書かれています。
『最近、本図に繋がる2枚の下絵断片が存在することがわかった。枝にしがみつきながら2匹の鼠が「面灯り(つらあかり)」よろしく、棒の先に蝋燭を付けて差し出し、踊る猫又の顔を照らしている。暗闇なのだ。さらに枝の上には烏帽子(えぼし)を着け、鼓を持った囃子方の鼠もいる。歌舞伎の演出のひとつ「だんまり」の一場面が思い浮かぶ。対となる《梟と狸の祭礼行列》も暗闇の中と思われ、行列の先頭で大きなポーズを取って先導する大きな烏帽子をつけた梟の足下を蛙が竹の小枝を手燭に見立てて照らしているのだろう。画面右上では、蛙が蓮の葉を天蓋(てんがい)に見立ててかざしている。』


2-50.猿と狐の曲芸 下絵

台の上に猿が仰向けに乗って、足の上に茶釜?を乗せて曲芸をし、その茶釜の上にも傘を持って曲芸している狐がいる。曲芸している者の周りにいる狐や猿は扇子などを持ちながら盛り上げて面白い。

あと、左下にいるキツネは、尻尾から狐火を出しているのもいた。


2-53.鯉 下絵

滝を登る鯉が描かれ、円山応挙の鯉の作品のように、水が跳ねる部分の鯉の体は描かれていない。


3-4.中国神仙図巻

中国や日本の伝記、歴史上の人物など14図をを収めた絵手本で見れたのは、水墨で描かれた琴の名手で鯉に乗る琴高仙人と、彩色された三国志の諸葛孔明。全部見たかった・・・。


3-5.動物図巻

神獣や伝説上の動物や、身近な動物たちが描かれた絵巻で、見れたのは、ネコ、うさぎ、かわうそ?で、1章に展示していたno.1-59の<竹虎之図>に似ているネコが良かった。


今回わ 作品の画像を載せてないので 展覧会のチラシを画像を載せるのだ
 


1度も河鍋暁斎記念美術館に行ったことがなかったので、本図は見れませんでしたが、下絵などがたくさん見れて見応えがありましたし、面白かったです。

今は、こんな状態で美術館へは行きづらい状況かもしれませんが、オススメの展覧会だと思います。


この後わ 日本橋高島屋SCに移動して<フォカッチェリア ラ ブリアンツァ>でランチをしたんだけど 今度書くのだ



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