どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『フェルメール展@上野の森美術館』なのだ

2018年10月16日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 上野の森美術館で 2019年2月3日まで開催している<フェルメール展>を見たのだ



この展覧会わ 日時指定券を採用していて その日の分が余っていたら 当日に販売するみたいだから ぼくらわ 事前にチケットを購入して行ったのだ

ぼくらが購入したチケットわ 9:30~10:30の入場チケットなんだけど お出かけするのが遅くなっちゃって 10:15くらいに着いたわ さすがに入場待ちわ なかったし 入ってすぐの展示室も そこまで混んでなかったので 時間指定の遅めに行く方がいいかもしれないのだ 


やっぱり 1番良かったのわ 最後に展示していて 8点ものフェルメールの作品があった『フェルメールルーム』なのだ

<マルタとマリアの家のキリスト>なのだ


えこうわ 2008年に見たことがあるみたいだけど ぼくわ 初めて見たのだ

キリストの話を聞いているマリアと 給仕をしてパンを持ってきているマリアの姉のマルタが描かれていて マルタがキリストに「マリアに給仕を手伝うように」と言うと キリストわ 「必要なことはただ1つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」と言ったそうなのだ


<牛乳を注ぐ女>なのだ


この作品も えこうわ 2007年に見たことがあるみたいだけど ぼくわ 初めて見たのだ

メイドがミルクを注いで 固くなったパンを牛乳に浸して 柔らかくして食べるみたいなんだけど 照明の加減なのか わからないけど パンがキラキラ光って見えるし ミルクメイドの服のブルーがすごくキレイなのだ

今回展示していたフェルメール作品の中で 1番凄いと思ったのだ


<ワイングラス>なのだ


日本初公開だそうなのだ

女性わ ワイングラスを飲み干そうとしていて 飲み干した後に男がワインを注ごうとしていて 無垢な若い女性を誘惑しようとしているそうなのだ

これわ 当時人気のあった主題で官能的に描くみたいなんだけど フェルメールわ そう絵が描かなて 静かで優美に描いているのだ

あと 関係ないけど ウィキペディアだと<紳士とワインを飲む女>というタイトルになっていたのだ・・・


<リュートを調弦する女>なのだ


この作品も えこうわ 2008年に見たことがあるそうだけど ぼくわ 初めて見たのだ

リュートを調弦しながら ウキウキで待っているような気がしたのだ

今回のフェルメールルームにわ 同じ黄色の上着の作品が3点あって no.46の<手紙を書く女>で 手紙を書いて 相手に知らせて no.45の<真珠の首飾りの少女>で 来る直前におめかしをして それから この作品の<リュートを調弦する女>しながら 待っていたのかなぁ~ なんて思って この3点で 勝手に物語を想像しながら見たのだ・・・


あと こちらも 日本初公開<赤い帽子の女>なのだ(※12月20日までの展示)




この展覧会わ チケットの代金が高いけど 音声ガイド付きだし フェルメールの作品が8点も見れるってことわ もうないことだと思うし 約10年振りに 来日した<牛乳を注ぐ女>わ 特に必見だと思うのだ

あと フェルメールルームで再前列で見ようとすると かなりお時間がかかるし 牛歩で進むので 単眼鏡やオペラグラス持参で見に行った方がいいと思うのだ

今回の展覧会で ぼくわ フェルメール作品を見たのわ 合計16点になったのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

上野の森美術館 <フェルメール展> 2019年2月3日(日)まで

https://www.vermeer.jp/




展示構成

Ⅰ オランダ人の出会い:肖像画

Ⅱ 遠い昔の物語:神話画と宗教画

Ⅲ 戸外の画家たち:風景画

Ⅳ 命なきものの美:静物画

Ⅴ 日々の生活:風俗画

Ⅵ 光と影:フェルメール

展示替えも含めフェルメールの作品が9点も集まり、ハルスやメツーなど、オランダ絵画が約50点を展示しています。(※<赤い帽子の娘>は12月20日まで、<取り持ち女>は2019年1月9日から展示予定。)

あと、チケットの料金は高いのですが、音声ガイド付きで、会場内の混雑緩和のためか、会場内に解説パネルはなく、その代わりに会場を入ってもらえる小冊子の作品リストには、全作品の解説文も載っています。


気になった作品

10.パウルス・モレールセ ヴィーナスと鳩

愛の女神ヴィーナスを若い婦人が演じているそうで、頭上に咲く赤いバラはヴィーナスの象徴で、左手には愛の象徴の白い鳩を持ち、右手には愛の神クピドが放った矢を持っており、その矢に射抜かれる恋に落ちるそうです。

黄色と緑の服を着たヴィーナスのアンニュイな表情や、白い鳩の表情がいい。


15.ヤン・ミーン・モレナール 宿屋デ・クローンの外

カード遊びをしたり、女性を口説こうとしてり、酒を飲んだり、音楽を楽しんだりしている農民が描かれ、享楽的な生活への戒めの意味があるそうです。

あと、左の家を見ると入口の真ん中の窓から下にいる人へ向けて壺(水差し?)の入った水をかけた人がいて面白い。


26.ヤン・ウェーニクス 野ウサギと狩りの獲物

野ウサギの質感が凄くて絵を触って見たくなるほど・・・。フカフカでモコモコ。


33.ハブリエル・メツー 手紙を読む女


この作品とno.34の作品は対の作品で、女性は手紙を飲んでいるが、手紙は恋文でメイドがめくっている絵画は「嵐の海」で「愛は荒れる海のようだ」の比喩だそうです。

あと、メイドが持っているバケツに矢印があって、その先には絵画があるけど、絵画には何か意味がありそうな気がします・・・。

フェルメールの作品を除けば、今回の展覧会でこのメツーの対の作品が1番良かった!!


34.ハブリエル・メツー 手紙を書く男


対の作品。手紙を書く男が描かれ、奥にある天球儀は男の学識を表しているそうで、背後の絵画は、ヤギの群れの絵で額縁が鳩の群れ、このヤギと鳩は、男の移り気な性格、欲望の象徴だそうです。


36.ヤン・ステーン 家族の情景


ステーンの絵は、教訓が隠されているそうで、飲んで騒ぐ大人たちが、中央にいるテーブルに立つ幼児の悪い見本で、左端の老女と若者は「老いが歌えば、若きは笛吹く」(「この親にしてこの子あり」の意味)を表しているそうです。


40.ヨハネス・フェルメール マルタとマリアの家のキリスト


解説には、こう書かれています。
『「ルカによる福音書」に登場するマルタは給仕に忙しいが、妹のマリアはキリストの話に聞き入り手伝わない。キリストはマリアを指さしてこう語る。「マリアは良い方を選んだ」現在知られるフェルメール作品で最も大きく、聖書に取材した唯一の作品。』


42.ヨハネス・フェルメール 牛乳を注ぐ女


解説には、こう書かれています。
『フェルメールの絵のなかで最もよく知られる傑作のひとつ。穏やかな光が入る簡素な部屋で、若い女性が牛乳をゆっくり鉢に注いでいる。おそらくパン粥をつくっているのだろう、女性、そしてパンや籠、水差しなど室内の静物のひとつひとつが、まるで手で触るかのようにそこの存在している。』


43.ヨハネス・フェルメール ワイングラス


解説には、こう書かれています。
『女性が口にあてるワイングラスはほとんど空で、男性がつぎ足そうと持っている。テーブルや椅子に置かれた楽譜やリュートは男女の「愛」を暗示する。一方、部屋の窓の紋章には、馬の手綱を持つ女性が描かれている。この女性像は「節制」の擬人像で色恋沙汰を戒める寓意であるという。』


44.ヨハネス・フェルメール リュートを調弦する女


解説には、こう書かれています。
『画面には一人の女性しかえがかれていないが、手前に引かれた椅子や、床に置かれた楽器ヴィオラ・ダ・ガンバと楽譜はもうひとりの奏者の存在を暗示する。窓の外に向ける視線の先には、彼女と演奏するはずの、あるいか演奏を終えた人物がいるのかもしれない。』


45.ヨハネス・フェルメール 真珠の首飾りの少女


解説には、こう書かれています。
『窓から光が差し込む室内で、女性が真珠の首飾りを結ぼうとリボンを手に、壁に掛かる鏡を見つめている。テーブルの上には盥(たらい)や白粉のパフが置かれ、身支度をしている最中だろうか。うれしそう表情としぐさが、画面中央に大きく空いた白い壁を背景に浮かび上がる。』


46.ヨハネス・フェルメール 手紙を書く女


解説には、こう書かれています。
『机に向かい手紙を書く若い女性が、ふとこちら顔を向けて微笑む。女性は個性的な相貌(そうぼう)で、おそらくモデルのいる肖像画だろう。黄色い上着は、フェルメールの財産目録に記されたものと同一とみられ、《リュートを調弦する女》(no.44)や《真珠の首飾りの少女》(no.45)にも描かれている。』


47.ヨハネス・フェルメール 赤い帽子の女(※12月20日までの展示)


解説には、こう書かれています。
『強い光がハレーションを起こし、女性の姿はぼやけて焦点が合っていない。現在の写真機の原型であるカメラ・オブスクラを活用したことで知られるフェルメールは、本作でも写真であれば明らかな失敗作となるところを巧みな視覚効果として生かすことで劇的に仕立てた。』


49.ヨハネス・フェルメール 手紙を書く婦人と召使い


解説には、こう書かれています。
『手紙を書く女主人が俯いているのに対し、主役のように画面中央に立つメイドは視線を窓の外に向ける。背景の絵画は旧約聖書の一場面「モーゼの発見」。この手紙がラブレターならば、女主人の恋はモーゼの生涯のように運命づけられているのだろうか。フェルメール後期の傑作。』

今回新たに2点フェルメール作品を見たので、合計20点になりました。


フェルメールの作品8点はもちろん素晴らしかったのですが、メツーの手紙の対の作品も素晴らしく目玉の1つだと思いました。

会場内は混雑していますが、どるちの方でも書いていますが、こんなにもたくさんのフェルメール作品を見る機会ってもうないと思うので、オススメの展覧会だと思いますよ。

あと、これからご覧になられる方は、絶対に日時指定券を事前に購入した方がいいと思います!!

来年1月9日からは<取り持ち女>が展示されるそうですし、年明けにでも、もう1度見に行こうと思っています。



↓<取り持ち女>を見にもう1度見に行きました。
https://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/daf83ddb617f03d13b35c364d0cce57a


巡回情報

大坂市立博物館 2019年2月16日(土)~5月12日(日)


帰る時に見つけたのですが、会場の外、チケット売り場(コインロッカー)の所にあったのですが、ICカードで東京メトロの上野駅、上野広小路駅、仲御徒町駅、湯島駅、根津駅から降りて来た方は、写真の機械で抽選が出来るそうなので、やってみてはいかがでしょうか?図録や、チケットホルダーなどが当たるみたいですよ。(※11月4日まで)



この後わ 上野にあるもう1つのフェルメール作品を見に行こうと思って 国立西洋美術館の常設展を見に行ったんだけど そのことわ 今度書くのだ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。