どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー <後期展示>@すみだ北斎美術館』なのだ

2021年03月23日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

前期の展示が良かったので 後期も見ようと思って ぼくらわ すみだ北斎美術館で 4月4日まで開催している<筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー>『後期展示』を見てきたのだ



↓こちらわ 前期展示の感想なのだ
https://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/04d2accf5a783d8a634359ce99bb17f5


素晴らしい作品が展示しているけど 感想わ えこうに任せるのだ

すみだ北斎美術館 <筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー> 4月4日(日)まで

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/1461

作品リスト
https://hokusai-museum.jp/modules/xelfinder/index.php/view/864/%E7%AD%86%E9%AD%82%E5%B1%95%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88_20210206.pdf




展示構成

1章 浮世絵の黎明から18世紀ごろまで
 1節 岩佐又兵衛と近世初期風俗画
 2節 師宣・安度・長春とその流派

2章 浮世絵の繁栄
 1節 政信・清長・湖龍斎・春章とその流派
 2節 上方浮世絵
 3節 歌麿・栄之・写楽とその流派

3章 幕末を彩る領袖 葛飾派と歌川派
 1節 歌川派と菊川派
 2節 葛飾北斎とその一門

前後期合わせて浮世絵の絵師60人に及ぶ、浮世絵肉筆画125点を展示で、重要文化財、重要美術品、再発見、新発見の作品は約40点を含むそうです。


気になった作品

2.岩佐又兵衛 龐居士図(旧 金谷屏風) 重要美術品

解説の一部には、こう書かれています。
『本作で描かれる龐居士(ほうこじ)は唐時代の仙教者で、全財産を川に沈め、竹籠を作り、娘の霊照女(れいしょうじょ)がそれを売って生計を立てたという。本作は竹籠をつくる龐居士と妻の姿を描く。長谷川派の影響が指摘される力強い衣文線と足元の竹籠や松の繊細な表現が対立的効果を生んでいる。』

旧金谷屛風の作品は、いろいろ見たことがあるが、この作品は初めて見たかも?


15.菱川師宣 美人弾琴図

物憂げな遊女が膝の上に琴を乗せ弾いている。入子菱柄の紅綸子の小袖が色鮮やかで美しい。

作者名が菱川師宣と載っていたが、師宣の美人図と顔立ち異なっており、師宣の晩年の弟子によって制作された工房作と考えられるそうです。



28.山崎龍女 蚊帳内美人文読みの図

輪郭線を墨でなく着物と同系色(同じ色?)涼し気というか、水彩や色鉛筆で描いたような感じがした。作者が女性だからか、艶よりも品のある色香の美人図だった。


48.勝川春章 文読む美人図

懐から出した文を読む遊女が描かれ、表情や仕草、ゆるやかなS字の体のラインが色っぽく、黒(紺?)の打掛には鳳凰の文様だったり、襦袢なのか、内側に着ている赤い衣などが精緻で美しい。


63.東燕斎寛志 水辺の美人と神農

川に洗濯に来た女性の背後に現れた神農が女性の胸元に手を入れている。神農はウィキペディアによると、人々に医療と農耕の術を教えたという医薬と農業を司る神なのに、エロオヤジのように描かれていた・・・。


68.観雪斎月麿 楊枝をくわえた美人

歌麿の門人の一人、浮世絵版画のように上半身のみを描いた肉筆画の大首絵で、切れ長の目に笹色紅の唇にはうっすらと笑みを浮かべており、顔や手などの肌の色に透明感があり。


71.鳥文斎栄之 読書する美人

新発見の作品で、淡い紫の着物を着た遊女が立膝をついて読書をしている。色香があるが、気品もあり。遊女の顔や首の輪郭線には、紅が使われており、やわらかい感じになっていて、これは通常に春画に多用された表現方法だそうです。


111.葛飾北斎 立美人図



115.葛飾北斎 日の出と双兎

84歳になった北斎がその年の干支にちなんで描いた作品で、真赤な旭日、赤目の白ウサギと、黒目のぶちのウサギを描く。

前期で見たウサギの作品と違い、少し動物っぽく可愛らしい。


119.葛飾北斎 雲龍図

新発見の作品、黒雲から姿を現す龍が描かれ、2019年に見たことがあるギメ東洋美術館の龍に似ていると思ったし、落款なども一緒でだったような?

あと、前期でも北斎の龍の作品を見て思ったのだが、龍の顔が人の顔のように思えてしまって、この作品の龍はおじいちゃん顔の龍でした。。。


124.安田雷洲 鷹図

海の岩場に威風堂々と仁王立ちする鷹が描かれ、迫力があってカッコいい。

安田雷洲は、北斎の門人だったそうです。


あと、松野親信が描いた<縁台美人図>も良かった。


前期もすごかったが、後期展示の作品も素晴らしく、両方見に行って良かったですし、オススメの展覧会だと思います!!


あと、3階の企画展の入口には、高精細複製画で、葛飾北斎の<遊女図>が展示していたので写真を撮りました。




この後わ もう1つ美術館に行こうと思っていたんだけど 急にそのお店で食べたくなったので 駒沢大学駅に移動して<ナポリスタカ 駒沢店>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ



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