どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち@森アーツセンターギャラリー』なのだ

2010年06月30日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<鶏匠 たけはし>でランチを食べたぼくらわ 森アーツセンターギャラリー6月20日まで開催していた<ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち>を見たのだ



この展覧会のチラシに『名画のフルコースをどうぞ。』と書かれていて その通りの絵画が展示されて いっぱい良い作品があったのだけれど ぼくが いいなぁ~ と思った作品をちょっとだけご紹介するのだ

ぼくが1番良かったと思うのわ ウィリアム・アドルフ・ブグローが描いた<兄弟愛>という作品なのだ

↓こちらに ブグローの<兄弟愛>が載っているのだ
http://www.asahi.com/boston/intro/2.html

この絵わ キレイで ずっと見ていたのだ チューをしている兄弟わ 可愛いし 優しい表情も母親もいいのだ でも 残念だったのわ このポストカードが売ってなかったのだ


もう1点わ クロード・モネの描いた<積みわら(日没)>なのだ


この日没の積みわらをずっと見ていると 「夕御飯の時間だから!もどってきなさい」と言っているように感じるのだ


あと ゴッホ<オーヴェールの家々>わ 力強かったし 印象に残っているのだ



この展覧会わ 80点もの巨匠たちの作品が展示していたので 良かったと思うのだ 特に モネの作品の部屋っていう展示空間を作ってあって 11点展示していたけど その展示空間わ 素晴らしかったのだ 

六本木わ 終わってしまったけど 京都市美術館に巡回していて 8月29日まで見れるので お近くにお住まいの方わ ぜひ ご覧になって下さいなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


森アーツセンターギャラリー <ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち> 終了しました

http://www.roppongihills.com/art/events/2009/12/macg_boston.html


http://www.asahi.com/boston/




展示構成

Ⅰ.多彩なる肖像画

Ⅱ.宗教画の宿命

Ⅲ.オランダの室内

Ⅳ.描かれた日常生活

Ⅴ.風景画の系譜

Ⅵ.モネの冒険

Ⅶ.印象派の風景画

Ⅷ.生物と近代絵画

80点もの作品を展示していました。


気になった作品

7.レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン ヨハネス・エリソン師

8.レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン ヨハネス・エリソン師の妻マリア・ボッケノール

7と8は対の作品。『全身肖像画は、一般的な胸像や、半身像に比べて高価な注文であった。』と解説に書かれていました。


10.トマス・ゲインズバラ エドマンド・モートン・ブレイデル夫人


バラを持った美しい婦人の肖像画。背景が雲が光に照らされたようにしているのはなぜだろう?


13.エドゥアール・マネ ヴィクトリーヌ・ムーラン

陰影の強弱がはっきりしているので、3Dのような立体感のある肖像画。ちなみに、このモデルは<オランピア>、<草上の昼食>にも登場するマネのお気に入りだそうです。


24.フランチェスコ・デル・カイロ 洗礼者ヨハネの首を持つヘロデヤ

ヘロデヤが洗礼者ヨハネの舌をつまんでいるのは、なぜ?


28.ウィリアム・アドルフ・ブグロー 兄弟愛

こちらをクリックすると、<兄弟愛>の画像が見れます。
http://www.asahi.com/boston/intro/2.html

解説にはこう書かれています。
『ラファエロの聖母子像の影響が明らかだが、あえて「兄弟愛」という宗教色を避けた題名がつけられている。19世紀半ばのフランスでは世俗的な主題が好まれ、宗教美術に対する需要が減ったことが理由のひとつと考えられる。』

イエスとヨハネ?に見立てた兄弟が可愛らしく、2人を包み込む母(マリア?)の慈愛に満ちた表情が美しい。光輪が描かれていないだけなので、やはり宗教画と見てもおかしくはない。


29.ジャン=フランソワ・ミレー 刈り入れ人たちの休息(ルツとボアズ)

宗教画というより、のどなか農村の一場面を描いた感じ、たわいのない場面だが、幸せに満ち溢れているように思える。


39.ジャン=フランソワ・ミレー 馬鈴薯植え


解説には、『ミレーのもっとも重要な大画面作品の1つ』と書かれていました。


44.ピエール=オーギュスト・ルノワール 日傘をさした女性と子供たち


光や風を一瞬で切り取ったような作品。解説には、『光は色彩に置き換えられ』と書かれていました。


45.ピエール=オーギュスト・ルノワール ガンジー島の海岸の子どもたち


人物、背景ともにパステル調で描かれ華やかな感じで、楽しそうに見える。


58.クロード・モネ ヴァランジュヴィルの崖の漁師小屋


緑がかった海の色がキレイである。 解説には、『漁師小屋のオレンジ色の屋根が海の青の補色として、強い対比を生み出している。』と書かれていました。


62.クロード・モネ 積みわら(日没)


モネの積みわらは、何度か見たことがあるが、この積みわらは、画面半分を使ってもはみ出すほど、大きく描いている。時間帯の似ている埼玉県立近代美術館の積みわらと一緒に見比べたら、面白いかも?


64.クロード・モネ ジヴェルニーの近郊のセーヌ川の朝


この作品で描かれている、ラベンダー色の空を1度見てみたい。


75.フィンセント・ファン・ゴッホ オーヴェールの家々



他にも、モネの<ルーアン大聖堂の正面とアルバーヌ搭(夜明け)>と、<睡蓮の池>も良かった。

ルーアン大聖堂の正面とアルバーヌ搭(夜明け)



睡蓮の池



展覧会のチラシには、『名画のフルコースをどうぞ。』と書かれていましたが、まさにその通りで、素晴らしい作品の数々を見ることが出来ました。 ただ、会期末に行ったので、混んでいて、快適な環境で見ることが出来なかったのが悔やまれる。

京都に巡回してますから、お近くに方はご覧になってみたらいかがでしょうか?


巡回情報

京都市美術館 7月6日(火)~8月29日(日)


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て良かったです。

ありがとうございます。



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