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どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『古代ローマの遺産 -栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ-@国立西洋美術館』なのだ

2009年12月05日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 国立西洋美術館で 12月13日まで開催中<古代ローマの遺産 -栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ->を見たのだ



今わ クリスマスシーズンなので 庭園にツリーが飾っていたのだ





今回わ 彫刻や フレスコ画 金貨などの宝飾品 約120点を展示していて 中でも ぼくらがすごいと思ったのが 1番最後に展示したあった 大きな展示物の<庭園の風景(南壁)>・<庭園の風景(東壁)>・<モザイクの噴水>の3点なのだ

<庭園の風景(南・東壁)>わ 室内の壁に描かれた フレスコ画で保存状態がいいのだ なんで保存状態が良かったかわ 火山の噴火で埋まっていたポンペイから出土したからなのだ

このフレスコ画わ 鳥たちの楽園のような庭園が描かれていて 近寄って細部まで見ると 鳥の羽根や バラのトゲまで丁寧に描かれているのだ ちょっと疑問に思ったのだけど 上の方に 人の顔が描かれていた意味わ なんだったのか 気になるのだ


<モザイクの噴水>も ポンペイから出土した作品なのだ

多色モザイク(練りガラス)と貝殻を使用しているモザイクなのだ 内側からも照明を当てて モザイクがよりキレイに見えるように展示していたのだ


あと 最後にあった <庭園の風景>と <モザイクの噴水>を CGで復元した映像も良かったのだ


この<古代ローマの遺産 -栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ->わ 1800年以上前の作品がいっぱい見れるので 古代ローマ好きなら 楽しめる展覧会だとおもうのだ ぼくがブログに書いた3点わ すごいのだ

来年の1月から愛知で 4月にわ青森で 7月にわ 北海道に巡回するそうなので お近くの方わ ぜひなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


国立西洋美術館 <古代ローマ帝国の遺産-栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ-> 12月13日(日)まで

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/past/2009_217.html




展示構成

第1章 帝国の誕生

第2章 アウグストゥスの帝国とその機構

第3章 帝国の富

今回展示していた作品は、彫刻、フレスコ画、モザイク、金貨などの宝飾品など約120点を展示しており、最後に『ポンペイの庭園の風景』のヴァーチャルリアリティがありました。


気になった作品

10.皇帝坐像(アウグストゥス)

この像は、ユピテルの図像伝統に従ってポーズをとっている。(解説から)


11.カリアティド

解説には、『カリアティドとは、西洋の古典建築や、古典主義建築において、柱の代わりに用いる女性像のこと(中略)右手は、前方へ軽く差し出され、冥界や神聖さを表すパテラ(儀式用の盃)を持っていたと考えられる。』

間近で見ると、柱の代わりなので、かなり逞しく見えました。(女性なのに・・・。)


14.ペガサスが表された柱頭断片


16.アレッツォのミネルウァ

ミネルウァとは、戦いと知恵の女神。胸元にある顔の模様みたいなものはなんだろう?


17.アポロ像

アポロ像が、グリュプスをなでている。

※グリュプスとは、鷲の頭と翼、獅子の体に蛇の尾をもつ怪物。


20.アルテミス(ディアナ)像

このアルテミス(ディアナ)は、太陽神アポロの妹で、狩りの女神。 <17.アポロ像>と、このアルテミス像は、通路を挟んで向かい合わせて展示していた。(たぶん意図的に?)


26.コブラとアオサギ

これもフレスコ画。これは、コブラとアオサギが決闘?している絵。


27.犬のシュンクレトゥス

フレスコ画で、中央にいる犬がいる。左側にいる鳥がトカゲ?を捕まえようとしている。


33.アエディクラの中のクピド

フレスコ画、このアエディクラとは、「小さな祠」のこと。


60.錘

豚の形の錘、肉屋で使われていたのかも?


64.エウマキアの像

<11.カリアティド>の近くに展示してあったので、見比べてると、この像のポーズや仕草が女性らしい。マント(衣)の質感などがよく出来ている。


104.リュトン

鹿の頭をかたどったリュトン。宴会用に用いられた。

※リュトンは、杯。


111.庭園の風景(南壁)


112.庭園の風景(東壁)

111、112の作品ともにポンペイから出土。室内の壁に鳥たちの楽園のような庭園が描かれている。近寄って見ると、鳥の羽やバラのトゲなど細部まで、丁寧に描かれている。中央より上に描かれていた人の顔の意味はなんだろう?


113.モザイクの噴水

これもポンペイから出土。多色モザイク(練りガラス)と貝殻を使用しているモザイク。噴水だから貝殻を使っているのかも?

内側から照明を当てているので、モザイクが綺麗に見える。


115.格子文のモザイク

白と灰色で格子を表していたモザイク。


116.豹を抱くディオニュソス

ソンマ・ヴェスヴィアーナから発掘された。


117.ぺプロスを着た女性(ペプロフォロス)

この作品も、ソンマ・ヴェスヴィアーナから発掘。


今回の展示で1番素晴らしかったのは、最後に展示していた<庭園の風景>と<モザイクの噴水>です。あんな大きな展示物をどう持ってきたのだろうと思いました。

あと、あまり見ることが出来ない1800年以上前のフレスコ画も見ることが出来て良かったです。

東京はもうすぐ終わってしまいますが、他の会場も巡回するのでお近くの方は、ぜひ。


巡回情報

愛知県美術館 2010年1月6日(水)~3月22日(月・振替休日)

青森県立美術館 2010年4月10日(土)~6月13日(日)〔予定〕

北海道立近代美術館 2010年7月3日(土)~8月22日(日)〔予定〕


そして ぼくらわ 国立西洋美術館や 上野公園の紅葉などを写真に収めたのだ







この銀杏のじゅうたんわ キレイだったので ぼくも撮ってもらったのだ



この後わ 上野の森美術館の隣にある <土古里>でランチを食べたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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