どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ボルドー展 美と陶酔の都へ@国立西洋美術館』なのだ

2015年07月23日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<巴裡 小川軒 新橋店>に行ったぼくらわ 上野に移動して 国立西洋美術館で 9月23日まで開催している<ボルドー展 美と陶酔の都へ>を見に行ったのだ



今回の感想や 展覧会の詳細わ えこうに任せるのだ


国立西洋美術館 <ボルドー展 美と陶酔の都へ> 9月23日(水・祝)まで

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2015bordeaux.html

公式サイト
http://www.tbs.co.jp/bordeaux2015/tokyo/

作品リスト
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/bordeaux_list.pdf




展示構成

プロローグ-起源

Ⅰ.古代のボルドー

Ⅱ.中世から近世のボルドー

Ⅲ.18世紀、月の都ボルドー

Ⅳ.フランス革命からロマン主義

Ⅴ.ボルドーの肖像-都市、芸術家、ワイン

エピローグ 今日のボルドー

解説に書いてあったのですが、ボルドーとその流域の悠久の歴史を数万年にわたって旅をする展覧会で、ワインに関する作品や資料、考古学的なものなど、約200点もの作品が展示されていました。


気になった作品

33.少女の墓碑


幼くして亡くなった娘のために父が立てた墓碑だそうで、見ていると、父の愛情が伝わってくるような気がします。娘が猫を抱き、その猫の尻尾を鳥が引っ張ろうとしている。


41.石棺の断片

解説には、こう書かれています。
『ブドウの房と枝の飾りモティーフが彫られ、ひとつは、カンタロス(ギリシャの杯)風の杯から伸びています。ブドウの枝は、救世主キリストを象徴とし、葉と実をつけた枝は使途を象徴します。ブドウは聖餐の象徴でもありますが、これらは必ずしもキリスト教のみを示すわけではなく、古代にしばしばみられる異教のテーマとして考えることが出来ます。』

5-6世紀ころの石棺の断片で、ほぼシンメトリーの模様となっていてキレイでした。


53.ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ フランソワ・ド・スルディス枢機卿の胸像



97.シャルル・ジョゼフ・ナトワール 化粧するヴィーナス

解説の一部には、こう書かれています。
『ナトワールは、教会や国王のために手がけた神話主題や英雄主題の大型装飾画によって名声と富を築き、当時、ブーシェの最大のライバルとして知られました。』

胸元が露わになっているヴィーナスが侍女とキューピッドらに、化粧などの身支度?をしている。ヴィーナスの顔と鏡に写った顔が、あからさまに違うように見えて、この意図は?どう読み解けばいいのか、気になりました。

あと、額縁の上部は、花の装飾がなされていた。


107.ピエール・ナルシス・ゲラン フェードルとイポリット


解説の一部には、こう書かれています。
『義理の息子イポリットにみちならぬ恋をしたフェードルの悲劇を描いた歴史画は、ドラクロアの師となる新古典主義の巨匠ゲランによるものです。フェードルは夫テゼーの留守中、イポリットに恋をしますが、夫が思いがけず帰宅、フェードルは乳母の助言にしたがって、イポリットが自分を凌辱したと偽って罪をなすりつけます。テゼーはイポリット死を求め、フェードルも自殺へと追い込まれます。』


116.ピエトロ・ヴァンヌッチ、通称ペルジーノ・ジョヴァンニ・バティスタ・カポラーリ、通称ビッティ(工房)、エウゼビオ・ダ・サン・ジョルジオ 玉座の聖母子と聖ヒエロニムス、聖アゥグスティヌス


優しい微笑みの聖母子と、左側には、緋色の枢機卿服をまとって、自ら編纂したラテン語訳聖書を持つ聖ヒエロムニスと、右側には、北アフリカの都市ヒッポの司教でアウグスティヌス修道会の守護聖人、聖アウグティヌスが描かれているそうです。


138.ウジェーヌ・ドラクロワ ライオン狩り


1870年の火災で大きな損傷を受けて、上の部分が失われている。この作品を見ると、狩られる方のライオンの躍動感や、迫力があり、強さが際立っているように思えました。

しょうがないことですけど、損傷を受ける前の作品を見たかった気がします・・・。


139.オディロン・ルドン ライオン狩り(ドラクロワ作品に基づく模写)


『ドラクロワのオリジナルの完全な構図を伝える貴重な記録。』と解説に載っていました。ドラクロワの作品に比べると、かなり小さいですが、全体像で見ると、やはり、ライオンと人間の争い(狩り)だというのがよく分かる。


他にも、シャルダンの<肉片のある静物>や、ルーベンスの<聖ユストゥスの奇跡>も良かった。


私は、ワインに関する作品などには、あまり惹かれませんでしたが、ドラクロワの<ライオン狩り>は一見の価値があると思います。約200点もの作品が展示していて見応えもあるので、面白いと思いますよ。

あと、ボルドー展のチケットで常設展示も見れるので、お忘れなく!!


この後わ 京成電鉄に乗って 東中山にある<中華そば とものもと>でディナー(夕食)を食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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